風子ばあさんのフーフーエッセイ集

ばあさんは先がないから忙しいのである。

ギリシャヨーグルト

2021-10-20 22:48:14 | グルメ

  ギリシャヨーグルトがおいしいよ、と友達が教えてくれた。

ごくふつうのスーパーの棚に並ぶカップヨーグルトだが、さっそく試したら、これが美味しい!

さあ、それからハマッテしまった。目下毎日食べている。

ワンパックペロリと食べて、ああ、もっと食べたい、腹いっぱい食べたいというほど気にいっている。

だけど、飽きないでいつまでも食べたい欲望を持ち続けたいから、一日ワンパックだけ……ね。

 


卵、大好き

2019-09-07 10:18:15 | グルメ

 卵はほぼ毎日食べる。

目玉焼き、卵焼き、オムレツなどなどのほか、

ハンバーグ、てんぷら、などのつなぎや衣、知らぬ間にも食べている。

毎日食べてこれほど飽きない食品も珍しい。

今朝も、ほれぼれ半熟茹で卵の美味しさを味わいながら、

ふっと、思った。

  この美味しい卵を産んだ鶏がどこかにいるんだよねえ、と。

 産卵のためだけに飼育されているとしても、

 ゲージの中だけで終わる命だとしても

    鶏がいてこその卵。

 あらためて思ったことこれまでなかったけど。

 どこかにいるんだねえ。これを産んだ鶏くん。

     ありがとう、だねえ。

 

 


ランチバイキング

2018-07-31 17:22:58 | グルメ

          

クミちゃんと映画を観た帰りに、評判のランチバイキング。

正午をはずれていたのでゆっくり座れた。

 値段は  定価     1700円

        70歳以上 1500円

        80歳以上  850円

      クミちゃんはまだ70代。わたし80歳。

      写真のある証明をということでカードを提示。いやあ、齢をとるって得なことでした。


  お献立

2014-12-08 19:35:46 | グルメ

今日も、また、ランチ忘年会だった。

「忘年会」と言っても、主婦のそれは、

コップ半分のビール乾杯ではじまるささやかなものである。

2800円のランチにしては、大仰な 「お献立表」によると

鯛のお造里にはじまり、胡桃豆腐、海老と若芽などなど、なんと35行に及ぶ。

すっごい、御馳走!

しかしなあ、としげしげ「お献立表」を眺めると、

土佐醤油、三杯酢、酢味噌、紅塩、ヒマラヤ塩……まだまだ続く。

そっかあ、我が家でもやるかなあ、これを。

キッコーマン醤油、ブルドックソース、キューピーマヨネーズ、玄米茶、まだまだ続く……とか。

 帰りは、うちで待っているおじいさんのための夕飯用食材を買うため、

みんな、そわそわと散会した。

主婦の忘年会は、可愛いものである。

 

 

 

 


ランチ忘年会

2014-12-05 16:57:43 | グルメ

18名のサークル仲間でランチ忘年会をした。

もよりの駅まで送迎バスが来てくれて、

和食の店へ連れていってもらった。

さて、帰り。

ワイワイ、バスに乗り込んで、

だれかが言った。

「そろいましたかあ~」

「はあ~い」

で、バスは出発した。

駅前まで戻って、サークル唯一の男性会員がいないことに気付いた。

あれれ、である。

一人、置いてけぼりにしてきた。

「そろいましたかあ」、で、「はあ~い」って

居るもんが返事してどうすんだと思ったがあとのまつり。

唯一の男性にしては、彼の存在はあまりに……だったなあ。


タピオカ

2012-08-18 21:17:39 | グルメ
              夏休みで孫娘たちが来ていた。
                近くのカフェテラスで、
           上の子がタピオカ入りのミルクココアを注文した。

           下の子はオレンジジュースをチューとひと息で飲み終わり、
             おくれてとどいた姉のタピオカ入り飲料が飲みたい。

                 ねえ、ちょっとだけチョウダイ。

                 下の子というのは概して要領がいい。
                   
                   上の子はおっとりしている。

                   いいよ、ちょっとだけだよ。

   
                    いつもこの手でやられる。

              にんまり受け取った下の子は、太いストローをくわえると、
              あれれというまにスルスルースルっとタピオカを吸い上げた。

                もう、やめてえ、と上の子が叫んだときは
                 容器の半分以下にタピオカが減っていた。

                  バアサンはこれを飲んだことがない、
               いかにも旨そうに争っているので飲んでみたい、
             しかし、この状況で、ひとくち味見させてくれとはとても言えない。

                  上品なお婆さんは、こらこら、喧嘩はやめえ、
                などと微笑みながら、今にみていろとひそかに喉をならす。

                 孫たちが帰った昨日、さっそく件のカフェテラスへ行った。

                       誰に気がねがあろうか! 
            Lサイズのカップを抱えて、一人ジュージューとタピオカを吸い上げてきた。

                  それほど旨いものでもなかった。

ブリのマリネ

2012-01-05 16:07:35 | グルメ
        ブリのマリネのことをここに書いたら、
       レシピの問い合わせメールが続いた。

        あくまで風子流なのである。
      マリネというのも、食べた人間があとから勝手につけものである。

        うちのじいさんがまだ若かったころ、
       ブリは顔を見て一本で買うものだと言ってきかなかった。

        で、一本買ってきても、
       そうそういつまで刺身では食べきれず、
       苦肉の策で、塩をふって身をしめ、
       そこらにあったダイダイ、カボス、ゆず、柑橘類を全部絞り込んだ。

        いたむといけないので、ちょっと酢もたらした。
       薄口醤油もたらした。砂糖もほんのちょっといれた。
       酒もダブダブっといれた。

          レモンと玉ねぎをスライスして、
         ブリを挟みこんでこの液に漬けた。

        もともと、かくのごとく、すべていい加減。
       ドボドボ、パラパラ、タラタラっと調味料を入れるのだから、
       レシピを教えてと言われても困るのである。

         でも、教えないと言えば、いかにもケチなので、
          以上……です。

         あとは、手の甲に液を、垂らしては舐め、垂らしては舐め……。
          我が家流でどうぞ。
 

干し柿

2011-11-18 11:14:05 | グルメ
      風子ばあさんには、爺さんメル友がいる。
     彼は、目下パソコン修業中だから、風子ばあさんへのメールは、
     丁度よいレッスンになっているようなのである。

      先日は、浮羽へ柿もぎに行ったそうで、
     100個ほどちぎってきましたとメールが入った。

      翌日は、一日がかりで、その皮を剥き、湯通しをして
     干し柿作りで大変だったと知らせてきた。

      さらに二、三日後は、黄金色に輝く干し柿を見てくださいと
     添付で写真が送られてきた。 見事なものだった。

      気温が高くて何個か落ちたというメールも届いた。

      それから十日ばかり後に、風子ばあさんは、
     もうひとりの女友だちとその彼に会う機会があった。

      あれだけ、干し柿、干し柿と言ったのだから、
     きっと土産に柿を持ってくるよと、風子ばあさんは友だちに予告した。

      三人で会食しながら雑談を交わしたとき、
     蝿が寄ってきて困るんですよ、と彼はまた干し柿のことを話題にしたが、
     土産に干し柿は持ってきていなかった。

      あとで、友だちに、
    「蝿のたかった干し柿なんていらないよね」
    と負け惜しみを言ったが、本心を言えば、あれだけ期待させられたのである。
    一個でも二個でも賞味してみたかったよね、と
    風子ばあさんは、ちょっと無念だったのである。