先週、横浜市内で開かれた視覚障害者の集まりに参加した時のこと。全盲の女性(31)が携帯電話にハローキティのストラップをつけていた。「携帯本体の色がダサくて嫌」と言う。見えないのになぜ分かるのだろう? 尋ねると「中学3年まで色が見えていたから。ピンクが一番好き」。バッグの中には口紅が3本。「どれがおすすめ?」と、化粧ポーチを見せ合った▼視覚障害者を1年間取材してきた。点字入りの名刺を渡すと、「すみません、点字、読めないので」と何度か苦笑された。音声読み上げソフトでパソコンも携帯電話のメールもできる時代。視覚障害者といえば点字と思い込んでいた。一緒に外を歩くのに「誘導しなければ」と力んでいたら、逆に道を教えられたことも。想像力が足りないと反省してばかりだ▼3月から東京地方部に異動します。思い込みで本質を見失わないよう、気を引き締めて取材を続けたいと思います。【毎日新聞 2010年2月27日 地方版
2011年卒業の障害者学生対象の就活セミナー
障害者のための総合就職・転職サービス『アットジーピー』を運営するゼネラルパートナーズが、2011年卒業予定の障害者を就活セミナーを、2月14日に開催し、参加者から満足度100%の評価を得た。
このセミナーは、就職活動(就活)中の障害者の学生を対象に、『入社後に働く喜びを感じられる就職』の実現を目指しながら、就活中に自分の就業イメージをリアルに描くことを目的としている。2月14日、第1回目の就活セミナーが、東京国際フォーラムで開催され、多数参加したという。
当日、参加企業の会社説明、障害を持つ先輩社員や人事担当者と交流するランチタイム、先輩社員によるパネルディスカッションなどが行われた。特にランチタイムでは気軽に語り合うことができ、面接や従来の説明会と比べてより具体的で深みのある話ができたと好評だった。午後のパネルディスカッションでは、先輩社員4名がパネリストとして『自分の好きなことをどのように見つけ、仕事につなげたか』というテーマで議論した。
ちなみに、セミナー参加した企業は、JR東海、電通、丸紅、日本アイ・ビー・エムだった。
参加者の高い満足度
参加した学生らによるアンケートの回答では、セミナーの満足度は『大変役に立った』が57%、『役に立った』が43%、『役に立たなかった』と回答した学生はゼロだった。
「少人数で人事の方とお話しすることができた」「内容が他にないものだったのでよかった」「先輩社員の方に直接お話が聞けて良かった」「良くも悪くも障害は関係なく、全力でやればいいという思いに至りました」などというコメントが寄せられた。
次回セミナーは3月27日
就活セミナーは、第2回目が2月21日(日)にすでに行われ、さらに3月27日(土)にも開催される。この日も『自分を伝える』をテーマにしたセミナーが行われる。
場所は同じ東京国際フォーラムで、13時~16時半。参加費は無料。下記の就活サイトより申し込みが必要。
http://work.generalpartners.co.jp/2011/
【 セミナーの事前予約/サービスに関するお問い合わせ先 】
就活サービス運営事務局 担当 : 矢辺
TEL : 03-3270-5573 FAX : 03-3270-6600
E-Mail : shinsotsu@generalpartners.co.jp
WORK MASTER
障害者のための総合就職・転職サービス『アットジーピー』を運営するゼネラルパートナーズが、2011年卒業予定の障害者を就活セミナーを、2月14日に開催し、参加者から満足度100%の評価を得た。
このセミナーは、就職活動(就活)中の障害者の学生を対象に、『入社後に働く喜びを感じられる就職』の実現を目指しながら、就活中に自分の就業イメージをリアルに描くことを目的としている。2月14日、第1回目の就活セミナーが、東京国際フォーラムで開催され、多数参加したという。
当日、参加企業の会社説明、障害を持つ先輩社員や人事担当者と交流するランチタイム、先輩社員によるパネルディスカッションなどが行われた。特にランチタイムでは気軽に語り合うことができ、面接や従来の説明会と比べてより具体的で深みのある話ができたと好評だった。午後のパネルディスカッションでは、先輩社員4名がパネリストとして『自分の好きなことをどのように見つけ、仕事につなげたか』というテーマで議論した。
