「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「海猿」,「ポセイドン」

2006年06月10日 18時51分13秒 | 映画
 
 海洋アドベンチャー映画が、日米で続きました。

 「海猿」は大層人気が高く、海上保安庁への応募者が倍増したと言います。

 確かに日本映画としてはスケールが大きく、手に汗握るシーンが山盛りです。

 感銘する場面もありました。

 でもσ (^^;)は、日本映画の間延びした演出に、イライラして着いていけないことがあります。

 “溜め”を作っているつもりなんでしょうが、現実には人はそんな漫然とした行動は取らず、リアリティが感じられません。

(他の観客は泣いたりしてるんですが (^^;))

 「海猿」も、僕にとってはそういうシーンがいくつかありました。

 「こんな緊急事態にそんな一息ついてる場合じゃないだろう!」

 てなもんで。 (^^;)
 

 一方「ポセイドン」は、最初から最後まで息をつく間もない、緊迫したシーンの連続でした。

 幕開き早々、巨大津波に襲われて転覆し、冒頭からパニック状態になります。

 天地がひっくり返ったら、そりゃあ地獄絵図になるでしょう。

 そして、数人の乗客が船外に逃げようとする話になるのですが、

 船の構造も知らない一般乗客が、ダクトや機械室などをたどって脱出路を見つけていく

 という設定は、相当無理があります (^^;)

 それに、アクションに終始して、人間ドラマはほとんどありませんでした。

 その点では「海猿」のほうが、よく作られていたでしょう。
 

 それにしても、「海猿」も沈没する船からの脱出を描く話なので、当然といえば当然なのでしょうが、

 両者そっくりなような場面が幾つかありましたね。

 海洋スペクタクルの日米対決は、どちらに軍配が上がるでしょうか。
 


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