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DCと保険商品、どちらがいいかではなく、目的は何かが重要です。

2011-09-06 09:32:23 | 企業年金・退職金制度

DCと保険商品、どちらがいいかとううより、DCのここがダメだから保険のほうがいい
ということが論じられる場合の一つに、「DCの積立金は原則60歳まで引き出せない」
ということがあります。

企業型DCに加入していたけれど、60歳前に退職した場合、転職先にDCがないと
個人で掛金を拠出して、手数料を払い、継続していくことになります。

この点のマイナスを膨らませて、DCに否定的になることが多いように思われます。

DCは、いまさら言うまでもありませんが、公的年金だけでは不足する老後生活資金
の確保を目的とした制度で、有利な税制の優遇措置がついています。

保険商品は、
・遺族年金だけでは不足する万一の場合の保障・・・遺族保障
・公的な健康保険では賄えない病気怪我による手術・入院の保障
を準備するための手段です。

目的が違うのです。
・DCで、老後生活の向上のためのお金を貯める。
・保険商品で、公的な制度では不足する万一のための保障を確保する。
それぞれのメリットを生かして、是非使い分けてください。

 


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