東北運輸局岩手運輸支局と県バス協会は18日、盛岡市三本柳のふれあいランド岩手で、バスとタクシーの乗務員向けバリアフリー教室を開催した。車いすやアイマスクなどを使って障害者や高齢者の感覚を体験。参加者は、障害者らへの理解を深め、今後の接客へ反映させようと決意を新たにした。
午前中は、盛岡市近郊のタクシー会社の運転手約40人が参加。視覚障害者の立場から盛岡市の鍼灸(しんきゅう)師阿部哲雄さん(62)が講演した。
車いす体験では、参加者が2人一組で、車いす利用者と段差やバスの乗降などの介助を実践。介助者は、タイミングやスピードに気をつけ、声を掛けながら段差を下りた。
矢巾タクシーの猿館浩さん(46)は「これまで体験したことがなかった。今回の経験を、障害がある方の立場になったサービスができるよう生かしていきたい」と話した。
視覚障害者体験では、アイマスクをした参加者が右手でつえを持ち、介助者の肩に左手を置いて、ゆっくりと施設内を歩いた。阿部さんは「視覚障害者はタクシーを利用する機会が多い。タクシーを降りてからも、行き先まで付き添ってもらえると安心できる」とアドバイスした。
午後は、バス乗務員が受講した。
同運輸支局がタクシー運転手向けにバリアフリー教室を開くのは初めて。船生弘隆支局長は「心をバリアフリーにし、これからも障害がある方や高齢者へ乗降の手助けを積極的にしてほしい」と語る。
午前中は、盛岡市近郊のタクシー会社の運転手約40人が参加。視覚障害者の立場から盛岡市の鍼灸(しんきゅう)師阿部哲雄さん(62)が講演した。
車いす体験では、参加者が2人一組で、車いす利用者と段差やバスの乗降などの介助を実践。介助者は、タイミングやスピードに気をつけ、声を掛けながら段差を下りた。
矢巾タクシーの猿館浩さん(46)は「これまで体験したことがなかった。今回の経験を、障害がある方の立場になったサービスができるよう生かしていきたい」と話した。
視覚障害者体験では、アイマスクをした参加者が右手でつえを持ち、介助者の肩に左手を置いて、ゆっくりと施設内を歩いた。阿部さんは「視覚障害者はタクシーを利用する機会が多い。タクシーを降りてからも、行き先まで付き添ってもらえると安心できる」とアドバイスした。
午後は、バス乗務員が受講した。
同運輸支局がタクシー運転手向けにバリアフリー教室を開くのは初めて。船生弘隆支局長は「心をバリアフリーにし、これからも障害がある方や高齢者へ乗降の手助けを積極的にしてほしい」と語る。