「おやじぃ」の日々つぶやき

日々の生活の中で見聞や体験したことを、その歳なりで感じる気持を綴ります。

ワープロ、パソコンの苦い思い出

2009年02月26日 | Weblog
 ワープロ、パソコンに係わる思い出では、記憶に残っていることで2つあります。

 まず、ワープロ(正式にはワードプロセッサー)専用機を購入して失敗したことです

 1985年の夏の終わりころだったと記憶しています。当時は、職場にやっとワープロ専用機が配置されだしたころでしたが、モノ自体がブラウン管デスプレィで図体も大きく、それでいて確か記録媒体もハードディスクが装備されていなくて、薄い紙のケースに入った8インチフロッピーディスクが使われていました。(その後まもなく、5インチのものが出てきました。)
 本体の価格も当時で百万円を越えていたと思います。そのため、個人が専用で使うことは出来なく、また操作が出来る職員もほとんど居なかったので、専任の臨時の職員が配置されていました。

 そんな頃、職場に出入りしていた事務機器・事務用品会社の営業の人から、富士通から個人で使えるワープロ専用機が発売されるので展示会に来て見ませんか、と誘いを受けました。
 当時は、何せ自分のワープロを持ちたい!という強迫観念に近いものがあったので、展示会に行きました。そして、たいして深く考えることもなく、購入しました。価格は、16万円だったと思います。当時の給料支給明細書を見てみると、だいたい、月の手取り額が16,7万円になっていました。給料の1か月分ですから、大きな買い物でした。
 たまたま、そのころ時間外での仕事が多くかなりの時間外手当を受け取っていました。そんなこともあって、やや衝動買いのように購入したようです。

 しかし、使ってみようかと思うとこれが全く使えない代物だと判って来ました。

 確かに、大きさはコンパクトになっていましたが、液晶デスプレィが極端に小さくせいぜい1行30文字で、8行までしか表示できないものでした。それに記録媒体が外付けのカセットテープを使うものでした。
 そのため、結局仕事でも、自宅でも使うことなく物置にしまっておいて、何年か後に廃棄処分となりました。

 もう一つは、パソコン購入での大失敗です

 1995年前後の記憶です。この西暦で言うと今だから判っていますが、丁度OSのWindows95が販売開始された年ですね。
 この当時、職場ではワープロ専用機を使って仕事を処理するようになっていました。しかし、あくまでも個人が購入して使うので、人によって機種がバラバラでした。私はCanoWord α70を使っていたと思います。さすがにこの頃にはワープロ専用機も価格がそこそこ下がって来ていました。

 ただ、そのころまたしても何故か「これからはパソコンを使えなくちゃならない!」という強迫観念のようなものに執り付かれていました。

 たまたま、職場から帰るときに買物公園にあったそうご電器の店舗に立ち寄りました。店頭にパソコンが何台か展示してあり、大幅値下げとかの張り紙がしてあったと思います。その時は、即決しなかったのですが2、3日後に購入していました。
 価格は、確か25万円程度だったと思います。当時の給料支給明細書では、手取り額がだいたい25、6万円でした。またしても、給料の1か月分を払っての買い物でした。
 しかし、私はパソコンについての知識もないままに買ってしまったので、そのパソコンのOSがWindowsの3.1Ver.だったことに後から気がつきました。

 もう其の時点では遅かったのです

 メーカーはNECだったと思います。ノート型パソコンで一応カラー液晶デスプレィでしたが、フロッピーディスクドライブ、CDドライブも装備されておらず、止む無く外付けのものをそれぞれ買いました。それだけでも5、6万円は追加の支出になりました。

 問題は、まだありました。ワープロソフトは、確か一太郎の3.0Ver.が入っていましたが、例えば部分的な文字の拡大操作をしてもデスプレィには目で見て判るような画像表示がされない代物でした。

 結局は、ほとんど使わないというか、使えなくて自宅に置いたまま、数年後にはリサイクルショップにて売却しました。もちろん評価額は殆どなく、ジャンク品としての買取りになりました。

 しかし、そういう失敗に懲りずに1999年にはデスクトップ型のVAIOを購入して、やっとEメールとインターネットを少しできる様になりました。

 振り返ってみると、随分と無駄な金を使ってしまったなぁというのが、実感です