ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

相談応じます 虐待、解雇や借金など

2012年09月12日 01時58分05秒 | 障害者の自立
 大分地方法務局と県人権擁護委員連合会は16日まで、高齢者や障害者に対する虐待、嫌がらせなどに関する全国一斉の電話相談「高齢者・障害者の人権あんしん相談」を開設している。相談はTEL0570-003-110。人権擁護委員や法務局職員が相談に応じる。
 子どものいじめ問題への関心が高まっていることから、「子どもの人権110番」も併せて実施。学校でのいじめ、体罰、児童虐待など、子どもに関する人権問題をフリーダイヤル0120-007-110で受け付ける。
 相談は午前8時半~午後7時。15、16日は午前10時~午後5時。
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 自殺予防週間(16日まで)に合わせ、県弁護士会と法テラス大分は13日午後1~6時、解雇や賃金未払い、多重債務、生活保護などさまざまな悩みについて弁護士が無料で相談に応じる「暮らしとこころの相談会」を開く。
 電話相談(TEL097-536-2227)のほか、弁護士と臨床心理士がペアで対応する面談がある。面談は大分市中島西の県弁護士会館で実施し、同会(TEL097-536-1458)へ予約が必要。

大分合同新聞 -[2012年09月11日 14:40]

在宅支援の動き広がる 24時間体制、県の訪問事業

2012年09月12日 01時50分45秒 | 障害者の自立
 精神障害者や認知症患者の増加が続く中、在宅での生活を支援する動きが徳島県内で広がっている。県は2012年度、精神科医や保健師、看護師らのチームが自宅を訪問する事業をスタートさせた。治療の遅れ・中断により重症化したり、地域での支援が不十分で、入院に頼らざるを得なくなったりしていた従来の課題改善を図るのが狙い。24時間体制で患者、家族をサポートする。

 厚生労働省が11年度から試験的に行っている精神障害者アウトリーチ(訪問支援)推進事業で現在、徳島を含む22府県が取り組んでいる。県は運営を徳島市の医療法人・睦(むつ)み会に委託。4月から専門職チームが保健所などと連携を取り、今は8人の自宅を訪問し、相談に応じている。

 チームは約10人。医師のほか、精神保健福祉士、作業療法士、臨床心理士ら。精神障害の当事者らも加わって毎週、協議し、専門的立場で状況に合った支援方法を話し合う。

 対象となるのは、引きこもりなどによる未受診者、受診中断者、はいかいや暴力などの症状を伴う認知症患者など。

 チームの一員で、睦み会が運営する城西病院の井上秀之医師は「精神障害者も認知症の人も地域で生活をしたいと思い、その方が症状にプラスの場合があるのに、地域生活を支えるシステムが今までなかった」と話す。その上で「訪問事業によって症状の安定や生活支援、家族の負担軽減などが図られ、地域での生活が可能になる」と効果を指摘する。

 県精神障害者家族会連合会の美馬八重子事務局長も「24時間体制の生活支援は障害者にとっても家族にとってもありがたい。住み慣れた地域で暮らすことができる社会の実現へ、取り組みを充実してほしい」と期待を寄せる。

 厚労省の患者調査によると、統合失調症の県内患者は1996年の7千人から08年に9千人に増加。認知症患者は高齢化の進展に伴い、10年の1万5千人が35年には2万5千人近くにまで増えると見込まれている。

 いずれも介護の負担の大きさなどから精神病床に入院する事例が多く、地域での生活支援策充実が課題とされてきた。今回のアウトリーチ推進事業もその一環だ。


【写真説明】精神障害者の在宅支援方法を協議するチーム=徳島市南矢三町3の城西病院

徳島新聞 -2012/9/11 10:38


時代を駆ける:月乃光司/1 弱さや痛み、叫ぶ「祭典」

2012年09月12日 01時44分46秒 | 障害者の自立
 ◇KOJI TSUKINO

 心身障害者が自分を表現するパフォーマンス集団「こわれ者の祭典」が10周年を迎えた。代表の月乃光司さん(47)は元アルコール依存症患者だ。自分の病気や生きづらさに苦しんだ日々をつづった自作詩などの絶叫朗読をしている。障害や病をありのままに受け入れ、さらけ出すことで、生きる力に変えていこう−−。そんな思いで、詩を叫び続けている。

