『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 ウウ~~~ン…、待てよ? 』

2011-06-28 23:46:23 | Weblog
              


梅雨だと言うのに朝から強い日射し!!!   
日向に出るとジリジリする!

6月も後半、矢張り「ジスガリ」が気になる!!! 婆にムスビを作って貰い山に飼育場に出掛ける。 標高1000m地点だ!
例年だとボチボチ「スガレ追ひ」が出来て居る・・・
謂わば偵察と言った所。
最悪、飼育箱に営巣したヘボちゃんの観察を考えていた。

今日は、広い範囲を想定し、餌、40個を用意。
ジリジリと照りつける林の中を掛けづり回り用意して来た40個をバラ撒く。 そして、早々、イッペ~遣らかし、飼育箱を開ける事にした。
ムスビを齧りながら出入り口を覗き込んでいたが音沙汰ない!!!    ヤベ~かな?
入母屋造りの重たい屋根を上げ、上蓋2枚を上げる。
  
清掃時見た儘の状態!
矢張り放棄したのだ!!!
今度は慌てることなく画像に収める。
コマメに観察すると、外皮も巣盤もその儘だったので、矢張り、開けている最中に親蜂が返って来ていたのだろう? 想像に難くない! 後の祭りだった!!!
「ドンナもんだい!」等とデカイ事を豪語したが、一寸、恥ずかしくなった!!!    
開けたタイミングが、少々、悪かった!
   惜しい題材を葬り、蜂狂らしからぬ技を恥じた!!!   

かなりのショックを持ちながら撒餌の点検に回る。
かなりの餌で齧り痕を見るが、皆、ヒメホソアシナガバチのモノ!!! コイツ等の仲間には、2~3種類居て、大型種はかなりの齧りをするので、ヘボちゃんと間違える程!
ここは、何時でも来れるので、見る端から餌を外す。 結局、確認は取れず仕舞い。 

気を取り戻して続きの場所に、また、撒く!!!
今度は沢筋に・・・
餌を撒きながら面白い事を発見した。 
古傷だが、誰かがスガレ追いをした痕跡を!!!!!
素人集団のスガレ追ひは、痕跡を残すので直に判る! 何回追い捲っているかは定かではないが、道順のように低灌木が折られているから判ってしまう! この場所は、誰も入れない筈なのだがこのような痕跡がある所を見ると、気を付けねばならない!!! 今迄、よく悪戯されなかった!と、考える方が妥当だろう!!!
頭の黒い天敵!慾に絡んでこんな所まで潜り込んで居る!!! 恐ろしい話だ。

1時間程掛けて餌撒きを終える。
木々の空間から北アルプス連峰を眺める。 ボサ~っと30分程独鈷に腰を降ろし、休む。
さて、餌の点検!
この沢筋も応答、全く、無し!
顔に纏わり付く蚊や小蠅が無性に気になる。 虫除けスプレーを掛けて来た筈なのに何故? インチキ!スプレーか? 掛け過ぎると咽るし!!! 厄介なモノである・・・

結局、ホームポジション近傍で、巣穴探しのノンビリとした女王蜂を2匹見ただけだった。
ここには、1000匹近い女王蜂を撒いて居るので、居ない筈はないのだが、遅れていると判断した。 標高も高いので、半月後、もう一度チャレンジ・・・

余りにも惨めだったので、昨年、自然巣を剥かした場所に移った。
だが、ここは、難攻不落の城で、今時のスガレ追ひには不向き!!!と、言う事は判っていたが、時間の関係でチョッカイを出して見たかった。
予想通り、反応なし!
さてさて、今年のスガレ追ひ、どうなるのだろう・・・
思うに、7/中を過ぎないと遊べるようにはならないかも? それ程、今年の陽気は遅れている・・・ そう言えば、庭の「ウメモドキ」まだ、咲き出していねェ~~~ナァ~~~
「ウメモドキ」が時期を知らせる道標だ!!!

夕方、甲州の Abeさんから電話があった。
スガレ追ひと生掘り時期の問い合わせだった。
数巣見付けたようだが、甲州でも、まだ、通いがイマイチだという!!! 
1巣は、5匹/分、と言うのが有る!と・・・ 他は、1匹/4~5分。
前者は掘れるかも知れないが、まだまだ、そう焦る事もあるまい! コロニーの勢力を挙げてからの方がマッチベターだ!と・・・だけ話して置いた。
テニス・ボールサイズになると最高だが!!!
こういう条件は、7/中以降と言う事だろうか?

     『 まだまだ、早いらしい? 』

2011-06-28 00:14:51 | Weblog
             


今時のお天気は当にならない!
家から見る東山、西山には雨雲も掛って居ない!
雨さえ降らなければ、今日は、少々、遠出をしよう!と、決めていた。 何となく決行を誘われる・・・

「ウグイ」のブツ切りを50切れ用意する・・・ 広い範囲に撒く為だ!
車を走れせる事40分、目的地に着いた。 ここは、yの城の一つでもある標高8~900m地点の急坂! 急坂たるや、背面斜度50~60度は有る! 
昨今、長野県は森林税なるモノを課すようになり、その大金で下草刈りや間伐が盛んに行われている。 今日の目的地もこの御利益を受けたのか下草刈られ、思い切った間伐が進んだので、急にヘボちゃんが居なくなった。 営巣条件はある程度の低灌木が必要のようだ!
下から点々とウグイのブツ切りを撒いて行く。 低灌木が無くなってしまったので、棒を起ててそれに吊るす。急な背面斜度をジグザグ状に歩き、餌をバラ撒く! 途中から7~8年前に下草刈りした地帯に入る・・・ ここは、また、低灌木が伸び始め、yの背丈を超えるまでに!!!
急坂のこの低灌木のジャングルをラッセルするのは実に疲れる。 餌の付けばを忘れないように目標物を決めて行く。
その頃、俄雨がパラパラ来た。
風も強いので餌の置く場所も選定しなくてはならない!
50個の餌を撒き終わった時、遥か彼方から12時の時報が聞えて来た・・・
急坂の独鈷に跨って昼ご飯を食べる。 今日は、美味しいビール抜きだ! 難所での事故防止を考えて!!! 偶にはそれらしい行動を採る事もある?   
昼御飯はユックリと40分掛けた。 毎度の事であるが、40~50分で付くような所でなければ「スガレ追ひ」思うようにいかない! 逆に言えば、この位の時間で付くような所でなければならないと言う事だ。
背中のリュックサックが、急に、軽くなった。

この地点でも春蝉が、ガオガオガァ~~~、ガオガオガ~~~と、五月蠅い位に啼いて居る。 時々、猿の鳴き声が響いて来る! 熊との遭遇を嫌い、腰には鈴!手には茸鎌!!!
棙(ねじき)がイイ香りを発している。 全山に繁茂しているから苦しい位に漂っている。

頂上付近から点検しながら帰り道を選ぶ!
今日も主人公は「ヒメホソアシナガバチ」だった!
時々、齧り痕の深い餌を見るが、犯人はどうやらコイツ等だ!!! 待っていると、必ず、コイツがやって来る・・・

結局、下までヘボちゃんには行き合えず! 何となく不作の予感が?
岐阜辺りの暖地では、ピンポン玉サイズのコロニーと言うから、当地は、昨年に続き、不作若しくは、まだ早い?と、判断した。
丁度、餌を点検し終わった矢先、上空から雨子が降ってきた! どうやら、もう止めなさい!!!と、言う信号らしい!

もう、2~3個所ピンポイントで偵察し、「スガレ追ひ」の時期設定を組み替える必要があるようだ!