ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

視覚障害いろは歌 日常の体験、五七五に

2015年02月01日 01時35分56秒 | 障害者の自立

 東大和市の鈴木儀二郎さん(82)が、自らの体験を元にした「視覚障害いろは歌」を作った。目が不自由な生活での困りごとや支援への感謝など、日頃の思いを五・七・五の17文字に込めた47点の歌は、視覚障害者に接する人の参考にもなる内容になっている。

 鈴木さんは、視力が徐々に低下する難病「網膜色素変性症」を患い、1970年頃に視力を失った。その後も特別養護老人ホームで高齢者のリハビリテーション支援などの仕事に従事し、現在は同市の視覚障害者団体「ひとみサークル」の会員として、障害者の支援活動などをしている。

 昨年12月の障害者週間に合わせて、市が視覚障害者への理解を市民に深めてもらうためのイベントを開くことになり、歌づくりを思い立った。毎日2~3点を作っては点字にして書き留め、約2か月がかりで100点以上を作った。市側とも相談し、このうち47点をピックアップし「視覚障害いろは歌」とした。

 同月7日に同市中央公民館で行われた市のイベントでは、アイマスクをした疑似体験などが行われ、会場にいろは歌も展示された。

 「引く手より 貸してください 肩と腕」

 親切な人が手を引いてくれる場合があるが、手を引かれるのは右に行くのか左に行くのかも分かりづらく不安で、肩や腕に手を置かせてもらう方が助かりますとの思いを込めた。

 「イスの位置 背もたれ座面 教えてね」

 会議などに参加する際、いすの場所を説明されて背もたれに触れても、左右どちらに座面があるかわからず、手探りをしてようやく席につく苦労をにじませている。

 「分かれ道 教えてもらえる 人を待つ」

 つえを持って歩いていても、一人の時には様々な場面で手助けが欲しい状況があることを理解してほしいとの思いを歌にした。感謝を込めて、「差し出され 握手する手の 温かさ」という歌も作った。

 鈴木さんは「普段の生活や、愚痴のようなものもあるが、視覚障害者の本音だと思って、理解が広がってくれればうれしい」と話している。

 「視覚障害いろは歌」は、一覧にしたものを東大和市役所で配布しているほか、同市のホームページからダウンロードすることもできる。

問い合わせは同市障害福祉課(042・563・2111)へ。

2015年01月31日   読売新聞

障害者控除対象者認定申請書を誤送付 180人分 /新潟

2015年02月01日 01時33分13秒 | 障害者の自立

 小千谷市は30日、個人情報が含まれた障害者控除対象者認定申請書180人分を別人に誤送付していたと発表した。

  市保健福祉課によると、28日に市民から「封書の中身が違う」と問い合わせがあり発覚した。27日に書類を送付する際、職員があらかじめ同申請書に印字されている名前を確認せずに封入してしまったという。

 申請書は2014年中に新たに介護保険の要介護認定を受けた障害者が、所得税や住民税の申告時に使用する書類で、住所、氏名、要介護度などが記載されている。同課は回収を急ぐとともに、複数の職員が再確認するなどのチェック体制を徹底させたいとしている。

毎日新聞 2015年01月31日 地方版


湯沢の障害者施設:県、虐待で初の改善勧告 障害者施設運営の市に /秋田

2015年02月01日 01時29分29秒 | 障害者の自立

 湯沢市が運営する障害者支援施設「皆瀬更生園」(同市皆瀬、藤木頼己園長、81人入所)で、職員による入所者への虐待が相次いで発覚した問題で、県は障害者総合支援法に基づき、市に再発防止を求める改善勧告を出した。虐待事案で改善勧告が出されるのは、県内初。

  勧告は29日付。職員が入所者にノートを投げてけがをさせた▽入所者に対して医師の指示がないのに1日2万歩の歩行を課した▽大声を上げて向かってきた入所者を床に押さえつけ顔を平手打ちした−−3事案について、身体的・心理的虐待であると判断。虐待防止に向け、マニュアルの整備や職員研修などの改善措置を30日以内に講じ、県に報告するよう求めた。

 また、事案の一部について湯沢市が把握したにもかかわらず、障害者虐待防止法で義務づけられている県への報告を怠ったとして、改善策を講じるよう指示した。同市福祉健康部の奥山耕伸部長は「指導を受けた事項については、速やかに改善に取り組む」と話した。

毎日新聞 2015年01月31日 地方版