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イタリア、ドイツW杯優勝!!!

2006-07-12 | W杯

イタリア 1-1 フランス
延長)  0-0
PK)   5-3

得点)マテラッツィ / ジダン(PK)

イタリア)

                      トニ

                     トッティ
                               カモラネージ
             ペロッタ
                            ガットゥーゾ
                     ピルロ

       グロッソ                        ザンブロッタ
               マテラッツィ   カンナバーロ


                    ブッフォン

交代)ペッロッタ → イアキンタ
      トッティ → デ・ロッシ
  カモラネージ → デル・ピエロ


フランス)

                       アンリ

           マルダ                  リベリー
                      ジダン

                          ヴィエラ
                マケレレ

        アビダル                      サニョル
                 ギャラス    テュラム


                     バルテズ

交代)ヴィエラ → A・ディアッラ
    リベリー → トレゼゲ
     アンリ → ヴィルトール


<イタリアが24年ぶりのW杯優勝!!! そして、ジダンの悲しき最期>
開始早々、カンナバーロとの接触によってアンリが意識朦朧に陥ったシーンから、「波乱」の予感がした。
そして、前半5分、準々決勝でルーニーにレッドカードを提示したアルゼンチンのエリソンド主審が、マテラッツィがマルダを倒したとの微妙な判定を下してPK。 このPKを、この試合が正真正銘の「ラストダンス」となるジダンが決めてフランスが先制。



しかし、19分にはピルロのCKからマテラッツィがヘッドで合わせて同点。

今大会最強の守備力を誇る2チームの対戦が、前半20分間でお互いに点を取り合う、意外な展開となった。


しかし、その後は、典型的な「決勝戦の試合」だった。
両チームが、中盤でお互いの攻め手を消し合い、試合は膠着状態となった。

そして、今回の勝負を分けたのは、イタリアの「しぶとさ」と「辛抱強さ」だった。
「しぶとさ」は何と言っても、守備陣の特筆すべき活躍
中盤ではガットゥーゾ、最終ラインではカンナバーロが素早い危機察知からフランスの攻撃の芽を摘み、数度アンリに破られたシーンもGKブッフォンがきっちりとゴールに鍵をかけた。 今大会を通じて最も安定していたCBであるカンナバーロ。 「真の大会MVP」には彼を推したい。
「辛抱強さ」は、フランスの攻撃に耐え抜いた選手達と、敢えて「攻めの放棄」を選択したリッピだ。
互角だった前半と違ってフランスの圧倒的優勢となった後半、リッピはFWのイアキンタとデル・ピエロを投入。 劣勢だった流れを変えて攻撃に転じようとしたが、流れを逆に悪化させてしまった。

しかし、ここでのリッピの決断は早かった。

フランスの守備陣に自らの攻撃が敵わないと判断するやいなや、3トップ気味の布陣から、デル・ピエロとイアキンタの位置を下げ、トニを「意図的に」孤立させて1トップに再び変更。
今大会絶対の自信を持つ「カテナチオ」と言えど、多くの時間を残す中でフランスを相手に「攻めを放棄すること」は、容易な決断ではなかったはずだ。
そして、延長戦に入ってからのイタリアは、「PK戦狙い」の色を一層濃くした。
イタリアは、「相手を倒すこと」ではなく「試合に勝利すること」一点のみに狙いを定めたのだ。 そして、彼らはこれを貫き、勝利した。

 

PK戦において、フランスの選手達に精神的動揺をもたらしてしまったかもしれない、「主将」ジダンの退場。
マテラッツィに対して様々な憶測が飛び交っているが、沸点到達までの時間の異常な速さが、英雄がこれまでのキャリアで時折見せた「裏の側面」であったことも確かだ。
この試合を見た世界中の多くの子供達のために、彼は今回の件の「真実」を明らかにする必要がある。


