鹿児島県阿久根市の竹原信一市長がブログに障害者を差別的に記載している問題で、県内の障害者7団体の約30人が11日、市長に抗議しようと市役所を訪れたが、市長は面会を拒否した。訪問中、庁舎敷地を歩く市長を多数が目撃しており、メンバーは「逃げるなんてひきょうだ」と憤った。
7団体は同市身体障害者協会や同県手をつなぐ育成会など。障害者団体が直接抗議するのは初めてだったが、市長に会えないため市総務課に抗議文を託した。
抗議文は「首長としての資質に疑問と失望の念を禁じ得ない」と批判。ブログにある「高度医療のおかげで以前は自然に淘汰(とうた)された機能障害を持ったのを生き残らせている。結果 擁護施設に行く子供が増えてしまった」(原文まま)といった主張の撤回と謝罪を求めている。
市側によると、市長は「用事」を理由に対応を総務課に任せ、抗議の場面も報道陣に見せないように指示。市長室を不在にしたという。
長男(5)に脳性まひの障害がある西平良将さん(36)は「高度医療のおかげで助かった子どもに支えられている。市民から選ばれた人が、ああいう情報を発信するのは怒りとともに悲しくなる」と訴えていた。
7団体は同市身体障害者協会や同県手をつなぐ育成会など。障害者団体が直接抗議するのは初めてだったが、市長に会えないため市総務課に抗議文を託した。
抗議文は「首長としての資質に疑問と失望の念を禁じ得ない」と批判。ブログにある「高度医療のおかげで以前は自然に淘汰(とうた)された機能障害を持ったのを生き残らせている。結果 擁護施設に行く子供が増えてしまった」(原文まま)といった主張の撤回と謝罪を求めている。
市側によると、市長は「用事」を理由に対応を総務課に任せ、抗議の場面も報道陣に見せないように指示。市長室を不在にしたという。
長男(5)に脳性まひの障害がある西平良将さん(36)は「高度医療のおかげで助かった子どもに支えられている。市民から選ばれた人が、ああいう情報を発信するのは怒りとともに悲しくなる」と訴えていた。