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ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者、高齢者快適に 盛岡で乗務員研修

2009年12月19日 23時59分15秒 | 障害者の自立
 東北運輸局岩手運輸支局と県バス協会は18日、盛岡市三本柳のふれあいランド岩手で、バスとタクシーの乗務員向けバリアフリー教室を開催した。車いすやアイマスクなどを使って障害者や高齢者の感覚を体験。参加者は、障害者らへの理解を深め、今後の接客へ反映させようと決意を新たにした。


 午前中は、盛岡市近郊のタクシー会社の運転手約40人が参加。視覚障害者の立場から盛岡市の鍼灸(しんきゅう)師阿部哲雄さん(62)が講演した。

 車いす体験では、参加者が2人一組で、車いす利用者と段差やバスの乗降などの介助を実践。介助者は、タイミングやスピードに気をつけ、声を掛けながら段差を下りた。

 矢巾タクシーの猿館浩さん(46)は「これまで体験したことがなかった。今回の経験を、障害がある方の立場になったサービスができるよう生かしていきたい」と話した。

 視覚障害者体験では、アイマスクをした参加者が右手でつえを持ち、介助者の肩に左手を置いて、ゆっくりと施設内を歩いた。阿部さんは「視覚障害者はタクシーを利用する機会が多い。タクシーを降りてからも、行き先まで付き添ってもらえると安心できる」とアドバイスした。

 午後は、バス乗務員が受講した。

 同運輸支局がタクシー運転手向けにバリアフリー教室を開くのは初めて。船生弘隆支局長は「心をバリアフリーにし、これからも障害がある方や高齢者へ乗降の手助けを積極的にしてほしい」と語る。


阿久根市長:また差別語 抗議に反論、ブログは記述修正

2009年12月19日 23時54分46秒 | 障害者の自立
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(50)が18日、障害者への差別的記述に対する抗議に訪れた障害がある熊本県議らに対し「『めくら千人、めあき千人』との言い回しがあるが、どう言えばいいのか」と差別用語を持ち出して反論していたことが、関係者への取材で分かった。竹原市長は就任直後のブログにも同様の言葉を記載していた。市長は同日「差別的記述」と批判された11月8日付ブログの一部を削除した。県議らは「絶対に使ってはいけない言葉。残念でならない」と反発している。

 抗議したのは、障害がある全国の議員らでつくる「障害者の政治参加をすすめるネットワーク」(入部香代子代表、30人)。平野みどり熊本県議(51)ら3議員が18日正午過ぎ、車椅子で訪問し竹原市長と非公開で面会した。

 出席した村上博・熊本市議(59)によると、平野県議が「差別するつもりはなくても、相手が傷つけば差別になる」と指摘。これに対し、市長は「それでは『めくら千人、めあき千人』との言い回しがあるが、どう言えばいいのか。言葉を制限すると文化がしぼむ」などと持論を展開した。また、平野県議が「『視覚障害者』と言うべきだ」などと言うと「そういうふうに言うんですか」と答えたという。

 「めくら千人……」は「世の中には道理の分かる人もいるが、分からない人もいる」という意味で、差別的表現とされる。

 08年9月27日付のブログで、市長は「過剰に反応している方がおいでのようだ」とし、差別的表現でないとする一文を引用していた。

 また、批判を招いた11月8日付の「差別的記述」について市長は県議らに「意図がはっきり分かる表現に修正します」と約束したが、謝罪要求には「政治家がこの問題に触れることがタブーになる」などと繰り返し拒否の姿勢は崩さなかった。

障害者自立支援法廃止を 田辺で署名活動

2009年12月19日 23時52分23秒 | 障害者の自立
 全国の共同作業所でつくる「きょうされん」(旧称・共同作業所全国連絡会)和歌山県支部第4ブロックは18日、田辺市東山のオークワオーシティ田辺店で、障害者自立支援法の廃止などを国会に求める署名活動をした。

 障害者週間(12月3~9日)にちなんだ活動。毎年障害者の福祉向上を求める署名活動をしており、今年は11月からきょうされんに所属している作業所が全国各地で活動を始めた。全国で100万筆、県内で8万筆を目標に集め、来年6月の通常国会へ提出する。

