「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

宮間選手の超美技

2011年07月26日 16時10分08秒 | Weblog
 
 なでしこジャパンが 勝利を決めた直後に アメリカ選手を労り、

 日本人選手の人間性が称えられたという 報道は聞いていましたが、

 詳しい状況をTVでやっていました。

 ワールドカップ優勝を手にし、 抱き合って歓喜するなでしこたち、

 でもこのとき 一人だけ、 乱舞の渦の中に いなかった選手がいます。

 決勝戦で同点ゴールとPKを決めた、 宮間あや選手です。

 熊谷選手の蹴ったボールが ゴールに吸い込まれた瞬間、

 なでしこたちは一斉に 歓呼し走り出しますが、

 宮間選手だけは立ち止まって 違う方向を見ていました。

 そして アメリカ選手の方へ歩み寄り、

 かつてのチームメイトである ホープ・ソロ選手らの肩を抱いたり、

 敬意を表していたのです。

 PKが決まって、 日本人なら誰もが 喜びを爆発させる一瞬です。

 その絶頂の時に、 宮間選手は喜びをあらわにせず、

 アメリカ選手の心の痛みを 気遣っていたのです。

 一体誰が こんな振る舞いをすることができるでしょうか。

 ゴールやPK以上の 超ファインプレイかもしれません。

 胸を打たれたソロ選手は、

 「アヤ、 日本は初めての ワールドカップ優勝なんだから、 喜んでいいのよ。

 お願いだから……」 と 伝えたそうです。

 試合後に 二人が談笑する写真が、 FIFA公式サイトに掲載され、

 世界で最も見られた 画像になったといいます。

 その後、 ソロ選手はテレビ番組で 宮間選手の秘話を語り、

 アメリカ中に なでしこの気高さが伝わりました。

 本家の日本で、 このエピソードが広がらなかったのは 残念でした。

〔 参考: フジテレビ 「Mr. サンデー」 〕
 


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