「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

心子、 10年目の祥月命日 (2)

2011年01月18日 20時06分12秒 | 心子、もろもろ
 
(前の記事からの続き)

 そして久しぶりに、 心子が旅立ったホテルを 訪れました。

 彼女が泊まった部屋へ 行ってみると、 ちょうど清掃中で、 ドアが開いていました。

 中を覗くと、 当時と作りが 変わってしまっています。

 部屋の中に入り、 清掃中のホテルの人に 聞いてみると、

 5年ほど前に 改装してまったそうです。

(ただ 4年半あまり前に、 僕はホテルの部屋に  “不法侵入” したことがあり、

 この時は改装前でした。

http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/35275980.html )

 部屋の中を 見せてもらいましたが、 当時と印象は 変わってしまっていました。

 心子の追憶が またひとつ少なくなり、 残念な心持ちです。

 ホテルの人に、 10年前の今日、 心子がこの部屋で 最後の夜を過ごし、

 翌未明、 飛び下りたことを話しました。

 その人はそういう話は 聞いていなかったということです。

 心子が舞ったベランダを 見せてくれないかと頼みましたが、

 それは遠慮してほしいとのこと。

 後追いを恐れたのでしょうか? 

 閉まった窓の内側から 外を見るのは構わないということで、

 心子が落下した辺りに 見入りました。

 ホテルの人は僕に、 お名前はと聞きかけましたが、

 すぐに余計なことだと思い返して 取り消しました。

 僕は  「境界に生きた心子」 のことを言い、 チラシを渡してきました。( ^^;)

 もし良かったら ご覧になってほしいと。

(次の記事に続く)
 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 心子、 10年目の祥月命日... | トップ | 心子、 10年目の祥月命日... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

心子、もろもろ」カテゴリの最新記事