風子ばあさんのフーフーエッセイ集

ばあさんは先がないから忙しいのである。

おめでとうございます。そして、ふりかけ。

2015-01-01 13:18:47 | ご挨拶

 おせち料理、オードブル、お刺身にお雑煮、

ごちそうづくめの正月だが、

わが家の孫たちは、「ご飯の友」というふりかけが大好きである。

百数十円の安価なものだが、孫たちが来るときは正月といえども欠かせない。

 

 元旦の今日、その「ご飯の友」のことが新聞記事になっていた。

なんと、「ご飯の友」は、元祖ふりかけで、大正時代に薬剤師によって考案されたものだそうな。

「国際ふりかけ協議会」とういかめしい名前の団体があることも記事で知りちょっと笑ったが、

わが家の孫たちも、これをすすめた風子ばあばも、まんざらでない味覚をもっているのだと

ちょっとせこい自慢正月なのである。


お久しぶりです。

2014-11-17 20:28:49 | ご挨拶

 「風子ばあさんのフーフーエッセイ集」というブログを書いてたことあったなあと

  久々に思いだして覗いたら、なんと、今でも訪問、閲覧をしてくださる方がいて

  驚いた。

  恐縮したと言ってもいい。

  怠けものというか、浮気者というか、あちこちで遊び、当ブログはすっかりご無沙汰であった。

          覗いてくださっていた方、ごめんなさい。


ごきげんよう

2014-04-27 10:20:51 | ご挨拶

また薔薇の季節がめぐってきました。

すっかりご無沙汰の風子ばあさんです。

気の向いたときだけ思い出したように

わがままに綴ってきました当ブログに

それでもときどき覗いてくださる方がいて

ブロ友とは、なんとまあ有難いことかと

励まされてきました。

 

しかし、なにごとも継続するには

それなりの「熱」が必要のようです。

どうもこのごろの風子ばあには

その「熱」が欠如しているとしか思えんのです。

 

 よって、この辺で、ひとまず閉鎖をと

思いましたが、気まぐれ風子ばあさんのこと

また、いつ、その気になるかわかりません。

ここはひとつ、休憩ということで

ご挨拶を申し上げようと思いたちました。

 

ほんとにみなさん、お世話になりました。

 

子供のころ、

「さようなら」の代わりに

「ごきげんよう」

という挨拶をする友だちがいました。

すこぶる上品で、いいなあと思っていました。

風子ばあにふさわしいかどうかわかりませんが、

一度つかってみたかったので。

 

どうか、みなさん、ごきげんよう。

 

2014年4月27日     風子ばあ

 

 

 

 

 


四月になりましたね

2013-04-01 20:52:37 | ご挨拶

 4月1日、エープリルフール。

前の晩から、明日のエープリフールをどう盛り上げようかと思ったのは、もう遠い昔。

ジジばば暮らしの今は、うっかりウソなんかつけません。

そもそも日々がウソかまことか分からぬ暮らしです。

ここにあったものも、あそこに置いたものも、突然消えてしまうのですから。

毎日あれがない、これがないと探し物をしています。

 みなさんもお元気で。

 

 


三月

2013-03-10 13:07:46 | ご挨拶

 いつも風子ばあちゃんのフーフーエッセイ集をご愛読いただきありがとうございます。

 だいぶ書きためましたので、カテゴリーの中からお選びいただき、お読みいただけたら幸いです。

 


適当に

2012-01-02 15:08:56 | ご挨拶
      風子は年寄りだから、最近の正月は静かなものである。

      昔は、こうでなかった。
     兄弟、姪、甥らが集まり総勢20名などという正月もあった。
 
      うちの正月のメイン料理は、風子流、ブリのマリネだった。

      大皿の幾皿かが、ぺろりとなくなった。
     「これが食いたくて来る」という甥もいた。

       腰の悪い風子ばあさんは、67歳のとき、
      正月もこれで定年、と一同に言い渡した。

       それから、年末になると、
      「あのブリ、どうやって作るの?」
       と電話がかかるようになった。

       ああして、こうして、こうやって……と教えるが、
      また翌年電話がかかってくる。
    
      「言われたとおりにしたけど、ああはならなかったのよ」
       
       風子は、
      「適当にやってごらん、適当に」と言う。

       今年も31日の忙しいさなかに
      別の姪から電話がかかった。

       インターネットで調べたけど、
      風子ばあちゃんのマリネとちょっと違うような気がするんだけど。
      塩はぁ? 酢の分量は?
     
      「適当にやってごらん、適当に」
 
      明けましておめでとうございます。
      今年も、なにごとも、風子流、適当に。
      よろしくお願いします。

花も嵐も

2011-12-31 00:10:23 | ご挨拶
        我が家は下戸ばかりである。
      お酒を呑んで、家族で盛り上がる、などという話を聞くと羨ましい。
 
      呑ンべえの夫を持つ友だちに、そう言ったら、
     「とんでもない!」と言う。
 
       仕事の関係で、彼女は色んな宴席に、
      夫と同伴することが多かったそうである。
 
        呑んだときのご主人のお得意は
        ♪ 花も嵐も踏み越えて ♪
          だと言う。
 
       ひとりで歌うのではない。
      は~な~も……、と歌うとき、奥さんに、
      オイ、花、と言う。

        奥さんは、
       幼稚園児のように、手をひらひらさせて、
       頭の上で花をつくらねばならない。

        嵐も~~、と来たら、
       身をくねらせて嵐で揺れないといけない。

        踏~み~越えてぇというときは、
       横たわり、ご主人がその上を踏み越えるのだという。

       「面白いねえ、ワッハッハハ」
        風子が笑ったら
       「なんが面白かね」

       やらないと座が白けるから、
      我慢してつきあってやったとよ……とのこと。

        えらいなあ。感心だなあ。

       でも見てみたかったなあ、花も嵐も……を。

       今はご主人もその元気はないそうである。
   
       花も嵐も踏み越えられるうちが、花なのである。

        今年もお世話になりました。
      では、みなさまも、どうぞほどほどに、
      新年のお酒をお楽しみくださいますように。

前略

2011-10-15 16:47:35 | ご挨拶
    手紙には作法があって、
   「手紙の書き方」や「手紙の例文集」などという本が、
    昔はかなり売れた。

    拝啓ではじまって、季候の挨拶、それから、さて……となる。
    終わりは、拝啓なら、敬具であり、前略なら草々である。

    さて、メール全盛の時代である。
    メールにはメールの作法があるのだろうが、
   「手紙の書き方」のように学校では教えてくれないのであろう。

    若者どうし実にのびのびやっているらしい。

    ばあさんどうしは……、やっぱり手紙の延長……、
    前略はめったにいないが、季節の挨拶はどうしても外せない。

    ところが、昨夜、30代の男性から風子ばあさんにメールがあり、
    前略、とあったので、おかしかった。

    ほう、と読んでいったら、終わりのほうで、
   「末筆ながら」とあり、ますます、ほう、であった。

    彼も友だち同士なら、おそらく、末筆ながら、などとは書くまい。

    さては、バアサンに気を遣ったな、とそれはそれで可愛らしいものである。