富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
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煙突植え+竹炭

2006年07月21日 | 作について
展示会も無事に盛況のうちに終わりようやく棚にも静けさが戻ってきました。
そういえば今年の作ももう折り返し地点を過ぎてしまった様な気がします。

さて、30年ぐらい前はそれまで主流だった
棒状の炭を芯に使った植え方もまだ見受けられましたが
水持ちが良すぎたのか炭が入手難になったのか
その後は空洞植えに取って代わられてしまいました。

それでも長い間使い続けられたからには
炭にも何らかの効用があったはずです。

そこでまた使えないものかと目に留めたのがこの竹炭
植え替えの途中で気が付いたので春から出来なかったのが残念ですが
それでも半分ぐらいに使用してみて
コツが飲み込めて来ましたのでちょっと紹介。

建国殿ですが根が長くなると
隣の鉢に入り込んでしまいますので植え替えてみます。
まず、アンコを作る際に使う棒に竹炭を2,3枚セットし、それを水苔で覆い、やや硬めに絞ります。
これでも上を開ける煙突植えにこだわっています

その後は根をまたがせて上ゴケを巻くという今までのパターンと同じですが
鉢に植え込んでみるとアラ不思議(でもないか
丸棒状の炭と違って空洞が上まで確保されています。

内と外から多孔質にサンドイッチされているようなものですから水の切れもバツグン。
鉢に中はいつもヒンヤリとしていますし半生乾きの状態が長く続いてから
スッと乾くという好ましい環境です。
特に大株や寄せ植えの大鉢などは乾きのペースが他に合わせやすく
根傷みも少ないのではないかと考えています。

汚れた鉢から抜いて新しいのに換える際も硬い芯のおかげで
アンコが潰れることもなく好都合でした。

まあ、棚の環境によっては返って不都合があったり
面倒が増えるだけということも当然あることと思います。

ところで使った後の竹炭はどうしましょう?
バーべキューに再使用ではとても焼肉のほうの上作は期待できないかも?
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5 コメント

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竹炭ですか・・・ (kyuuka)
2006-07-22 12:11:21
こんにちは。

ブログでははじめまして。お邪魔します。

つい煙突植えとのことで投稿しました。



今年のように雨ばかりの日照の少ない日々では、煙突植えは例年以上に功を奏している感じがします。秋田ではいかがでしょうか。

今は煙突の芯には、桧の~~を使っていますが、以前知人にたくさん竹炭をいただき、試したことがあります。成長期は良かったのですが、冬場竹炭にカビが生え、翌年植替えをサボることができなかったので、止めました。成長期に施す液肥が炭に付着していたのが原因だったと思います。温室栽培でない辛さです。

三昧さんがおっしゃるとおり、それぞれの棚場等環境によって状況、効果が違ってくるものと思います。また、今回の試みの成果をご紹介いただけばと思います。宜しくお願いいたします。

どうもお邪魔しました。
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煙突植え (出雲F)
2006-07-24 20:15:33
今晩は。煙突植えの方法が、良く解りました。試して見たいと思います。この頃の雨続きと、真夏のムレ対策にすごくいいヒントをもらった気がします

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カビ( ̄□ ̄;) (風蘭三昧)
2006-07-26 00:40:43
kyuukaさま。

その節はいろいろと教えていただきましてありがとうございました。

皆さんに紹介しますと私よりずっと以前に煙突植えを実行されている方で

おかげで確信を持って全部の鉢を煙突植えで植え替えることが出来ました。

今年のように雨が続いても鉢は良く乾きますから早々に効果バツグンを確かめることに。





桧の~~は入手できず替わりに竹炭を思いついたのですが

これも実行されていたのですね。

竹炭はいいことづくめだと思ったのにカビですか



それを防ぐ為に適度に空気は動かしていますので

果たして生えるのかどうか今年の冬が楽しみになってきました。

またいろいろとご教授ください。



出雲Fさま

と言うことで雨の多い今年などは相性ピッタリのようです。
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失敗談です (kyuuka)
2006-07-30 12:50:56
こんにちは。

適度に空気は動かしていらっしゃるとのことさすがです。当初私は何も気にしていなかったので、鉢によってはカビカビになりました。それでは夏場に鉢につくような青のろも大丈夫ですね。



以下、参考まで失敗談の続きです。

一番危ない時期は、冬から春先にかけての三寒四温の時期でした。気付いてから安易な気持ちで2週間ほど放って置いたら、カビにやられました。鉢によっては、竹炭を抜くだけでよかったです。これはこれでコンクリート工事の型枠を外すのと同じことで、台苔は成型され空洞がより広がり、逆に不幸中の幸いといったところでした。水苔までやられなければ、問題ないと思います。



それと3年前のエピソードですが、春になって外へ鉢を出すときに、空洞に何か詰まっていて、ギョッとし見てみれば、なんと冬越したスイッチョンの成虫が入っていました(自然の生きることへの意思を思い知りました。)。後で恩を仇で返され、葉を齧られるといけないので、少し離れた草むらに逃がした次第です。煙突内部がフウランにとっても良い空間と思い、今なお続けている次第です(妄信かもしれませんが・・・)。

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なるほど! (風蘭三昧)
2006-07-31 10:59:37
こんにちは。



こちらでの冬眠中は湿度をやや高めにしていますから

空気を攪拌しないと鉢にまでカビが生えてしまいます。

竹炭にもカビが生えそうになったら抜き取ればよいだけのことですね。

私も臨機応変に対処したいと思います。



スイッチョンの成虫が入ってたんですか

さぞ、居心地良かったことでしょう。

ナメクジだと困りものですが・・
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