ホークスは負けたけど、内川選手の無事な姿が見られたので、
ま 、いっか。 ゆうべは心配で眠れなかったよ。
ストライクとボールの区別もつかなかった野球音痴である。
それが去年から、にわかに目覚めて
ソフトバンクファンになった。
試合のある時間はテレビにくぎ付けになるから
家事は滞る、読書は進まない。
ところで、今日はサファテが診察のためにアメリカへ帰国してしまった。
やっぱり、言葉の通じない日本で治療するより、母国がいいんだろうなあ。
中村晃も不調。そして、内川が死球を受けた。内川が心配。
ばあさんはたださえ、心配事が多いのに。
今年、50歳になる息子が小学校入学ときに
私の母が、入学祝いに贈ってくれた電動鉛筆削り器である。
その後、息子より、私の方がはるかにこれの世話になった。
シャープペン全盛のご時世だが、わたしはいまでも鉛筆派である。
ガガーガガー、と40数年、よく働いてくれたが、
さすがにガタツキはじめたので買い直した。
金一封もありがたいが、形に残る思い出の品をくれた亡き母に感謝。
ナショナルさんは、さすがだったなあ。
昔の人は言っていた。
「両方いいのは頬被り(ほっかぶり)だけ」
なにごとも裏と表がある、いいことだけのことはない、という意味である。
ほっかぶり……知ってる人は少ないかもしれない。
むかしの泥棒が頭から顎にかけて手ぬぐいを巻いていたあれである。
本日の写真、木蓮とはまるで関係のない話である。
帰宅したら、留守電が同じところから二度入っていた。
知らない声である。
「三時前なのに、電話がつながらないの、どうしてでしょうか。
まだ間に合うかと思って。お願いします。お腹を下して具合が悪くて。
○の○子です、電話番号××××です。
二度目の留守電も、「三時までまだ五分前あるのに、どうしたらいいのでしょう。
お腹が痛いんです。○○子です、電話番号は……」と切迫している。
ははん、医者に電話をするのに番号間違えたかなあ。
時計を見ると、すでに5時をまわっている。
風子は留守にしていたが、その間に、
相手先と電話が通じたのか、あるいはほかに解決策があっのたか。
しかし、お節介な風子は放っておけない。
○の○子さんの××××番に電話をかけて、
お加減いかがですか? と訊いた。
え? なんのことですか? あなた誰ですか?
と不審がられたが、ひとまず元気そうな主の声に安心した。
昨日は雨風が強い中、所用があり、出かけた。
足もとはびしょびしょ、バックの中まで濡れて、さんざんだった。
むか~し、雨の日の外出を嫌がる風子に、
亡き母が言っていたことを思いだした。
「張り子の虎じゃあるまいし」
江戸っ子でしたねえ、母は。
ところで、若いひとは張り子の虎を知らんだろうなあ。
ホームセンターでこれを700円で手に入れた。ウフフ~である。
むろん、店頭では、枯れ葉や茶色くなった花がらで見苦しくなっていた。
いやいや、それが却ってそそられる。 で、ちょっと手入れしたら
ほら、このとおり! 花々へのいとおしさと、お得感で大満足。
これも野草といっていいかもしれない、強い繁殖力である。
40年むかし、年上の友だちがくれた数個の球根からふえた。
そのころ、彼女が、花咲きばあさんよろしく、これを近くの土手に播いていたら、
通りがかりのひとに、余計なことをするなと叱られたそうである。
往時茫々、あれからまもなく彼女が死んだ。
オキザリスは、いま庭中に盛大に咲いている。
俗に、医者いらずとか医者殺しとか言われるキラン草である。
葉っぱを噛むのか、あるいは煎じて飲むのか、
風子は試したことはないが、体にいいそうである。
一面に広がって咲くこの花が好きで、庭に植えて楽しんでいる。
もとは野草だからすこぶる丈夫で、困るくらい増える。
「フリージャの黄色い焔、好き好き大好き」……。
とメールで送信したら、
なんだ? どうした? とジイサン友達から電話がかかった。
送信先を間違えた、とはいえず、そのままにした。
以後、覚えめでたいような気がする。