 請願内容は、自立支援法を廃止し、サービスの利用者に負担を求める応益負担と日払い制度をなくした新法制定▽障害者の居場所支援などをしている地域活動支援センターや小規模作業所運営継続への財政支援▽福祉と雇用施策を連結させた新しい就労支援策づくりなど。

 オーシティでは、田辺市と白浜町、上富田町の七つの共同作業所支援員と利用者が参加。「ご協力お願いします」と買い物客に協力を求め、きょうされんの運営に役立てる募金も呼び掛けた。

 上富田町生馬のあすか作業所に通っている野田紗織さん(20)は「いまの法律では、働くために作業所へ行っているのに利用料を払わないといけない。制度をなくしてほしい」と訴えた。

障害者の創作活動発信へギャラリー 中京・カフェも併設

2009年12月19日 23時50分20秒 | 障害者の自立
 精神的・知的障害のある人が働き、創作活動を発信する「カフェ&ギャラリー アトリエとも」が、京都市中京区蛸薬師通烏丸東入ルにオープンした。利用者と社会を結ぶ場にと、同区のNPO法人(特定非営利活動法人)が開設。「障害のある人にも訪れた人にも、やさしい場所作りをしていきたい」と夢を描く。

 同所で障害者の共同作業所を運営してきたNPO法人「ユースサポートネットとも」が今年10月、障害者自立支援法の就労継続支援B型施設に移行し、同じビルの1階でカフェを立ち上げた。「利用者の『社会に出たい』という思いを受けて始めた」と前田ハル子施設長(52)は話し、「ビルの上階で作業をしていても、道行く人には活動が見えない。社会と利用者が互いに反応する場所を作りたかった」とする。

 人でにぎわう蛸薬師通に面したカフェは8席で、職員と利用者がコーヒーや手作りケーキを販売。ギャラリーは絵や立体作品も展示できる。駒井元竜主任(40)は「人にやさしい場所を、訪れる人とともに考え、作っていきたい」と話す。

 19日からは、障害者施設「京都市ふしみ学園」(伏見区)の創造活動グループ「アトリエやっほう!」の展示がある。絵画30点や陶器製のカップ、電車模型などが展示され、「やっほう」の絵を「とも」が紙筒にデザインし、中にクリスマスクッキーを入れたコラボ商品の販売もある。23日まで。午前10時半~午後6時。問い合わせはアトリエともTEL075(211)2482。

自信の5年目 客足、売り上げ好調 大田原・障害者喫茶「ヒカリノカフェ」

2009年12月19日 23時48分57秒 | 障害者の自立
那須地区で初めてオープンした知的障害者が働く喫茶店「ヒカリノカフェ」(本町1丁目、渡辺雅紀マネージャー)が、今月で5年目を迎えた。障害者が働く店を看板にするのではなく、あくまで味や雰囲気を追求する本格的な店をコンセプトに運営し、客数、売り上げも順調に増えている。さらに障害のある従業員3人が一般の事業所に就職するなど就労、自立支援の面でも実績を挙げている。

 同店は社会福祉法人エルム福祉会が中田原の障害者通所授産施設エルムの園(川上健次施設長)の分場として開店し、障害者4人が接客などの業務をこなしている。約67平方メートル、16席の店内は古い机やシックな内装など渡辺マネージャーらが工夫を凝らした。食材も有機栽培などにこだわる。

 メニューの自家製ケーキも5種類に増え、2年目からは軽食のパンプレートを提供。客から要望の多かったランチとして、昨年からカレーも始めた。同福祉会の通所授産施設セルプみなとで製造したクッキーやスコーンなど約20種類を「ヒカリノカフェ・ブランド」として販売する。女性客を中心に客も順調に増え、本年度は前年の3、4割増という。

 一方、障害者の従業員が普段の接客や業務で自信を付け、一般企業の就職に意欲を燃やし始めた。2年目から就職面接を受け、これまでに年1人計3人が採用されている。川上施設長は「身近に見て、自分も就職したいという意欲が増してきているようだ」と効果を話す。

 渡辺マネージャーは「これからもお客さんに喜ばれる店を目指して頑張りたい」と意欲的だ。営業は午前10時30分~午後5時30分。日、月曜日定休。問い合わせは同店電話0287・23・2227。