鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(50)が自身のブログ(日記形式のホームページ)に障害者の出生を否定するような文章を掲載した問題で、障害者団体の抗議が続いている。
竹原市長は、ブログに持論に賛同する意見だけを載せ、問題の記述は削除しないまま。これに対し、県議会と市議会は「看過できない差別意識」とし、それぞれ抗議決議案の提案を決めるなど、反発が強まっている。
「福祉政策を預かる首長としての資質に疑問と失望の念を禁じ得ない」
11日、阿久根市役所を訪れた県身体障害者福祉協会(戸口田三千尋会長)、県精神保健福祉会連合会(瀬戸口健理事長)など7団体の計20人は市長あてに抗議文を提出した。抗議文は「障害者の家族の心を土足で踏みつけにした」などとする内容。市長に面会を求めたが、市役所にいた市長は「用がある」として応じず、応対したのは総務課長だった。
この後、会員らは市議会の浜之上大成議長に面会し、男性の一人は「市長にはひと言、申し訳なかったと言ってほしかった」。女性の一人は「私たちは一生懸命子育てをしています。よろしくお願いします」と声を詰まらせた。浜之上議長は「市長のブログで皆さんが胸を痛めたことに深く謝罪したい」と頭を下げた。
今回の問題では、市長への批判が広がっており、全国に約5万人の会員がいる全国知的障害者施設家族会連合会(事務局・神戸市)が8日、福岡市で開いた全国支部長会議で発言の謝罪と撤回を求める抗議声明を決議。鹿児島県ソーシャルワーカー協会など4団体も9日、竹原市長に謝罪を求める声明を発表した。
竹原市長は、ブログに持論に賛同する意見だけを載せ、問題の記述は削除しないまま。これに対し、県議会と市議会は「看過できない差別意識」とし、それぞれ抗議決議案の提案を決めるなど、反発が強まっている。
「福祉政策を預かる首長としての資質に疑問と失望の念を禁じ得ない」
11日、阿久根市役所を訪れた県身体障害者福祉協会(戸口田三千尋会長)、県精神保健福祉会連合会(瀬戸口健理事長)など7団体の計20人は市長あてに抗議文を提出した。抗議文は「障害者の家族の心を土足で踏みつけにした」などとする内容。市長に面会を求めたが、市役所にいた市長は「用がある」として応じず、応対したのは総務課長だった。
この後、会員らは市議会の浜之上大成議長に面会し、男性の一人は「市長にはひと言、申し訳なかったと言ってほしかった」。女性の一人は「私たちは一生懸命子育てをしています。よろしくお願いします」と声を詰まらせた。浜之上議長は「市長のブログで皆さんが胸を痛めたことに深く謝罪したい」と頭を下げた。
今回の問題では、市長への批判が広がっており、全国に約5万人の会員がいる全国知的障害者施設家族会連合会(事務局・神戸市)が8日、福岡市で開いた全国支部長会議で発言の謝罪と撤回を求める抗議声明を決議。鹿児島県ソーシャルワーカー協会など4団体も9日、竹原市長に謝罪を求める声明を発表した。