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素晴らしきマインツ!!

2005-05-08 | ブンデスリーガ
マインツ 2-4 バイエルン・ミュンヘン

得点)アウアー、テュルク / マカーイ3、バラック

HOME)マインツ

                 アウアー


         テュルク            ゲルバー

            ダ・シウバ     ババツ
                バリッチ

     ヴァイゲルト                  アベル
            ノビスキ     フリードリヒ

                ヴェトクロ


AWAY)バイエルン・ミュンヘン

               マカーイ

                       ショル
                バラック
      シュバインシュタイガー       ダイスラー
               デミチェリス

     リザラズ                  サニョル
            R・コバチ   ルシオ

                レンジング


<ブルヒヴェークという特別な空間>
「マインツ」というクラブは人を惹きつけさせる何かがある!!
お世辞にも強いとは言えないどころか、チームとしての能力は壊滅的なものだろう。今回ホーム、ブルヒヴェークでの試合でも、前節に優勝を決めて木曜まで練習休みだったという「特別休暇」で緩みっぱなしのバイエルンにサイドを笑っちゃうぐらい突かれて完敗。
ただ、解説の金子達仁氏が、
「監督として、バイエルン・ミュンヘンを優勝させる仕事よりマインツというチームを残留させる仕事の方が難しいかもしれない。」
と言うように、「個々の能力」を見れば0-5になってもおかしくない差がある。それでも2-4にできるのはユルゲン・クロップ監督の手腕と1万8700人収容とトップリーグにしてはかなり小さい規模ながら素晴らしい雰囲気を醸し出すブルヒヴェークというスタジアムのおかげだろう。

そして、試合終了後に待っていたのは他会場の結果により1部残留が決まったという嬉しいニュース!! 歓喜のスタジアムと選手達!!
ユルゲン・クロップ監督はスタンドによじ登りサポーターのもとへ駆け寄り、選手からはドイツ式に大量のビール(グラス)をかけられて手荒い祝福!
なんと“アットホーム”なチームなんだ!! 37才とまだ若いとはいえ、監督がこんなにも選手と一緒にはしゃいでいるチームは見たことがない!!

今シーズンのブンデスリーガ、「影の主役」は間違いなくマインツだった。ブンデスリーガにクラブ史上初めて昇格したこの小さなクラブは前半戦に大番狂わせを何度も演じ、8節には3位にまでつけた。後半戦、徐々にペースは落ちたものの、ホームに迎えたシャルケ戦。その前節、バイエルンを下して単独首位に躍り出た相手に2-1で勝利! そしてこの時もリーグ優勝したかのように歓喜するサポーター・選手・監督!!
バイエルンのバラックも、
「マインツがシャルケに勝ったことが大きかった。」
と、優勝後にマインツVSシャルケが優勝のターニングポイントであったことを認めた。
やはり、このブルヒヴェークでは「何か」をやってくれる。

ボスマン裁決以来、選手の移籍金が高騰し、現在ではバブルが弾けるなどサッカーの「ビジネス化」の進行。CLが誇大化しトップクラブの選手達が抱える「過密日程」の問題。そして、ドイツで起きてしまった審判の「八百長」問題。選手の「ドーピング」問題。など、現在のヨーロッパサッカーを取り囲む様々な暗い問題は多い。
しかし、このマインツというクラブの試合を見ていると、「サポーターと選手が一体になって戦う」というクラブの根幹となる部分を思い出させてくれる! 金子達仁氏が、
「ディズニーのスポーツムービーでも見ているような気分になる」
と語るこのクラブをますます応援したくなった!


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