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地方公共団体フォーラム

三菱東京UFJ銀行と三菱UFJリサーチ&コンサルティング主催、大阪市町村職員研修研究センター後援の平成20年度地方協団体フォーラムに参加しました。

テーマは「自治体経営に求められる財政運営」ということで、関西学院大学人間福祉学部教授の小西砂千夫さんの講演がありました。

今年4月から地方財政健全化法が一部施行となり、自治体において公会計改革、財務諸表4表の公開などが求められています。
また、来年度決算から財務指数の数値により財政再建化計画を建てなければならない自治体もでてきます。

そのような国の動きに対して、ここ最近、自治体の公会計に関する研修やシンポジウムが目白押しです。

たいていは現金主義会計の自治体会計はダメで、発生主義会計の企業会計と同じように会計処理をして貸借対照表や損益計算書なども作りなさい。というような方向のものが多いのですが、今日の小西さんは、自治体会計の現金主義会計を卑下する必要はない。なぜなら現金主義会計でこれまでずっとやってこれたのだから、もしだめな会計であれば、こんなに長く続けられるはずがない。
と言われました。

また、なぜ現金主義会計でも行政の財政運営は大丈夫か!ということを発生主義会計の言葉で、発生主義会計をしている人にわかるように伝えられていないからだ。とも言われました。

そして、現金主義会計でも財政指標(これについては、今回の自治体財政健全化法により数値を出すようになったのはよかったとのこと)のうち、特に連結実質赤字比率や将来負担比率を用いることで、自治体財政の持続可能性も見ることが出来ることを説明してくれました。

会計って難しいように思っていましたが、小西さんのお話を聴いていると、「財政分析っておもしろい!」って思えるようになりました。

参加してよかったです。

PS
会場にはたくさんの公務員の人たちが来ていましたが、吹田の職員さんも来ていたかな?わからなかったけど。
小西さんが議会で議員から財政について責められたときの模範答弁も教えてくれましたよ。来ていたらよかったのに。

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