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企業年金基金連合会の給付未払いは、誰の責任か?

2007-09-12 13:37:08 | 企業年金・退職金制度

本日(2007年9月12日)の朝日新聞の朝刊で、「1998年に企業年金
基金連合会(旧厚生年金基金連合会)は、旧厚労省に未払い報告を
しており、厚生年金からの住所情報の提供を求めたが、旧厚労省は
対応しなかった」と報じています。
また、それと関連して、9日の民法番組で、舛添厚労大臣が「企業
年金は、企業がかってやるものだ。なんでもかんでもお上に文句を
言うな」などど発言していたとも書いています。
私自身は、上記テレビ番組を見ていないのですが、もし舛添厚労大臣
の発言が本当なら、舛添厚労大臣は、年金制度を知らないのでは?と
感じました。
厚生年金基金は、国の厚生年金の報酬比例部分を代行しているわけで
すから、厚生年金とは無関係に、かってに存在しているのではありま
せん。
もちろん、今回の企業年金基金連合会の未払いは、事業主、各基金の
説明責任が大きいと思います。

現役で働いている時の1万円と、年金生活者になってからの1万円では、
1万円の持っている価値、重みが違います。
そういったことを、事業主、基金の事務局、国は、分かっているので
しょうか。

さて、そろそろ私たちは、しっかりと自覚すべきです。
自分のお金は自分で守る、自分の年金は自分で守るということをです。
“お上”にしっかりやってもらわなければいけないことは、いうまでも
ありません。しかし、“お上”に任せておけば安心ではないのです。
“自立”することが、今の時代、そしてこれからは、求められている
のです。