風子ばあさんのフーフーエッセイ集

ばあさんは先がないから忙しいのである。

2021-10-30 13:50:43 | 日記

若いころはそれなりに旅好きだった。

ツアーだが海外も何度か行ったし、一人旅もした。

あこがれは、日程も行先も決めない手ぶらの旅だった。

しかし、若いときは結構忙しかったから、いつか暇になってかなえられたらいいなと願っていた。

目的なしで列車に乗る、車窓からの景色で、気ままに降りる。

その日の宿も、ぶらりと決める。スーツケースなんか持たずに、行った先で必要なものは手に入れる。

……そんな旅を、夢見ていた。

81歳で骨折をして仕事をやめた。

暇になったら足腰痛くて動けない。夢は夢でしかなかった。


天神

2021-10-28 15:20:56 | 日記

高齢で療養中の身である。

三越に用があって久しぶりの天神行きである。

バスの窓から見える街路樹はイチョウの黄色と楓の赤で秋満喫という気分である。

天神、天神、嬉しいな天神。

元気なころは珍しくもなかった天神、今は、嬉しい。久しぶりにこられた。

ピアノの音色が聴こえる。ソラリアに街ピアノが設置されていた。

大好きなモーツアルトのロンド! ああ、天神にきてよかった!


金木犀

2021-10-27 20:14:07 | 園芸

朝、窓を開けたら金木犀の香りがした。

花を見る前に,花の季節を知らせてくれる花である。

天気予報のヨシタケさんが言ってたけど、今年の匂いは昨日10月26日。

例年は10日前後だから、今年はなぜか遅いそうである。

まだ蕾ながら、すでに匂いは遠くまで運ばれてくる。

 今日、会う予定の友人のために一枝,切る。


寿司

2021-10-27 00:21:02 | 日記

家族三人の客が来た。

昼過ぎにきて、夕方になったら、家族で「今夜なに食べるう?」なんて相談している。

面倒だから鳥弁でも買って帰ろうか……などと言っている。

風子はついつい、「お寿司でもとるからうちで食べて帰ったらあ」なあーんて調子いいことを口走る。

待ってましたとばかりに、あらあ、そうししていいのう、そうしようそうしよう。って。

じゃ、あなたが電話かけて好きなものを注文していいよ、と言ったら

特上寿司ですって。ついでに茶碗蒸しもいいかしらって、そういうの、電話口で。私にゃあマネできないねえ。

帰りはご機嫌で、お正月には息子たち連れてまた来るわって。あああ。


むかしの親はすごかった

2021-10-24 23:05:31 | 日記

風子は子供のころから目が悪かったが、親がメガネを買ってくれなかった。

なぜか。

「メガネをかけると器量が三文さがるというのに、お前のようなブスがかけたら取るところなくなる」

と父親がいった。

ひどい父親である。いまなら言葉の暴力、虐待と言われかねない。

しかし、あのころの親はゲンコツも平手打ちも平気でやった。

だからといって子供はわりに平気だったなあ。

 もう70年も80年も昔の話だから今どき通用しないけどね。


メガネ

2021-10-23 11:55:30 | 日記

風子は近視だから若いころはコンタクトレンズを使っていた。

いまはメガネをかけていて、体の一部みたいになじんでいる。

夜中、トイレに立つときも無意識のうちにメガネをかけている。

先日、風呂に入って、顔を洗おうとしたらメガネをかけていた。

我ながらさすがに、呆れたね。


若さ

2021-10-22 22:01:42 | 日記

風子ばあさんは83歳になった、目が悪い、腰が悪い。

だから長くパソコンに向かっていられない。

でも、今日が一番若いと思っている。

明日になればまた一日齢をとる、だから今日が一番若い。万歳!


ギリシャヨーグルト

2021-10-20 22:48:14 | グルメ

  ギリシャヨーグルトがおいしいよ、と友達が教えてくれた。

ごくふつうのスーパーの棚に並ぶカップヨーグルトだが、さっそく試したら、これが美味しい!

さあ、それからハマッテしまった。目下毎日食べている。

ワンパックペロリと食べて、ああ、もっと食べたい、腹いっぱい食べたいというほど気にいっている。

だけど、飽きないでいつまでも食べたい欲望を持ち続けたいから、一日ワンパックだけ……ね。

 


お土産

2021-10-19 13:07:30 | 日記

 ブログ久しぶりです。

 

久しぶりの話題も相変わらずミーハーですが、  

さる高貴な方のフィアンセが、お相手の御殿にご挨拶に伺う映像を繰り返し観ていた。

往きに手に提げていた紙袋ふたつが帰りにはなかった。

ははん、あれはお土産だったんだなあ。

しかし、高貴なお方へのお土産っていったいどんなものを差し上げたのだろう。

まさかねえ、千鳥饅頭ってわけにもいくまいしねえ。

 おろかなおばあさんは同じ映像を何度も眺めながら気になって仕方がないのである。