近野滋之・民族主義者の警鐘からの転載です。
日本のマスコミは、事実を公正に報道するという姿勢にかなり欠けています。安倍総裁の発言の一部分のみを報道し、自分たちに都合が悪いと思ったことは報道しないという、極めてジャーナリスト精神のもとる姿勢です。
今回の日本記者クラブで行われた党首討論に於いて、安倍自民党総裁が従軍慰安婦について言及されたようですが、これを日本のマスコミは全く報道しませんでした。安倍総裁は、韓国メディアの報道によると、
日本の次期首相の座に就くことが有力視されている自民党の安倍晋三総裁が先月30日、日本記者クラブの主催で行われた党首討論会で「日本軍による慰安婦の強制動員はでっち上げだ」と改めて主張した。http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/12/01/2012120100470.html
安倍総裁は「詐話師が書いた(慰安婦の強制動員に関する)本について日本メディアが報道したことで、強制動員が事実であるかのように広まってしまった。 強制動員を証明する証拠がないということは(2006-07年の)安倍内閣の下で閣議により議決されたが、これが国内外に十分に伝わらなかった」と主張し た。その上で安倍総裁は「日本メディアは事実をそのまま報じるべきだ」と述べた。
安倍総裁はまた、日本政府が1993年、従軍慰安婦の強制動員を認め謝罪した「河野談話」についても「閣議での決議を経ていない」という点を強調した。
安倍総裁は首相在任中の2007年、従軍慰安婦の強制動員をめぐる国会議員の質問に対し「政府が発見した資料では、軍や官憲が強制連行を直接指示する内 容の記述は見付からなかった」と答弁した。一方、安倍総裁はA級戦犯が合祀された靖国神社への参拝をめぐり「首相在任中に参拝しなかったことは本当に後悔 している」と主張している。
東京= 車学峰(チャ・ハクポン)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 12/01
「え・・続いて外交安全保障の問題に移ります
え・・安倍さんに2点お伺いします
え・・1点は6年前に安倍政権が発足した時にですね、安倍さんは持論である靖国参拝を一時封印されて中国との関係を進めました、戦略的互恵関係・・・
え・・その対応についてですね、今後は・・靖国神社に必ず参拝すると言われておりますので、6年前のそのような対応は誤りだったのか、どうだったのか、その問題が1点
もう一つは、え・・従軍慰安婦問題についての河野談話の見直しを掲げられておりますが、この問題は法律事項でもありませんので、やろうと思えば政権発足後すぐにでも内閣の閣議で・・・ある程度の了解を取ればできるわけですが
え・・河野談話の見直しのスケジュールについてはどのようにお考えでしょうか?」
「まず、靖国神社参拝・・についてでありますが、国のために・・命をかけた英霊に対して、尊崇の念を評している
これはどの国も、どの国のリーダーも、厳粛におこなっていることであります
そのことについて、外国の人達から・・・クレームをつけられる謂れは、私は無いんだろうと思います
靖国神社は間違いなく、日本の国土の中にあります、総理大臣が行けない場所があっていいのかどうか?
海外の指導者から「そこに行くな・・」と、言われてそれに従っていいのかどうか?
ということについても、これも考えてみる必要があるんだろうと、思いますね。
そして私は、行くか言わないか?については・・前回総理大臣に就任した時にも、いたずらに外交問題としてこれに火をつけたくないということで、申し上げてきました
今も、先般の総裁選挙でもそう申し上げていたはずです。
そして、前回・・任期中に参拝できなかったことは痛恨の極みであった・・・ということを申し上げた
これが今、申し上げることができる、全てであります。
安倍政権において、それを証明する事実は無かった・・・ということは閣議決定しています。
その中で果たして、人を人さらいのように連れてきた事実があったかどうか・・ということについては、それは証明されていない・・ということを閣議決定しています。
ただそのことが、内外にしっかりと伝わっていないという事をどう対応していくか・・
ただこれも、対応の仕方によっては真実いかんとは別に、残念ながら外交問題になってしまうんですよ
ですから新聞社の皆さんにもそこは慎重になってもらいたいと思いますよ
そこで、我々は、どうこれを知らしめて行くかということについては、有識者の皆様に・・知恵も借りながら・・考えていくべきだろうと思っています。」