goo blog サービス終了のお知らせ 

ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

視覚障害者向けお財布型ポータブル紙幣識別機「Wallet(ウォレット)」を開発

2015年12月02日 13時38分51秒 | 障害者の自立

NEDOのプロジェクトにおいて、(株)システムイオは、視覚障害者向けお財布型ポータブル紙幣識別機「Wallet(ウォレット)」を開発、12月1日から製品販売を開始しました。

「Wallet」は、日本銀行券の券面を光学的に読み取り、音声案内やブザー音、振動で通知することによって、新札・流通紙幣を問わず識別を行います。交通系ICカードなどの残額も音声で通知する機能も有しているため、紙幣だけでなく、交通系や流通系のICカードの残額も簡単に確認できます。

NEDOは、今後も福祉用具の実用化開発を推進し、高齢者や障害者の積極的な社会参加(ノーマライゼーション)を支援し、豊かさを実感できる社会の実現を目指します。

 1.概要

 1993年の「福祉用具の研究開発及び普及の促進に関する法律」制定以来、NEDOは高齢者や障害者の生活の質の向上や介護者の負担軽減を図る技術開発に対して、研究開発の助成を行ってまいりました。なかでも、高齢者や障害者の積極的な社会参加(ノーマライゼーション)を支援し、豊かさを実感できる社会の実現を重点項目のひとつにあげています。

現在流通している日本銀行券にはインキの盛りによるざらつきのあるマーク「識別マーク」が表券面の右下に印刷加工されていますが、流通した紙幣ほど識別が難しくなります。これは視覚障害者にとって重要な問題であり、2013年に財務省、日本銀行、独立行政法人国立印刷局が「日本銀行券の券種の識別性を向上させるための取組み」について発表されるなど、券種識別の向上に向けて様々な取り組みが行われています。

今回、株式会社システムイオ(旧株式会社テックアイオーサービス)が課題解決型福祉用具実用化開発支援事業(助成期間:2014年~2015年)によって実用化した日本銀行券券種識別装置は光学的に券面を読み取り、音声案内やビープ音、振動で通知することによって、新札・流通紙幣を問わず識別を行います。加えて、Suicaなどの交通系ICカードなどの残額も音声で通知する機能も有しているため、視覚障害者の方も簡単に残額を確認できるようになりました。本製品は本日より販売を開始しました。

 2.今回の成果

 本製品において、紙幣を焦点距離のない近接カメラと読み取りスイッチで挟み込むことにより、紙幣を収納した状態、かつ収納した方向に関係なく金額を読むことができます。加えて、下記の交通系・流通系ICカードの残額読み取り機能も有していますので、外出時の財布として利用することが可能です。

<基本仕様>

  • 識別可能な券種: 千円券、二千円券、五千円券、一万円券
  • サイズ: 177mm(W)×25.5mm(D)×84mm(H)
  • 重量: 180g
  • 充電方式: ACアダプタ
紙幣識別機断面図

<利用可能なICカード>

  • ・交通系ICカード

    北海道圏: Kitaca(キタカ)、SAPICA(サピカ)

    首都圏: Suica(スイカ)、PASMO(パスモ)

    中部圏: TOICA(トイカ)、manaca(マナカ)

    近畿圏: PiTaPa(ピタパ)、ICOCA(イコカ)

    中国圏: PASPY(パスピー)

    九州圏: nimoca(ニモカ)、はやかけん、SUGOCA(スゴカ)

  • ・流通系ICカード
    nanaco(ナナコ)、Edy(エディ)他

 3.問い合わせ先

 (本ニュースリリースの内容についての問い合わせ先)

NEDO イノベーション推進部 担当:重本、竹内、池田 TEL:044-520-5175

株式会社システムイオ(旧テックアイオーサービス) 担当:清水、塗 TEL:044-589-5270

(その他NEDO事業についての一般的な問い合わせ先)

NEDO 広報部 担当:坂本、佐藤、津佐 TEL:044-520-5151 E-mail:nedo_press@ml.nedo.go.jp


災害時の障害者支援学ぶ 栃木県リハセン、9月の広域水害の活動報告

2015年12月02日 13時32分59秒 | 障害者の自立

 とちぎリハビリテーションセンターは30日、障害者の相談支援に当たる「相談支援専門員」に対する研修会を宇都宮市ゆいの杜(もり)1丁目の県産業技術センターで実施し、9月の県内広域水害の活動報告を基に災害時の障害者支援について学んだ。

 県内の相談支援専門員ら約100人が参加。小山市障がい者相談支援センターの柴田将紀(しばたまさとし)さんは、避難所生活を強いられた精神障害者から「眠れない」といった相談があったことや、障害者と他の避難者との間でトラブルがあったことを紹介。その上で「災害という特殊な環境下では、障害者らの情報を早い段階で正確に把握する必要がある」などと語った。