ちなみに、セミナー参加した企業は、JR東海、電通、丸紅、日本アイ・ビー・エムだった。
参加者の高い満足度
参加した学生らによるアンケートの回答では、セミナーの満足度は『大変役に立った』が57%、『役に立った』が43%、『役に立たなかった』と回答した学生はゼロだった。
「少人数で人事の方とお話しすることができた」「内容が他にないものだったのでよかった」「先輩社員の方に直接お話が聞けて良かった」「良くも悪くも障害は関係なく、全力でやればいいという思いに至りました」などというコメントが寄せられた。
次回セミナーは3月27日
就活セミナーは、第2回目が2月21日(日)にすでに行われ、さらに3月27日(土)にも開催される。この日も『自分を伝える』をテーマにしたセミナーが行われる。
場所は同じ東京国際フォーラムで、13時~16時半。参加費は無料。下記の就活サイトより申し込みが必要。
http://work.generalpartners.co.jp/2011/
【 セミナーの事前予約/サービスに関するお問い合わせ先 】
就活サービス運営事務局 担当 : 矢辺
TEL : 03-3270-5573 FAX : 03-3270-6600
E-Mail : shinsotsu@generalpartners.co.jp
WORK MASTER
「障がいがある人・その支援に関わる人のための無料法律相談会」が3月3日午前10時~午後4時、南区比治山本町の県社会福祉会館で開かれる。広島弁護士会高齢者・障害者等の権利に関する委員会と、県社会福祉士会が主催。
成年後見や相続、労働、契約、債務といった法律問題のほか、障害年金や障害者自立支援法などについて相談を受け付ける。弁護士と社会福祉士、社会保険労務士が対応する。
電話相談(090・9002・3532、当日のみ)もあり。問い合わせは広島みらい法律事務所(082・511・7772)。【毎日新聞 2010年2月27日 地方版
成年後見や相続、労働、契約、債務といった法律問題のほか、障害年金や障害者自立支援法などについて相談を受け付ける。弁護士と社会福祉士、社会保険労務士が対応する。
電話相談(090・9002・3532、当日のみ)もあり。問い合わせは広島みらい法律事務所(082・511・7772)。【毎日新聞 2010年2月27日 地方版
★<大阪市>障害児のドーマン式治療の支援
日時は相談、東淀川区内の依頼者宅。ドーマン式による治療(パターニング)の手伝い。3人1組で1時間半のプログラムを実施。専門知識不要。大阪ボランティア協会(06・6465・8391)。
★<大阪市・豊中市>縫製ボランティア
月・木・金曜10~16時で日時は相談、市内の病院または自宅での作業。入院患者や乳児のための衣服や小物、よだれ掛けなどの縫製。愛の会(06・6334・8068)。
★<大阪市>視覚障害者外出介助ボランティア
4月3日(土)13時半~15時、阿倍野区在宅サービスセンターで講習会。視覚障害者の外出手引きや代読・代筆など。申し込み先着30人。参加無料。視覚障害者支援の会クローバー(06・6672・4450)。
★<海外>引っ越しでできる国際協力キャンペーン~古本やCDが南アジアの子どもたち支援に!~
引っ越しなどで不要となった本やCD、DVDを集めて換金し(ブックオフが協力)、家事使用人として働く少女たちの教育・生活支援などに役立てる。シャプラニール=市民による海外協力の会(03・3202・7863)。
毎日新聞 2010年2月27日 地方版
日時は相談、東淀川区内の依頼者宅。ドーマン式による治療(パターニング)の手伝い。3人1組で1時間半のプログラムを実施。専門知識不要。大阪ボランティア協会(06・6465・8391)。
★<大阪市・豊中市>縫製ボランティア
月・木・金曜10~16時で日時は相談、市内の病院または自宅での作業。入院患者や乳児のための衣服や小物、よだれ掛けなどの縫製。愛の会(06・6334・8068)。