 《祭典では主に新潟に住む心身障害者のメンバー7人がステージで自己表現する。多くのメンバーは心の病やひきこもり経験がある。孤独や心の痛み、対人関係の苦しさなどをつづった自作詩の朗読が主なパフォーマンスだ。02年に心の病のある友人と一緒に「病人のパフォーマンスイベントを開こう」と始めた》

 27歳の時、アルコール依存症患者の自助グループに出会ったことが私自身の回復のきっかけでした。自分の体験と現在をお互い語り合うのが活動の基本でした。体験を語るという意味ではパフォーマンスも一緒です。自問自答するより、人が聞いて反応してもらうことで吐き出せるものがある。グループ内か、外に向けるものかという違いです。孤独に苦しむ人は自分と社会に接点はないと思ってしまいがちです。でも、弱さや痛みといったマイナス面も重なり合えば仲間になれます。

 《新潟や東京で開いてきた祭典は約50回。今月16日には新潟市で、作家の雨宮処凛(かりん)さんと精神科医の香山リカさんをゲストに10周年記念イベントを開く。22日には東京・新宿で開く予定だ》

 10年も続けられて、ありがたいですね。観客として来てくれるさまざまな悩みや病を持った人たちが、変わっていく様子を見るとうれしい。ひきこもりだった人が人とのつながりができて明るくなっていく。「人ってこんなに変われるんだ」と思います。終了後には交流会も開いています。それが目的で来るという人もいます。また、自助グループや支援団体の連絡一覧表も配っています。イベントだけでは治療効果は少ないので、自助グループなどにつながってくれたらと思います。

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 ■人物略歴

 ◇つきの・こうじ

 1965年2月、富山市生まれ、新潟市在住。近著に「人生は終わったと思っていた」(新潟日報事業社)。会社員


毎日新聞 2012年09月11日 東京朝刊

折り畳みリヤカー配備 要援護者の津波避難に 田辺市

2012年09月12日 01時41分07秒 | 障害者の自立
 高齢者や障害者といった要援護者の津波避難に役立てようと、和歌山県田辺市は、折り畳み式のリヤカーを60台購入する。津波被害が予想され、要援護者がいる町内会に1台ずつ無償貸与する方針。開会中の9月定例会に事業費210万円を提案している。

 自力で避難できない要援護者をリヤカーに乗せて安全な場所に運ぶのに使う。価格は1台約5万円を見込んでいて2012年度に42台、13年度に18台を購入する。

 市によると、津波が予想される地域やその周辺の海抜の低い地域で要援護者がいる町内会が60あるという。

 このほか、9月定例会では防災対策として、津波避難誘導灯に太陽光発電式を導入する事業も提案している。

 津波避難誘導灯は避難路や避難施設、避難ビルの付近に設置するもので現在市内に97基ある。本年度に蓄電池内蔵型の発光ダイオード(LED)による津波避難誘導灯47基を設置する予定で、当初予算に1280万円を計上していたが、県の地域グリーンニューディール基金を活用することでこのうち19基を太陽光発電式に変更することになった。変更に伴って622万円を追加補正する。

紀伊民報 - (2012年09月11日更新)

楽しさも共有…シェアハウス

2012年09月12日 01時29分20秒 | 障害者の自立
 個室でプライバシーを保った生活をしながら、共用のキッチンやリビングルームなどで入居者同士のつながりも楽しめる。そんな「シェアハウス」が増えている。音楽好き同士が入居したり、障害者と健常者が一緒に暮らしたりと、タイプも様々だ。

音楽、農園…つながり多様化

 千葉県市川市の「シェアレジデンス市川」(4階建て)は、企業の社員寮だった建物を改装し、昨春から入居の募集を始めたシェアハウス。6・5畳のワンルームを中心に計50部屋あり、1階には100平方メートルの共用のキッチン兼リビングルームがある。

 入居者は20~40代前半。男女はほぼ半々で外国人も2割いる。朝晩はキッチンで並んで調理しながら会話をしたり、作ったおかずを交換したり。ホワイトボードには「バーベキューをしませんか」といった呼びかけが書かれることも。

 同じ1階に、ギターやドラムが置かれた音楽スタジオもあり、自由に演奏できる。今春に近くのアパートから引っ越してきた大学院生の小林俊策さん(22)は、「趣味のギターを練習できるのが入居の決め手になった。他の入居者と一緒に演奏することも多く、年上の友人がたくさんできた」と話す。共益費を含めた家賃は月6万円から。周辺の賃貸物件と同水準だという。

