<グループH>
○スペイン 0-1 スイス
得点)フェルナンデス
スペイン)
ビジャ
イニエスタ シルバ
シャビ・アロンソ シャビ
ブスケツ
カプテビラ セルヒオ・ラモス
プジョル ピケ
カシージャス
スイス)
ンクフォ デルディヨク
フェルナンデス バルネッタ
インレル フッゲル
ツィーグラー リヒトシュタイナー
グリヒティング センデロス
ベナリオ
世界中からの称賛に値すべきスイスの守備でした。 4年前の「ドイツW杯」グループリーグからの無失点記録はいまだ続いています。
確かに、スペインが本調子でなかったことを含めてスイスには運もありましたが、最後はスペインのパス回しが単調で得点の可能性を感じさせないものに見えるほどまでに完璧に抑え込んだことは、スイスの戦略・戦術の勝利である他ありません。
ンクフォとデルディヨクによる前線からの献身的な守備、インレルとフェルナンデスの攻守に渡るハードワーク、リヒトシュタイナーの1対1の強さは見事でしたし、GKベナリオもキャッチングにパンチングに非常に安定していました。
そして、スイスが攻めの姿勢を最後まで失わず、あわよくば「2-0」として試合を決めようとした戦略が、結果的に自身の守備の負担も軽くさせました。
“しっかりとした守備からのカウンター”というのは、強国から勝ち点を奪うための基本です。
日本とスイスを比較してはスイスに失礼かもしれませんが、日本がオランダと対戦する際に非常に参考になったであろう試合だったと思います。
スペインでは、シャビ・アロンソが利いていました。 彼のロングフィードの精度と軌道の美しさは、それだけでサッカーというスポーツの魅力の1つを体現しています。
この試合を観て、失ったものの大きさを改めて知ったリバプールファンは多かったことと思います。
<グループB>
○アルゼンチン 4-1 韓国
得点)OG、イグアイン3 / イ・チョンヨン
アルゼンチン)
イグアイン
テベス
メッシ
ディ・マリア M・ロドリゲス
マスチェラーノ
エインセ グティエレス
サムエル デミチェリス
ロメロ
韓国)
パク・チュヨン
ヨム・ギフン イ・チョンヨン
パク・チソン
キ・ソンヨン キム・ジョンウ
イ・ヨンピョ オ・ボムソク
イ・ジョンス チョ・ヨンヒョン
ジョン・ソンリョン
「対・強国」という意味で、先のスイスが非常に良いお手本ならば、逆にこの試合の韓国は悪いお手本となってしまいました。
韓国は全体的に頑張っていましたし、前半を「1-2」で折り返した後半序盤は同点に追いつく気配も感じました。 「1-4」という大差での敗戦は不公平に思いますが、前半の早い時間帯にオウンゴールで失点という展開が良くありませんでした。
また、その後に同じような位置でのセットプレーから失点を重ねたこと、イグアインのように固め取りできる選手を勢いに乗らせたこともよろしくありません。
“序盤に失点しないこと”、
“失点後に集中を切らさないこと”
“勢いに乗ると怖い選手に仕事をさせないこと”は、「対・強国」という意味ではより重要な要素となることを改めて感じました。
<グループC>
○イングランド 0-0 アルジェリア
イングランド)
ヘスキー
ルーニー
ジェラード レノン
バリー ランパード
A・コール ジョンソン
テリー キャラガー
ジェームズ
アルジェリア)
マトムール
ジアニ ブトゥブズ
ラセン イェブダ
ベルハジ カディル
ヤヒア ハリシェ ブゲラ
ンボリ
イングランドの異常なまでのコンディション低下の原因の何なのかが気になります。
ルーニーが運動量を欠いていることは明らかですが、他誰1人として好調を感じさせる選手がいません。
また、かつてのマクラーレン体制下のイングランドであるかのように、世界的スター選手達がそれぞれに遠慮が見られ、チームとしての機能が見られません。
それが顕著だったのが、後半9分にアルジェリアの中盤でのパスミスからランパードが拾ってジェラードにパスを出した場面。
もしリバプールで同じ状況下であれば、ジェラードは迷うことなくファーサイドに強いシュートを打ったことと思いますが、ニアに走りこんだランパードとファーで待つルーニーを意識した結果、中途半端な折り返しとなってチャンスを逸しました。
そして、試合後にはルーニーがファンに対して暴言を吐いた結果、この試合の後味は余計悪いものになり、メディアからのプレッシャーもより大きなものになってしまいました。
イングランドが心配です。
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