猫じじいのブログ

子どもたちや若者や弱者のために役立てばと、人権、思想、宗教、政治、教育、科学、精神医学について、自分の考えを述べます。

すっきりしない新型コロナ緊急事態宣言延長の日々

2020-05-12 21:30:05 | 新型コロナウイルス

緊急事態延長が決まった後の日曜日に、前日に予約して、妻の誕生日祝いに中華レストランに行った。創作中華を出す店で、期待通りの素晴らしい味だったが、「母の日」というのに、お客は私たち1組しかいなかった。社会的距離を保っても、5、6組に十分な広さがある。外出自粛が、社会生活に深いダメージを与えていることを改めて感じた。

緩和策として図書館を開くと政府が言っているが、横浜市の図書館は閉鎖を5月31日まで延長すると張り紙をしていた。

いっぽう、昼間、緑道を歩くと若い世代が減って、どこからとなく、老人たちが出てきて散歩している。ゴールデンウイークが終わったと実感する。仕事の毎日が、若い世代に、はじまっているのだ。少なくとも、彼らは働いているフリをしないといけなくなっている。

そう、すっきりしない新型コロナ緊急事態の宣言延長の日々がはじまっている。お店に人々が来なく、生殺しのような日々がはじまっているのだ。

新型コロナウイルスの名前は、ことしの2月11日にSARS-CoV-2と名づけられた。新型コロナのRNA塩基配列が、以前のSARSの塩基配列に近いからだ。SARSの弱毒版なのだ。その弱毒版のウイルスに全世界が踊らされているのだ。

きょうのBS TBSの『報道1930』で、“The Hammer and the Dance”(ハンマーアンドダンス)という言葉を紹介していた。西村康稔経済再生大臣が会見で引用したらしい。中身は、新型コロナ感染流行を叩いて、そのあと、ウイルスと共存していくことらしい。概念はべつに新しくなく、ただ、新しい言葉を作ることによって、発言者に注目を集める、コンサルタント業のやり方にならっているだけだ。不愉快極まる。

単に言葉で人を騙すことはやめてほしい。山中伸弥もコンサルタントTomas Pueyoのこの言葉にもったいぶった説明をするのをやめた方がよい。公衆衛生学、疫学には、宗教やコンサルタント業と同じくうさん臭いものがいっぱいある。

「三密」「8割接触削減」も不愉快な言葉だ。キャッチコピーを誰かが作って、それをみんなが疑わず、意味もわからず、その言葉に束縛される。人間は、いつから、そんなにバカになったのか。もちろん、答えは昔からだが、人間が賢くならないことに、いらつく。

N95マスクをして子どもが運動をして死んだという。これも、ばかげている。きのうもきょうもマスクしていると暑苦しい。これから、もっと暑苦しくなるだろう。マスクのために熱中症になるだろう。

もう少し、新型コロナの特性に即して、感染メカニズムを科学的に解明し、専門家は、あれこれを国民に言うべきである。感染のリスクはもっと簡単に減らすことができるはずだ。なぜなら、新規感染者数を医療体制が崩壊しない程度に抑えれば良いだけだから。