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『イノセンツ』 超能力使ってもいいかな??

2024-02-18 02:40:33 | SF

イノセンツ
DE USKYLDIGE(2021年ノルウェー、デンマーク、フィンランド)
 監督:エスキル・フォクト
 脚本:エスキル・フォクト
 出演:ラーケル・レノーラ・フレットゥム(ラーケル・レノーラ・ピーターセン・フレットゥム)
    アルヴァ・ブリンスモ・ラームスタ
    サム・アシュラフ
    ミナ・ヤスミン・ブレムセット・アシェイム
    エレン・ドリト・ピーターセン


 ■ストーリー■
 少女イーダは、夏休みに家族と団地に引っ越してくる。姉のアナが自閉症のため、イーダが日々面倒を見ながら生活していたが、母親はアナに愛情を注いでいるような印象を受けていた。
 そんなとき、イーダはベンという少年と出会い遊ぶようになる。ベンには不思議な力があり軽いものを動かす念動力を持っていた。また、アナは団地の公園でテレパシーを使う少女アイシャと仲良くなるのだが、、、。
  
 ■感想■
 『テルマ』(2017年)の脚本家エスキル・フォクト監督の描く超能力スリラー映画。
 今作のオフィシャルサイトによると、監督のエスキル・フォクトは大友克洋「童夢」からインスピレーションを得たそうです!!

 ノルウェーの映画賞で、本国ではアカデミー賞みたいな賞の【アマンダ賞】監督賞、撮影賞、音響賞、編集賞を受賞しています!! 
 主演したイーダを演じたラーケル・レノーラ・フレットゥム、アナを演じたアルヴァ・ブリンスモ・ラームスタ、アイシャを演じたミナ・ヤスミン・ブレムセット・アシェイムがそれぞれ主演女優賞に、ベンを演じたサム・アシュラフが主演男優賞にノミネートされました。
 【レーヴェンハーツ映画祭】2021年(ノルウェー)で主演女優賞(ラーケル・レノーラ・フレットゥム)を受賞しました。

 今作で主演のラーケル・レノーラ・フレットゥム(ラーケル・レノーラ・ピーターセン・フレットゥム)と母親役のエレン・ドリト・ピーターセンは本当の親子だそうです、、。

 脚本で参加した『テルマ』でも超能力をやんわりな感じで描いていましたが、今作では正面から堂々と超能力を描いています!!
 空を飛んだり、団地を破壊するような過激なシーンはないですが、、もっと現実的なもしかしたら、これくらいならありえるかも??くらいなちょうど良い感じの描き方です!!

 北欧の映画で子どもたちが主人公で超能力を描いた作品で面白そうな作品があるというので(なるべく事前情報得ないようにしているつもりなんですが、今回は、そこまで情報仕入れてました、、)、楽しみにしていたら、、
 期待に負けないくらい面白い!!
 
 超面白い!!本気で面白い!!

 期待して観たのに、、期待して観ているというハードルをはるかに超える面白さ!!こんな面白い映画を2月に観ちゃうなんて、、。今年のベスト10候補です!!
 Z級の映画、1000本分の面白さ!!

 大友克洋「童夢」からインスパイアされたそうですけど、まさに「童夢」をイメージしたかのようなラストの対決シーンの展開!!
 『テルマ』は地味で自分は好きな作品ではなかったですけど今作はすごーく観やすい作品になっています!!

 アナ、ベン、アイシャが超能力を発揮する中、1人イーダだけが普通の人の力しかないので、アイデアで勝負してベンに対抗するのかな??と思ったら、、全然違う展開でした、、、。良く考えれば今作の展開のようになるんだろうなぁって想像できるはずなのに、、ストーリーに入り込みすぎて思いもできなかったです、、。

 ティーンの少年少女が超能力を得て争いになるアメリカ映画『クロニクル』(2012年)より、子どもが力を得たことによって起こる今作の方が、すごーく怖いです、、。ベンが日ごろのストレスからか猫に対して行う行動とか、普通の大人はしないですもんねー、、。

 超能力映画度  ★★★★★
 スリラー度   ★★★★
 子ども映画度  ★★

 

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