最後に、アーセナルファンの一人として、アンリに「お疲れ様。」と言いたい。
5月17日には「CL決勝」に敗れ、今回7月9日には「W杯決勝」に敗れてしまった。

わずか1ヵ月半の間で、2つの「世界最高峰の舞台の決勝」において敗北を喫してしまったことは、心理的に大きなショックを受けたことだろう。

今シーズンのヨーロッパビッグクラブに予定されていた日程を最大限までこなし、W杯の日程を最大限までにこなした唯一の選手となったアンリ。 一刻も早くバカンスに入って疲れを癒し、来たる新シーズンに備えてほしい。

 

 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (yum)
2006-07-12 11:39:51
決勝でイタリアが優勝したことが霞んでしまうほどジダンの退場は衝撃的でしたね。しかし、よしんば母親であろうが誰であろうがひどいことを言われたとしても、あれほどの頭突きをくらわすなどもってのほか。ジダンへのGolden Ballは失礼ながら人気優先の感傷的な茶番だと思います。そして、わたしも真の大会最優秀選手はカンナバーロに与えたい!



「もうカテナチオとは呼ばせない」と言っておきながら「やっぱりカテナチオだった」と絶賛されるところがなんとも皮肉と言いますか、イタリアらしいジョークのような感じですが、守備を見ていてこれほど楽しいと思ったのはわたしのサッカー人生において初めてのことでした。



フランスも堅守、しかし「勝たなければならない」というせっぱ詰まった様子が見ていて重苦しく、イタリアの守備とは全く異質のものだったように思います。イタリアはどこまでもスマートでかっこよかったですね。



でもとにかく、ピレス氏お疲れ様でした。





おめでとう、アズーリ



ありがとう、ジズー



あなたのことを永遠に忘れない。
返信する
Unknown (kiriek)
2006-07-12 20:26:36
終わりましたね。

あらゆる意味をこめてItalyあっぱれでした。

フランスはあまりにも固定メンバーにこだわりすぎていたような気がします。

アンリの新シーズンのコンディションが気になりますね。

ピレスさんも連日お疲れ様でした。

あ、Londonの写真待ってますョ~(しつこい?)

返信する
ジズウゥゥ~~~~(T T) (ブルー)
2006-07-13 11:52:42
ファイナルでああいうことが起こるなんて本当に悲しいですw

たとえどんなひどい事を言われたにせよ、ジダンは我慢すべきだったと思います。



そもそもマテラッツィならそれぐらいのことを言ってくるでしょ?(汗)



ただ、私はあれでジダンが嫌いにはなれません。

あの行為を正当化する気は全くないですが、彼がこれまで与えてくれたものが、あの行為で消えてしまうわけでもないと思います。



・・・・やっぱり試合内容よりもジダンの退場に話題がいってしまいますねw



ピレスさん!1ヶ月もの長丁場、本当にお疲れ様でした。

またちょくちょく遊びに来させていただきますので、これからもがんばってくださいね♪



おっしゃるように2つの決勝で敗れたアンリのメンタルが非常に気になります。大丈夫かなぁ?
返信する
Unknown (ピレス)
2006-07-14 00:27:02
>>yumさん

>「もうカテナチオとは呼ばせない」と言っておきながら「やっぱりカテナチオだった」と絶賛されるところがなんとも皮肉と言いますか、イタリアらしいジョークのような感じです



これはホントおっしゃる通りですね(笑) 大会前は「攻撃的なイタリア」との触れ込みでしたけど… まぁやっぱイタリアはこうでないと勝てませんね♪



最後は残念でしたけど、ジダンにはやっぱり「ありがとう」と言いたいですね!





>>kiriekさん

お疲れ様でしたぁ~!!!

ロンドンの写真は、デジカメからブログへの取り込み方がわかり次第載せてみま~す♪





>>ブルーさん

もちろん、正当化なんてできませんが、同情には値しますよね。

「マテラッツィらしい」と言えば、それで終わりな感じですけどね(苦笑)



アンリはほんと心配です… あと1ヶ月ぐらい休ませたい…
返信する