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ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

知的障害者支援施設の入所者死亡事故、不起訴

2009年12月28日 00時52分38秒 | 障害者の自立
 横浜市保土ヶ谷区の知的障害者支援施設「恵和青年寮」で6月、男性入所者(当時62歳)を押し倒し、死亡させたとして傷害致死容疑で書類送検された別の入所者の男性(26)について、横浜地検は25日、嫌疑不十分で不起訴とした。

 地検幹部によると、目撃者がおらず、当時の状況が判然としないことや、死亡した男性は重度の脳性まひにより歩行が困難で、自分で転倒した可能性もあることなどを考慮し、不起訴としたという。

 保土ヶ谷署によると、書類送検された男性は6月28日朝、洗面所で男性を押し倒し、7月5日に頭蓋(ずがい)内出血などで死亡させた疑いが持たれていた。


「障害者に生きる希望」

2009年12月28日 00時51分12秒 | 障害者の自立
逸失利益認定 涙浮かべる両親
 「画期的な判決」――。生きていれば得られたはずの逸失利益を、重い知的障害者にも認めた25日の青森地裁の判決で、原告となった野辺地町の両親は会見し、「障害者や親にとって生きる希望になる」と涙を浮かべた。ゼロと突きつけられた「命の値段」を問うて2年9か月。支援者も「障害者の雇用促進につながる」と喜びをかみしめた。

 判決は、重度知的障害の長男(当時16歳)が2004年7月に北海道北斗市の福祉施設で死亡したのは、施設や職員の責任だったと認めた。その上で、損害賠償額のうち焦点だった逸失利益を、就労は可能だったとの認定のもとに、約600万円と算出した。

 「障害者も働けるという可能性を裁判所が認めてくれた」。母親(51)は会見で身を乗り出すように喜びを語り、この日のために単身赴任先の米国から一時帰国した父親(50)も、時折、目元をハンカチでぬぐって判決文を右手の指で追った。

 事故の後、施設側から示された損害賠償を巡る文書の一文で提訴を決断した。「逸失利益はゼロ」。「息子は電動工具も使えたのに。将来は特性を生かして就業するつもりだったのに……」。長男の死と向き合うのはつらかったが、07年3月に提訴に踏み切った。母親は会見で、「仏前には、あなたの命の尊厳が認められたよと報告したい」とも語った。

 同席した原告代理人の児玉勇二弁護士は「障害者の権利を認める全国的な流れに沿った画期的判決。同様の裁判を戦う人たちの希望となるだろう」と評価。ただ、算出の基準は労働者の平均賃金には届かず、また差し引かれる生活費控除率も健常者より多い7割となったことを課題にあげた。

     ◇

 被告の社会福祉法人「侑愛会」の大場公孝理事長は判決を受け、「ご冥福をお祈りし、ご家族に改めてお詫びします。判決内容を厳粛に受けとめ、今後とも安全管理には万全を尽くして参ります」とのコメントを出した。


神ノ島に進出へ 障害者20~30人雇用--協定調印 /長崎

2009年12月28日 00時49分51秒 | 障害者の自立
 全日本空輸(本社・東京都)が11年5月に予約・案内センターを長崎市の神ノ島工業団地に開業するのに向け、県、長崎市との立地協定調印式が22日、同市内であった。全日空の長瀬真副社長は11年に120人、17年には450人まで新規雇用、障害者の雇用も進める計画を明かした。

 センターは総事業費約22億円。1・8ヘクタールに鉄骨2階建て延べ4700平方メートルを建設し、320台分の駐車場を備える。採用募集は24日から。

 全日空は東京、大阪、福岡、札幌の4カ所にセンターを置くが、いずれもビル内で、車での通勤はほぼ不可能。同社は「障害者は20~30人は雇用したい。そのためには駐車場は必須」と長崎進出のメリットを挙げる。進出に伴い、大阪のセンターは13年に閉鎖する。

 調印式に臨んだ金子原二郎知事は「神ノ島団地は苦戦が続いていたが、全日空の進出で環境は一変する」と歓迎した。

障害者の医療費軽減、来年度予算案に盛り込まれず

2009年12月28日 00時47分33秒 | 障害者の自立
 障害者団体が来年度予算で要求していた障害者の医療費の負担軽減措置が予算案に盛り込まれず、障害者自立支援法の違憲訴訟の原告団らは25日、見直しを求めて、鳩山由紀夫首相あての申入書を厚生労働省に提出した。原告団らは、「適正な応能負担に政策変更するとした方針からも、民主党のマニフェストの趣旨にも反する」としている。

 今回の負担軽減措置は、市町村民税非課税の障害者らを対象に福祉サービスを無料化する内容。ただ、障害にかかわる手術などの医療費は、1割負担のままとなった。

 厚労省は、医療費分も含めて「300億円前後」(長妻昭厚労相)の予算を想定していたが、概算要求は金額を明記しない「事項要求」となった。医療費分が除かれた結果、予算案への計上額は107億円にとどまった。

障害者と「第九」歌おう 来年5月

2009年12月28日 00時46分51秒 | 障害者の自立
支援団体、参加者募集
 障害者の生活を支援する福祉団体「ゆきわりそう」が来年5月4日、東京芸術劇場(豊島区西池袋)大ホールで開く「祈りのコンサート」の参加者を約100人、募集している。

 ゆきわりそうは「私たちは心で歌う目で歌う合唱団」を編成し、健常者と障害者が同じステージに立つコンサートを開いており、ベートーベンの「交響曲第九番」を、東京フィルハーモニー交響楽団の演奏で歌う予定。障害者が歌いやすいように「第5パート」が付けられている。現在、約80人が練習をしている。

 練習は毎週日曜午後1時半~4時、ゆきわりそう風の樹ビル2階(豊島区南長崎)で行う。指揮者やピアニストなどへの謝礼などに1回1200円が必要。新年は1月10日から。ゆきわりそう代表の姥山(うばやま)寛代さん(75)は「すべての人々よ兄弟になろう、というベートーベンのメッセージを理解する方にぜひ参加してほしい」と話している。問い合わせは合唱団事務局(03・3565・3859)へ。