東京は台風一過の青空です。随分涼しくなって、心なしか秋めいてきたようでもあります。
でも世間的には連休明けの月曜日ですね。私のように旧正月以外はカレンダーに赤字の日がない(涙)ヤクザな稼業に身を堕とした者を別とすれば、連休明け+月曜というのは何とも気鬱なことでしょう。特にサラリーマンの方、お察し致します。
という訳で軽い話題にしておきましょう。中国語にも「避重就軽」という言葉があることですし(カナーリ意味が違うかも知れません)。
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はい、そういう訳で標題の通り「男体盛」です。何も言わずに下のURLに飛んでみて下さい。
●新華網(2005/09/25、『北京青年報』より転載)
http://news.xinhuanet.com/politics/2005-09/25/content_3540627.htm
……ね?タイトルの下に皆さんお馴染みの「女体盛」の写真。さて今度は何をつまもうか……と宙を漂う親爺の割箸が卑猥です。でもここで留まってはいけません。さらに下へ下へとと画面をスクロールさせていくと、ほら、「男体盛」が。
いよいよ気鬱になりましたか。そうですか。まあこの写真、拡大されていたらグロというか精神的ブラクラというか。……「新華網」もそこは心得たもので「女体盛」より小さいサイズにしてあります(笑)。学生時代の飲み会で酔い潰れて寝てしまった奴にみんなで油性マジックで落書きしたのを私は思い出しました。
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この「男体盛」には一応理屈がついているようです。昨年4月、雲南省昆明市のレストランが「女体盛」サービスを始めて話題となったそうですが、その数カ月後、重慶市の『新女性』誌が、
「男女平等」
「女性を商品化する風潮へのアンチテーゼ」
という主題のもとに実施した企画で、実際に誌面を飾ったものです。ただどういう訳か1年以上を経たいまになってその特集が発掘され蒸し返された次第。当時「男体盛」を享受したのは『新女性』誌の女性編集者や出版元の女性従業員、つまり女性に限定されたとか。
こういう行為、つまり「女体盛」や「男体盛」を「芸術的パフォーマンス」と強弁する向きもあるようですが、「男体盛」の写真を見る限り、それは芸術に対する冒涜ではないかと(笑)。芸術を語るならせめてモデルを選んでほしいところです。
私はやっぱり酔い潰れたところを悪戯されたオッサンにしか見えません。どうせなら全身を映してほしかったですね。黒い靴下を履いているような気がするのは私だけでしょうか。
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ちなみにこの記事には「女体盛」=「日本」のような物言いは一切出てきません。反日ネタかと思ったのにちょっと肩透かしを喰った気分です(笑)。
……という訳で秋晴れの朝にふさわしい爽やかなニュースでした。御堪能頂けましたでしょうか?
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