富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
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羆の光

2015年07月22日 | 羆の光



あれから1年。
遠目にも目立つきれいな柄を纏っていますが
その分、性質はか弱くなっていますので栽培には気を使います。
それでも葉繰りが年に1枚半なのは上出来なのかも。
新根の伸びも早々に止まりましたのでまずは植え替えをしてみました。
一度は展示会にと思っていますのでさすがに株分けするのは止しました。







一見派手になりそうで踏み止まるのがこの木の美点で
親木の天葉はまたしっかりした紺覆輪が続きそうです。







この仔の天葉は細い紺覆輪ですがこの木の柄のパターンを踏まえると
そのまま派手になってしまうことはなさそう。
もうすぐ次の天葉の番ですがまた太い紺覆輪になってくれることでしょう。







こっちは派手な下葉を思えば天葉は夢のような展開です。
でもまさか次で柄抜けなんてことにはならないでしょうね。







こちらの仔はちょうど良い具合の紺覆輪です。







昨年出た仔もそれなりの柄になってくれそう。

後何本か上柄の仔が出て裾空きを解消してくれたら
理想的な株立ちになるのでしょうが
考えてみるとこんな柄の株の存在自体奇跡に近いというものです。
更にとなれば先々のハードルはかなり高そうかも。








一方、こちらの木は春先に下葉がバラバラ落ちました。
ちょっと悔しくもあり株分けの欲求がこちらに向かってしまいました。







とりあえず根は健全でアタリは盛りだくさん。
また良い方向で復活してくれるでしょうか。








外した仔ですがこれは完璧な柄で作りこむのが楽しみな木です。
前にもどっかで書いたと思いますが
天葉の葉元の中透け部分に少し緑を残しながら伸びる後冴え気味の木は
先々柄でひどい目にあうことはなさそうです。







とはいえこちらは何やら柄が消え入りそう。
ここから本当に復活するのかなあ・・・。








こちらはあれから1年2ヶ月。
一番下の木です。
これも下葉をバラバラ振るってしまいました。
それで植え替えついでに株分けを・・・。






こちらは天冴え柄の木ですがやはり柄の継続は芳しからずやで








外した仔は柄抜けになりそうかも。
思わず手放したくなるのもよ~くわかります。
逆に後冴えの木を見つけたらこれはもう入手のチャンス。
微妙な違いではありますが先々を考えるとそれはもう段違いです。
とか言っちゃったら自分が買えなくなってしまいますね。

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