12月1日 朝刊    下野新聞


触ってアート鑑賞!視覚障害者でも名画を“感じる”ことができる「見えざるアート」が画期的

2015年12月02日 13時23分57秒 | 障害者の自立

視覚障害者の人々でも、世界的な名画を気軽に自宅で楽しめる時代がやってくるかもしれない。

ヘルシンキ在住のMarc Dillonさんが、世界的に有名な絵画を触って鑑賞できるプロジェクト“見えざるアート(Unseen Art)”に着手している。

名画を触って鑑賞

このプロジェクトだが、古典的な名画の3Dモデルデータを3Dプリンターで出力することで、触って鑑賞することができるそう。

「“見えざるアート”により、視覚障害者の方々にとって、美術館やアートギャラリーに行くことが革命となるだろう」とDillonさん。

3Dプリンターで出力するだけ

この名画の3Dモデルデータは、すべて無料とのこと。

つまり、データを3Dプリンターで出力することができれば、さまざまな美術館や展示会はもとより、一般の家庭でも低コストで芸術作品を楽しむ事ができるという。

Marc Dillon

Unseen Artの公式サイトによると、生まれつき視覚障害があるRIIKKA HÄNNINENさんは、「非常にエキサイティングな体験で、真に芸術体験を大きく変えてくれた!」とはじめてモナリザを体験した時のことを語っている。

視覚障害者はもちろんのこと、すべての人が新しい芸術の楽しみ方が体験できるというプロジェクト。

 

現在、INDIEGOGOで出資者を募るキャンペーンを展開中だ。

あなたも“見えざるアート”プロジェクトに出資してみる?

2015年12月01日 13時30分   海外ニュース・国内ニュースで井戸端会議


障害者理解へ共同企画 真岡女子高JRCや真岡市立図書館など

2015年12月02日 13時19分39秒 | 障害者の自立

 【真岡】障害者週間(12月3~9日)に合わせ、真岡女子高JRC部、障害者が就労する田町の「そらまめ食堂」、市立図書館は期間中、合同啓発企画「としょかんプロジェクト」を同図書館で初めて実施する。市民に障害者への理解を深めてもらうことなどが狙い。障害関係の本を紹介するコーナーを設けるほか、ワークショップや読み聞かせなどを行う。協力関係を仲介した県障害者相談支援協働コーディネーターの渡辺太樹(わたなべたいき)さん(36)は「異なる団体が協力し、啓発活動を行うのは県内でも珍しい」としている。

 障害者に対する不当な差別を禁止する障害者差別解消法が来年4月に施行されるのを前に、障害者への正しい理解を促すことなどが目的。渡辺さんが8月、個別に福祉活動を展開していた各団体に合同企画を提案した。

 真岡女子高JRC部とそらまめ食堂は11月2日から準備を開始した。週1回、放課後に同食堂に集まり、期間中に展示するパネルなどを共同製作してきた。

 同部は期間中、障害をテーマにした絵本の読み聞かせ会を実施する。同部部長の2年武田奈々(たけだなな)さん(17)は「子どもたちが、社会にはいろいろな人がいることを知る機会にしたい」と話している。

11月30日   下野新聞


大原美術館 障害者対象に特別開館 ギャラリートークは手話通訳付き

2015年12月02日 12時56分13秒 | 障害者の自立
 誰もがゆっくり芸術を楽しめる環境整備を目指して、大原美術館(倉敷市中央)は30日、視覚・聴覚障害者や乳幼児を連れた人らを対象に特別開館を実施した。気兼ねなく芸術鑑賞してもらうとともに、参加者の意見を今後の施設運営に反映させる。

 約80人が訪れ、本館2階では耳が不自由な人に向けて手話通訳を付けたギャラリートークを開催。モネの「睡蓮」の前では「描かれているのは水面だけだが、よく見ると、雲や太陽の光、木や葉の影の反射などが分かる」といった学芸員の解説が手話で伝えられた。

 分館では視覚障害者を対象にした鑑賞会があり、同館のスタッフが、絵画の構図や色使いなどを一点一点丁寧に紹介。岸田劉生の「童女舞姿」では、「髪型は肩までのおかっぱスタイルで、きれいな赤の着物を着た少女」との具体的な説明に、参加者はうなずきながら聞き入っていた。

 緑内障で視力を失った笠岡市内の男性(82)は「説明してもらうと、頭の中でイメージが広がり、絵の様子が手に取るように分かる」と満足した様子だった。

 特別開館は、あらゆる鑑賞者に対して「人生がより豊かで真実味あるものとなるように、美術や文化に接する自由で良質の場を提供する」ことを使命の一つに掲げる大原美術館が、2013年から開催。柳沢秀行学芸課長は「バリアフリーの実現に何が必要か、参加してくれた皆さんの意見からわれわれが学ばなければならない。今後も継続していきたい」と話していた。