風子ばあさんのフーフーエッセイ集

ばあさんは先がないから忙しいのである。

新料金

2019-09-30 23:08:20 | 時事

 たまたま今夜、急を要する書類を郵送する必要に迫られた。

と言って、郵便局はもう閉まっている。

 レターパック一通と、定型外封書一通。

 さて、明日からの郵便料金が幾らか分からない。

 第一、今夜ポストに入れるのだから、旧料金だろうか?

でも、集配は明日、届くのは二三日あと。

これってやっぱり新しい料金かしら。

 急いでいるので、調べるヒマもなくて

 多分おつりがくると思うくらい余分に切手をペタペタ貼って投函しました。

  微妙な問題しばらく続くのでしょうね。

  ドジなお仲間が料金不足で不都合のありませんようにと願いつつ。

 


デパート

2019-09-28 11:36:09 | ショッピング

 デパートは疲れるからめったに行かない。

先日、ギフトの用で久々に出かけた。早めにすませたくて、開店と同時にエスカレータに乗った。

すぐ前に高齢の女性とたまたま乗り合わせたらしい若い女性が喋っている。

 どうやら、二人は最上階の靴の売り出しに行く模様である。

「お元気そうですけど、おいくつになれらますか」

 若いほうがぶしつけに訊ねる。 いやあ、わたしも聞きたい。

 おばあさんは、高齢ながらモダンな模様のスカートをはいている、

 わたしなどもう忘れるほどに、何十年もスカートなどはいたことがない。

 スカートだから、当然ストッキングをはいている。

 びっくりしたことに、かかとは低いがなんとパンプスである。

 おいくつ? と聞きたくなるではないか。

 「94歳なんですよ」

 杖もついてない。ひとりで来た様子である。

 あれ~~である。話の様子では、靴の売り出しでお目当てのものがあるらしい。

はやるおばあさんに、「大丈夫ですよ、まだ早いから」と若い方がなだめている。

 走り出しそうなおばあさんに、度肝を抜かれた。

 94歳でまだ靴が欲しいというその前向きの姿勢。

 いやあ、たまには街に出てくるのもいいもんだ、

 こんなお婆さんを見ただけで元気が出ると

 大いに刺激された一日でした。


興ざめ

2019-09-23 11:10:43 | バス

 バス待ちしてたら、横で若い女性がスマホで喋っている。

ちらと見たら、なかなかの美女である。

 どうやら話の内容は社用のようで、ときどき軽くお辞儀などしている。

ふむふむ中々いい雰囲気の女性。

 失礼ながら、老婆のあつかましさで、あらためてしげしげと眺めた。

 なんと、スカートの両膝の間で、かばんを挟んでいる。

 さぞかし、大事なものなのだろうが、なにもそこで持たないでもなあ。


畳屋さん

2019-09-22 11:04:34 | 仕事

 畳を入れ替えることにした。

ごくふつうの畳だから、えいやっと取り替えたらそれでいいのかと思っていたら、

畳屋さんは、なんと隅から隅まで計測をはじめた。

 写真が、その計測器。赤い線は糸からと思ったらレーザー光線。

 20年前、彼が親父譲りの手作業で糸で計測していたら、

同業者はすでに、みなこのレザーを使っていて、びっくり。

 すぐにこちらを導入したそうである。

 へえ、それはそれは……、好奇心丸出しで、写真を撮らせてもらった。

          


子育て

2019-09-16 12:37:09 | その他

  ショッピングセンターの中で。

 

 両親に連れられた二、三歳の女の子。

何が気に入らないのか、そっくりかえって泣きわめく。

 ママが、「そんなに泣いたらもう置いてくよ」という。

 パパは、「鬼さんに電話して迎えにきてもらうよ」

 いやあ、これじゃあ、もっと泣きたくなるよねえ。

 

 では、風子バアサンの子育てのときはどうだったか。

こんなときは、パチっと一発平手打ち! これっきゃない。

子供はヒステリーを起していて、

きっかけがなければ泣きやむことができないのだ。

だから、一発、パチンで、目を覚まさせるしかない。

 だけど、このごろは、これって駄目なんだってねえ。

  ああ、歯がゆい。

 

 

 


あそこ

2019-09-14 12:00:34 | バス

 バスの中で。

降りようとしてタッチしたおばあさんのカードが

エラーになったらしい。

 運転手さん「どちらから乗られました?」

 どうやらおばあさんは乗車時にバスカードをタッチせずに乗ったようである。

 すっかりあわてたおばあさん「あそこです、あそこから乗りました」

 運転手さんは、もう一回、 「どちらから?」と尋ねる。 

おばあさん、 「だから、あそこ、あそこですよ」

 運転手さん、わかりました、もういいです、どうぞ。

 ええっ、大丈夫?と思ったが、

バスは始発から二停留所目だったからね。

 あそこで判ってよかったね。

 


自慢の一鉢

2019-09-08 13:30:10 | 園芸

  一昨年、ホームセンターで小さなポット一個だけ買ったサフィニュア。

  真冬も軒下でたまに水やりをしていたら、春には芽吹き、三年目。

       自慢の大きな一鉢に育ちました。

             


卵、大好き

2019-09-07 10:18:15 | グルメ

 卵はほぼ毎日食べる。

目玉焼き、卵焼き、オムレツなどなどのほか、

ハンバーグ、てんぷら、などのつなぎや衣、知らぬ間にも食べている。

毎日食べてこれほど飽きない食品も珍しい。

今朝も、ほれぼれ半熟茹で卵の美味しさを味わいながら、

ふっと、思った。

  この美味しい卵を産んだ鶏がどこかにいるんだよねえ、と。

 産卵のためだけに飼育されているとしても、

 ゲージの中だけで終わる命だとしても

    鶏がいてこその卵。

 あらためて思ったことこれまでなかったけど。

 どこかにいるんだねえ。これを産んだ鶏くん。

     ありがとう、だねえ。