宇都宮市泉が丘の障害者支援施設「市泉が丘ふれあいプラザ」で四日、施設に通う障害者らが、塗装業者の人たちと一緒に外壁の塗装に取り組んだ。
障害者の創作活動や社会参加を促そうと、日本塗装工業会県支部が県内各地で行っているボランティア活動の一環。今回は、九日までの障害者週間に合わせて企画した。
あらかじめ下地が白く塗られた非常階段の外壁に、二十~六十代の障害者らが手袋に塗料を付け、壁面に押し当てて装飾。緑やピンク、黄色の手形で花を表現し、ボランティアの塗装業者が手形を足して完成させた。
色とりどりの花々が草むらなどに咲くデザインに合わせ、元気よく飛ぶツバメも描いた。作業を終えた人たちは「楽しかった」「面白かった」と声を弾ませていた。
日本塗装工業会県支部の副支部長で、県塗装業組合の高橋義行理事長は「塗装に興味を持ってもらい、町がきれいになることの役に立てれば」と話した。