『 ヘボのアルバム 』

“ヘボ”ちゃんをこよなく愛する蜂狂さんとのコミュウニケーションの場です・・・

     『 “あすけ、 草の根の人びと”、読後感・・・ 』

2011-06-03 23:24:52 | Weblog
                


朝から久し振りの快晴となった。
こういう日は気持ちがイイ!!!
5本ある「夏櫨」の花が咲き出した。 日当りのいい軒先の「夏櫨」は3分咲きと言った所。
案の定、朝から“ヘボ”ちゃんや“アカンバチ”が来て居た・・・ アカンバチは、3匹補殺したが、まだ来ている所を見ると、近所にまだ居るのだろう!
“ヘボ”ちゃん女王蜂は、かなり神経質だ! 陰に有る夏櫨の花の蜜を吸い、アッと言う間に飛び去る。 アカンバチもかなり神経質だ! 巣は、まだ、幼いのだろう?
嬉しい事に上さんが観察出来るようになり、毎日、老い耄れ爺に報告して呉れる!!!        「大したものだ!」と、言って煽ててやると観察も進化しているようだ! 庭に出る頻度は、カミさんには敵わない! 洗濯を頻繁に遣るので、自ずと「夏櫨」の近くに行く・・・ して、見付けてくれるのである。
観察眼は、多いに限る! “ヘボ”ちゃん達、引っ切り無しに来ている訳ではないので、チャンスというモノがある。 その内に、幼虫が大きくなると、もっともっと頻繁に来るだろうが・・・
でも、庭先でこのような観察が出来るのは、ラッキーと言わざるを得ない!
こんな日が、暫くの間続くだろう・・・

さて、先に、豊田市足助町、観光協会の会長:小澤庄一さん執筆「あすけ、草の根の人びと」を紹介した事があった。 小沢さんは屈指の執筆家!!! 文章が非常に上手だ! ボキャブラリーも豊富で老い耄れ爺等が理解し難い言葉がバンバン出て来る!
足助町に助役までおやりになった方なので、行政に明るい! そして、何よりの拘りは、車王国!豊田市のベットタウンとして大発展を遂げているにも拘らず、このような町造りを嫌い専ら地場産業の育成、強化発展に物凄く尽力された! 文章の節節に黒子として地域社会の業者をバックアップし続けた誇り話が頻繁に出て来る。それは、田舎村文化であり、足助屋敷であり、中馬の町並み保存であり、萱葺屋根の保存運動であった。 まち作り草創期の思い出である。
そして、村の起業にも尽力されている!!! グリーンファーム栗園、山村野菜の出荷、愛知いこいの村再開発!等々・・・
むら興しの食の文化育成にも拘って尽力された!!! 地鳥の丸焼きであり、ヘボコンテストであり、猪豚飼育であり、鶫の丸焼き、足助の珍味:岩茸の掻き落とし、等々ユニークな珍話が迸り出て来る!!!
農村起業の柚子加工工場、ビデコン放送局、ベトナムに足助屋敷の再来、オバちゃん起業家の支援等実に微笑ましい農村起業の育成珍話が出て来る。
無能官吏が多いと言われている今日、これだけの業績を残した御仁、そうは居ないだろう? 恐れ入った!!!
そこには、都市近郊の半農体系を夢見る!官吏の奮闘振りが迸り出ていた!!!

この紹介を何時かしよう!と、狙っていたが、遅れに遅れ、今日になってしまった。
3年経てばイエスマン、休まず遅れず働かずの役人衆の中でノーネクタイ、腰手拭を常として、地域造り一辺倒の職場を歩んで来た!!!と、豪語するだけの業績を残して奮闘した活躍振りが迸り出ている随筆集である。   
地元思いの軽快なタッチで書かれていて近親感を覚える!       
素晴らしい随筆集だった。