 シェアハウスには、こうした集合住宅のほか、一戸建てもある。鍵付きの個室で寝起きするが、共用のリビングルームやキッチンがあり、週末は食事をしながら一緒に過ごせる。一人暮らしの気ままさと、共同生活のつながりを同時に味わえるのが特徴。入居者の大半が単身の若者だ。シェアハウスの情報サイト「ひつじ不動産」を運営する北川大祐さんによると、把握している物件だけでも約1150棟、1万6000戸。主に都市部で急増中だ。

 共有する時間の過ごし方は様々だ。本や写真集を持ち寄って「図書室」を作ったり、ビリヤードを楽しんだりするところも。最近は個性的なシェアハウスも目立ち、農業に興味のある若者同士が一緒に住んで農園で野菜作りをするケースもある。

 北川さんは、「これまで20~30代の単身者はプライバシーに重きを置き、個人の生活を重視する傾向が強いと言われていたが、『誰かと過ごす』ことの楽しさが見直されてきたのではないか」と話す。

 一方、福祉の分野でも、シェアハウスを活用する動きが広がる。障害者を支援するNPO法人「ぱれっと」が、2年前に東京・恵比寿に開設した「いこっと」は木造3階建てのシェアハウス。知的障害のある女性2人と健常者の男性4人が暮らす。帰宅時間が異なるので平日は別々だが、週末には一緒に夕食のテーブルを囲むことも。30代の会社員女性は、「最近ピアノを始めたが、ほかの5人が発表会に来てくれた。ここに引っ越し初めて人とつながる喜びを知った」と話す。

 児童養護施設を出た若者が、シェアハウスに住んで独り立ちの準備をする試みもある。NPO法人「ブリッジフォースマイル」は4月、東京都内の新築住宅を借り、6人まで入居できるシェアハウスにした。現在、施設を出たばかりの専門学校生の女性(18)が一般の社会人女性(34)と暮らし、家事や社会生活に関するアドバイスを受けている。

 他人と共に過ごす時間を、人としての成長にも役立ててもらうのがねらいだ。


住人同士が音楽スタジオで演奏を楽しめるシェアハウスもある(千葉県市川市で)

生活ルール まずチェック

 入居者同士のふれあいが楽しめるシェアハウス。だが、一人暮らしとは異なり、共同生活のルールもある。契約トラブルにも注意したい。

入居決める前に見学

 入居者それぞれに個室があるにしても、朝晩、洗面所や台所で顔を合わせることになる。

 これまで約40か所のシェアハウスを取材してきたフリージャーナリストの西川敦子さんは、「必ず見学に訪れよう」とアドバイスする。入居者が共用スペースで過ごすことが多い休日の昼間に訪問し、暮らしぶりを質問するといい。入居者の年齢や職業も確認する。「自分のライフスタイルと合うのか考えましょう」

トラブル回避

 人間関係のトラブルはつきもの。多くが、ゴミ出しや共用スペースの使い方や掃除、生活音などをめぐってのものだ。もめごとを避けるため、どんな決まりになっているか確認しよう。洗濯機が使える時間や、喫煙のルールなどについても事前に把握しておきたい。

契約内容に注意

 不動産会社などの業者がシェアハウスの入居者を募集し、管理・運営するケースが多い。ただ、家主がインターネットなどで直接募集することもある。契約内容は必ず確認しておこう。

 東京都消費生活総合センターによると、シェアハウスをめぐる相談が増えているが、その多くが契約トラブルによるもの。事前に説明のないまま、退去の際に多額の解約料を求められたという苦情もあるという。

 また、シェアハウスは、通常のマンションやアパートの「賃貸借契約」と異なり、「定期借家契約」を結ぶことが多い。あらかじめ定められた入居期間が満了すると、契約は終了する。家主が再契約に応じないと、退去しなくてはならない。こうした契約内容をわかっていない入居者もいる。

家具や家電どうする

 台所の冷蔵庫や電子レンジは多くが共用だ。個室にベッドやエアコンが備えつけられていることもある。

 シェアハウスに入居する場合は、これまで使っていた家具、家電の一部を手放す必要が出てくるかも。逆に、シェアハウスを出るときには、家具や家電が必要になる。細かいことだが、気をつけたい。


シェアハウスを見学する際には、生活のルールをよく確認しておきたい(埼玉県和光市のソーシャルアパートメント和光で)

(2012年9月11日 読売新聞)