goo blog サービス終了のお知らせ 

ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

高松の介護給付費問題:障害者施設、市・県に賠償提訴 /香川

2009年08月08日 00時56分04秒 | 障害者の自立
 介護給付費を不正請求したとして障害福祉サービス事業者の指定取り消し処分を受けた高松市御坊町の施設「プリン・ハウス」の太田登美子社長(49)が6日、詐欺犯人のように報道発表されたのは重大な名誉棄損などとして、市と県を相手取り、計550万円の損害賠償を求めて高松地裁に提訴した。

 訴状で原告側は、市と県が昨年12月、見解や解釈の相違を意図的に隠し、太田社長を詐欺犯人のように発表したとして名誉棄損を主張。市に対し、太田社長の障害福祉サービス受給者証を、更新するよう求めている。

 県は、同社が勤務実態のないヘルパーらの名前を勝手に使用、重度障害がある太田社長にサービスを提供したように書類を偽造したなどして、同社の指定を取り消した

ヘルパー:公費派遣、障害者入院時にも 要請受け、大分・別府市が検討 /大分

2009年08月08日 00時52分33秒 | 障害者の自立
 障害がある人が入院した場合、病院への公費のヘルパー派遣が原則行われない現状を改善しようという動きが、大分市や別府市で起こっている。

 自立生活センターぐっどらいふ大分(別府市)の代表、丸子博司さん(47)は3年前の入院時、ヘルパーの必要性を痛感した。

 丸子さんは事故で手足が動かなくなり、車いすで生活している。大分市内の病院に入院した際、のどにたんがつまった。ナースコールボタンを押し助けを求めたが、看護師は来ない。再度押そうとしてボタンを落とし、苦しんでいたところで、通りがかりの女性が助けを呼んでくれたため助かった。「もし誰もいなかったらと思うとぞっとする」と丸子さん。看護師不足のため、病院側も一人一人の患者に目が行き届かないのが実情だ。

 障害者自立支援法などでヘルパー派遣は自宅が基本。そのため、障害者が入院した場合、看護師に自分で適切な介護方法を伝えなければならなくなる。

 ぐっどらいふ大分やNPO法人自立支援センターおおいた(別府市)など県内の五つの障害者団体は5、6月、活動拠点の大分市と別府市に病院へのヘルパー派遣を行うことなどを要請した。「きちんと介護ができるようになるためには数カ月から数年以上、介護に入った慣れたヘルパーが不可欠だ」と訴えた。7月末には県にも同様の要請をした。

 要請に対し、両市は「重度の障害があり、意思疎通が困難な方については前向きに検討したい」などと言う。一方、県は「制度上、診療報酬とヘルパー派遣は公費の二重請求になるので、原則病院が介護することになっている」と説明しながらも、要請を受けて対応を検討中だ。

 この問題に関し、大阪市や兵庫県西宮市、宇佐市では、市の裁量で、意思疎通に支障がある重度障害者や他に介護者がいない人に対し、病院へのヘルパー派遣を行っている。

 丸子さんは「命にかかわる問題。今のままでは安心して入院できない」と改善を求めている

郵便不正事件、ベスト電器元部長に罰金刑 大阪簡裁判決

2009年08月08日 00時50分52秒 | 障害者の自立
 障害者団体向けの郵便割引制度が企業のダイレクトメール(DM)広告の発送に悪用された事件で、大阪簡裁(三浦正信裁判官)は7日、郵便法違反の罪に問われた家電量販大手「ベスト電器」(福岡市)の元販売促進部長、久保俊晴被告(51)に罰金300万円(求刑罰金390万円)、広告会社「博報堂エルグ」(福岡市)の元執行役員、板垣信行被告(47)に同600万円(求刑同690万円)の判決を言い渡した。

 郵便事業会社幹部や厚生労働省局長ら計20人が略式を含め起訴された一連の事件で、判決は初めて。

 判決は広告主のベスト電器が免れた郵送料は計約6億4500万円にのぼるとし、「まれにみる犯罪」と指摘。久保元部長について「ベスト電器の費用負担を少なくするため、不法と認識しながら割引制度を利用した責任は大きい」と述べた。

