「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

保護命令 (2)

2012年02月18日 21時26分53秒 | 「愛した人がBPDだった場合のアドバイス

(前の記事からの続き)

 虐待者のもうひとつの特徴は、  「分離トラウマ」 です。

 皆さんなしには生きていけないと信じ込み、 絶望や怒りの引き金となります。

 また、 アルコールや薬物は 反応を鈍くさせるので禁物です。

 一時的に引きこもり状態に陥り、 パートナーにとらわれる危険があります。

 いつまでも傷つきやすいまま、

 自分自身やお子さんに 充分な配慮ができなくなってしまうでしょう。

 自分の弱さを 少しでも克服するために 一歩を踏み出してください。

 周囲の状況を 常に自覚するようにしてください。

 パートナーと暮らしていたときの 習慣を変えると、

 好ましい変化が生まれるかもしれません。

 暴行に対する用心は し過ぎるくらいの方が良いですが、

 過剰な警戒は 一種のストレスになります。

 自分自身をいたわることが 何よりも重要です。

 自分のために何かをする 時間を確保してください。

 どんな過ちをしてしまったとしても、 自分を許してあげてください。

 皆さんは前へと進んでいます。

 もはや犠牲者ではありません。

 お子さんがいる方は、 自分の前向きな姿勢に 気付く必要があります。

 そうすればお子さんも、 自分のそういう面を見つけるでしょう。

 親が強くなれば 子供も強くなります。

 親が未来を信じれば、 子供に希望を与えるのです。

〔 「愛した人が BPDだった場合のアドバイス」
   星和書店 (ランディ・クリーガー) より 〕
 


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