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フランス語の勉強ノート

フランス語を勉強していて、知らなかったこと、忘れていたこと、発見したことなどについて書いていきます。

des nouvelles de

2006年07月25日 17時39分24秒 | 文法
2006年7月17日のNHKラジオフランス語講座より

今日の表現として
des nouvelles de
が取り上げられていました。

Tu as des nouvelles d'Antoine ?
アントワーヌから連絡はあった?

Je n'ai pas de ses nouvelles depuis deux mois.
もう2ヶ月、彼から連絡がない。

2番目の文章の
de ses nouvelles
って何か変じゃありません?
de sesのdeって何???

と私のように疑問に思う人がおそらくたくさんいるのでしょう。
それを見越して六鹿先生は次のように説明されていました。

「"des nouvelles de 誰それ"は、"誰それからの消息"と言う意味です。
彼、彼女の消息などのように言う場合は、
de ses nouvelles
のように、前にdeという要素が付きます。
このdeは部分を表すdeであると言われています。
"君、彼(彼女)から連絡あった?"なら、
Tu as des ses nouvelles ?
となります。」

「二つ目の文に出てきているdeという要素、実は最初の"des nouvelles de 誰それ"のdes nouvellesにもこのdeが含まれると考えられています。」

うーむ、ややこしいぞ!
辞書でdeをひいてみると

「《部分を表す小辞》~の一部」
とあり、続いて、

boire de ce vin このワインを少々飲む
manger de tout すべての料理に箸をつける
manger des pommes dans la corbeille かごの中のリンゴを(いくつか)食べる

と例が挙げられていました。
めまいがしますね


2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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deに関して (てふママ)
2006-07-29 09:31:35
この、部分を表わすdeというのは、部分冠詞の成り立ちを考えてみると納得できるのではないかと思います。通常、部分冠詞の男性形はdu、女性形はde laと習いますよね。duはともかく、de laのほうは、2単語でひとつの冠詞なのか…などと意外な気がするものです。



ところが実際の成り立ちは、定冠詞le、laの前に、部分をあらわすdeがついたものなのです。ですから、de+定冠詞の縮約形とまったく同じ形なのも当然のことなのです。



現在は、もともとが定冠詞であるという説明は初学者にはわかりにくいので、あまり部分冠詞の項目では説明されませんが、de ses nouvellesなどという表現に出会うと、やっぱり部分を表わすdeについては知っておくべきだと思ってしまいますね。
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いつも目からうころです (fuuko)
2006-07-29 12:04:38
てふママさん



すごくすごく納得しました。

部分冠詞の男性形du、女性形de laは何の疑いをもつこともなくそのまま覚えていましたが、そういうことだったんですね!

de ses nouvellesもすんなり理解できます。



ありがとうございます!!
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