『コールドスキン』
COLD SKIN(2017年フランス、スペイン)
監督:ザヴィエ・ジャン
脚本:ヘスス・オルモ
原作:アルベール・サンチェス・ピニョル「冷たい肌」(中央公論社)
出演:レイ・スティーヴンス
デヴィッド・オークス
アウラ・ガリード
■ストーリー■
1914年9月、67日間の航海で何かから逃げて来るかのように青年“ともだち”は気象観測員としてある島にやってくる。島にいる軍から派遣された灯台守と前任の気象観測員アルドールが出迎えてくれるはずだったが、出迎えはいなかった。その後、灯台守のグルナーに会い、前任の気象観測員アルドールがチフスになってその後どこかへ行ったと言われるのだった。
”ともだち”は気象観測の仕事に就くのだったが、その夜、小屋に奇妙な生物の集団が海から現れ襲ってくるのだった、、、。
■感想■
カタルーニャ文学として邦訳された「冷たい肌」の映画化作品。
製作費850万ユーロのどちらかといえば低予算の作品です、、。
自分が良く観るZ級の作品の10倍くらいの製作費ですけど、、。
【ファンゴリア・チェーンソー・アワード】2019年
クリーチャーFX賞にノミネートされました。
原作者自ら脚本を書いているので、原作と同じようなストーリーなんでしょうが、、文学的な作品でなくホラー系な作品です、、。
観よう!観よう!と思っているうちにあっという間にソフト化されてから5年以上!!
現代を舞台にした作品だと思っていたら、時代設定は1914年でした。
まぁ、現代が舞台だったら、あんな半魚人みたいなクリーチャーがいたら大騒ぎでしょうね、、スマホもあるし、すぐに世界中に映像が拡散しちゃいますー、、。
最後に第1次世界大戦が始まっている描写が映るので、、これは人類は戦いをやめられないというコトを言いたかったんでしょうか?
半漁人が襲ってくるシーンとかは、迫力があるものの主人公たち2人にまるっきり感情移入できないので、、自分的には盛り上がらない作品でした、、。
今作の登場人物2人ですけど、大体、半魚人とあんな関係になれるって、どういうコト??
変な病気になっちゃうとか考えない??
この要素だけで、全然ダメでした、、。
ランニングタイム106分の作品ですけど、「金曜ロードショー」(かつてTBSの夜に放送されていた映画枠の、、)とかで実質本編75分くらいにしたら面白くなったかも??
自分的には、灯台に籠城した2人と半魚人の集団との戦いを描いただけの作品にした方が良かったかな??
それじゃ、良くあるゾンビ映画と一緒です、、。
考えさせる要素0で、完全なホラー映画になっちゃうんでしょうけど、、。
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