親戚のじいさんのMRI検査につきそった。
じいさんは息子のヨメと同居している。
仕事の都合で休めないというヨメさんにかわって風子がお伴をした。
ヨメは、常々じいさんの健康を気遣い、身体に良いというサプリメントを飲ませ、磁気をゴムのところに埋め込んだ血流をよくするというパンツなどを穿かせている。
見かけはふつうのパンツとかわらない。
検査室に入るとき、じいさんはすっかりそのことを忘れていた。
じいさんは忘れていても、最新鋭の機械は見逃してはくれない。正直に磁気に反応して、コンコンだかカンカンだか音がして、じいさんはパンツを脱がされたそうである。
穿くべきものを穿かないで、ドラム缶のようなMRIの中に寝かされていたじいさんの姿を想像すると悪いけどおかしい。
いつまでも笑っていたら、じいさんが憤然として、おかしくない! と怒鳴った。
健康管理に熱心で感心なヨメさんも、ときに災いをなすものである。
じいさんは息子のヨメと同居している。
仕事の都合で休めないというヨメさんにかわって風子がお伴をした。
ヨメは、常々じいさんの健康を気遣い、身体に良いというサプリメントを飲ませ、磁気をゴムのところに埋め込んだ血流をよくするというパンツなどを穿かせている。
見かけはふつうのパンツとかわらない。
検査室に入るとき、じいさんはすっかりそのことを忘れていた。
じいさんは忘れていても、最新鋭の機械は見逃してはくれない。正直に磁気に反応して、コンコンだかカンカンだか音がして、じいさんはパンツを脱がされたそうである。
穿くべきものを穿かないで、ドラム缶のようなMRIの中に寝かされていたじいさんの姿を想像すると悪いけどおかしい。
いつまでも笑っていたら、じいさんが憤然として、おかしくない! と怒鳴った。
健康管理に熱心で感心なヨメさんも、ときに災いをなすものである。