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リスクをコントロール

2008-01-25 12:44:04 | 運用

リスクをコントロールする方法としては、
①分散投資
 ・投資対象を分散
 ・投資のタイミングを分散
②長期投資
があります。

■分散投資
□投資対象を分散
分散投資の投資の対象を分散することを表す有名なことわざがあります。
そうです、「卵をひとつ籠に盛るな」です。

投資対象を分散する方法としては、例えば以下のような方法が考えられ
ます。
・性格の異なる商品への分散投資・・・預金+債券+株式 
 
・国際分散投資・・・日本¥+米国$+ユーロ+その他の国
 
同じ性格の商品、同じ通貨に投資していると、全ての卵を割ってしまう
ことが起こります。違う種類、違う通貨に分けると、どれかひとつの籠を
落としても=マイナスになっても、他の籠は大丈夫=他がプラスになれ
ばマイナス分をカバーできるからです。

□投資のタイミングを分散
投資のタイミングを分散する方法としては、「ドルコスト平均法」が知ら
れています。ドルコスト平均法とは、等間隔で一定額を積み立てる投
資手法です。値段の高い時は少ない数量を、値段の安いときは多くの
数量を買うことができ、投資期間の平均購入単価を抑えることができま
す。
【例】
毎月1万円で、ある株式を4ヶ月購入します。

        株 価    購入株数
1ヶ月      200      50
2ヶ月      400      25
3ヶ月      200      50
4ヶ月      400      25

4万円で150株の購入なので、4ヶ月の平均購入単価は4万÷150株=
267円となります。一方株価の平均は、300円ですから、安く購入できた
ことになります。

■長期投資
価格変動のある商品の運用結果は、短期間では正しい判断ができない
可能性があります。目先の値動きで一喜一憂するのではなく、「長い目
で運用成果をみる」ことが必要です。


●確定拠出年金のことを、DCといいます。
 DCは、defined contributionを略したものです。