★<大阪市>視覚障害者外出介助ボランティア
4月3日(土)13時半~15時、阿倍野区在宅サービスセンターで講習会。視覚障害者の外出手引きや代読・代筆など。申し込み先着30人。参加無料。視覚障害者支援の会クローバー(06・6672・4450)。
★<海外>引っ越しでできる国際協力キャンペーン~古本やCDが南アジアの子どもたち支援に!~
引っ越しなどで不要となった本やCD、DVDを集めて換金し(ブックオフが協力)、家事使用人として働く少女たちの教育・生活支援などに役立てる。シャプラニール=市民による海外協力の会(03・3202・7863)。
毎日新聞 2010年2月27日 地方版
郵便不正事件に絡み、偽の障害者団体証明書を発行したとして虚偽有印公文書作成などの罪に問われた厚生労働省元局長・村木厚子被告(54)の公判は25日午後も引き続き大阪地裁で行われ、弁護側が、元係長・上村勉被告(40)の被疑者ノートに基づいて証人尋問を行った。ノートには「調書の修正はあきらめた」「冤罪(えんざい)はこうして作られるのかな」などと取り調べに対する不満が記されており、法廷で上村被告は「(村木被告の指示を認めないと)死ぬまで拘置所から出られないのではと思い、怖かった」と当時の心境を証言した。
上村被告は、捜査段階で「村木被告に指示され、証明書を作成して村木被告に渡した」と供述したが、24日の証人尋問で「独断で証明書を偽造し、自称障害者団体『凛(りん)の会』元会員・河野克史被告(69)に渡した」などと覆した。
被疑者ノートは、弁護側が上村被告の弁護人から入手したもので、上村被告の逮捕2日後の昨年5月28日からほぼ毎日記載があった。調書で訂正が認められなかったことを書き込む欄には、「〈1〉村木被告の指示〈2〉村木被告に(証明書を)渡したこと」と記され、検事の取り調べについて「(調書が)かなり作文された」「もうあきらめた。何も言わない」などと書かれていた。
弁護側は、ノートを法廷内のモニターに映し出して質問。逮捕数日後の「多数決に乗ってもいいかと思っている」という記述の真意をただすと、上村被告は「検事から『(村木被告の関与を認めないのは)あなただけだ』と言われ、自信をなくしていた。よくないことだが、『上司に言われてやった』という方が、世間が『仕方がない』と思ってくれるのではないかと考えた」などと答えた。
被疑者ノート 捜査機関による自白強要や利益誘導を防ぐため、弁護人が拘置中の容疑者に差し入れ、取調官の言動などを書き込んでもらう。大阪弁護士会が2003年に考案し、04年には日本弁護士連合会も各弁護士会に2万冊を配布して利用を呼びかけている。
(2010年2月26日 読売新聞)
上村被告は、捜査段階で「村木被告に指示され、証明書を作成して村木被告に渡した」と供述したが、24日の証人尋問で「独断で証明書を偽造し、自称障害者団体『凛(りん)の会』元会員・河野克史被告(69)に渡した」などと覆した。
被疑者ノートは、弁護側が上村被告の弁護人から入手したもので、上村被告の逮捕2日後の昨年5月28日からほぼ毎日記載があった。調書で訂正が認められなかったことを書き込む欄には、「〈1〉村木被告の指示〈2〉村木被告に(証明書を)渡したこと」と記され、検事の取り調べについて「(調書が)かなり作文された」「もうあきらめた。何も言わない」などと書かれていた。
弁護側は、ノートを法廷内のモニターに映し出して質問。逮捕数日後の「多数決に乗ってもいいかと思っている」という記述の真意をただすと、上村被告は「検事から『(村木被告の関与を認めないのは)あなただけだ』と言われ、自信をなくしていた。よくないことだが、『上司に言われてやった』という方が、世間が『仕方がない』と思ってくれるのではないかと考えた」などと答えた。
被疑者ノート 捜査機関による自白強要や利益誘導を防ぐため、弁護人が拘置中の容疑者に差し入れ、取調官の言動などを書き込んでもらう。大阪弁護士会が2003年に考案し、04年には日本弁護士連合会も各弁護士会に2万冊を配布して利用を呼びかけている。
(2010年2月26日 読売新聞)