 板垣元役員については「安易な取り組みで利益を計ることが許されるとベスト電器に進言し、これを行ってきた事実は大いに反省すべきだ」と批判した。

 一方で判決は、制度利用を企画・実行したのは大阪の広告会社「新生企業」(現・伸正)の元取締役、阿部徹被告(56)=郵便法違反などの罪で起訴=らだと指摘。「久保元部長らは詳細を熟知したうえでの犯行ではなかった」とした。

 判決によると、久保元部長らは07年2~7月、ベスト電器のDM約379万通を自称・障害者団体「白山会」(東京)などの定期刊行物として郵送。板垣元役員は07年10月~昨年2月にも同様に約190万通の発送にかかわった。


全国障害者大会陸上3種目「Vへ」 与謝の海養護高等部3年小西さん

2009年08月08日 00時48分57秒 | 障害者の自立
 10月に新潟県で開かれる全国障害者スポーツ大会「トキめき新潟大会」の陸上競技に出場する与謝の海養護学校高等部3年、小西隼人さん(18)=京都府京丹後市網野町=が大会を前に練習に励んでいる。

 小西さんは、昨年9月に行われた全京都障害者陸上大会の100メートルで12秒7の好タイムで優勝。府代表選手に選ばれ、全国大会では50メートル、100メートル、400メートルリレーの3種目に出場する。

 6月から丹波自然運動公園(京丹波町)で行われている月2回の代表選手団の合同練習にも参加。夏休み中も、与謝の海養護学校や加悦谷高のグラウンドで、大会に向けた調整を進めている。

 同校のPTAも縦約1メートル、横約8メートルの横断幕を製作し、小西さんの健闘に期待を寄せている。小西さんは「最後まであきらめず、力を出し切って優勝を目指す。学校の仲間たちにも喜びを伝えられれば」と意気込んでいる。

視覚障害、吉野さん「希望を感じる絵に」--多治見 /岐阜

2009年08月08日 00時48分53秒 | 障害者の自立
◇愛知から“同志”応援にかけつけ
 緑内障による失明の恐怖と戦いながらカンバスに向かい続ける画家、吉野公賀(とものり)さん(32)=岐阜市鏡島=の個展「展望」が6日、多治見市十九田町の市文化会館で始まった。会場には脳障害を乗り越え、「指絵」に取り組む伊藤晴海さん(9)=愛知県弥富市稲荷崎=も駆けつけ、激励した。

 吉野さんは成人してから緑内障になり、視覚障害者になった。失明するかもしれない恐怖を原動力にして9年前から絵画に取り組み、04年からは定期的に個展を開く。激しく華やかな「花火」や、水しぶきを細密に描いた滝など、どの題材にもほとばしるような勢いとエネルギーが満ちている。会場には約40点が並び、見る人を圧倒している。

 母と祖父に付き添われ、会場を訪ねた晴海さんは幼い時、自宅近くの池に転落して重い脳障害を負った。寝たきりの状態になったが、指に絵の具を塗って描く「指絵」に出合い、身近な風景や動物、植物を描くように。絵にはぬくもりにあふれた言葉が添えられ、見る人に感動を与えている。昨年8月、名古屋市瑞穂区のギャラリーで初の個展を開き、12月のグループ展で吉野さんと出会った。

 吉野さんは「はーちゃん(晴海さん)の絵を見て励まされた。もっと頑張らなくては、と勇気をもらった」という。晴海さんは母美恵子さん(33)が手にする文字盤を指さして「花という作品が好き」と吉野さんに伝えるなど、ゆっくりだが温かいやりとりが続いた。

 吉野さんは「見る人が希望を感じたり、優しい気持ちになれる絵を表現していきたい」と話し、晴海さんも「苦しみを知っているから、光が差した時の喜びや救いがあることを描いていきたい」とした。障害を乗り越えて絵画に取り組む“同志”の交流は、さらに深まったようだ。入場無料、9日まで。