フランス語の勉強ノート

フランス語を勉強していて、知らなかったこと、忘れていたこと、発見したことなどについて書いていきます。

原因・理由の表現

2011年08月16日 18時28分39秒 | フランス語でニュース
2011年4月1日のNHKまいにちフランス語講座(講師:杉山利恵子先生)より
前々回のDialogueで気になったこと。

その2
原因・理由の表現

à cause de ~のせいで
一般に結果が好ましくないことに使います

Le match n'a pas eu lieu à cause du mauvais temps.
試合は悪天候のせいで行われませんでした。

en raison de ~の理由で、~のために
一般に結果が中立的なことに使います。
改まった言い方です。

Les banques sont fermées en raison des fêtes de Pâques.
銀行はイースターの祝日のため閉まっています。

faute de ~がないので
deのあとの名詞は無冠詞です。

Je n'ai pas pu finir mon travail faute de temps.
時間がなかったので、仕事を終えることができませんでした。

grâce à ~のおかげで
結果が良いことに使います。

L'espérance de vie est de plus en plus longue grâce aux progrès de la médecine.
平均寿命は、医学の進歩のおかげで、ますます長くなっています。

comme ~なので
必ず文頭に置きます。

Comme il a neigé toute la nuit, la route est glissante.
一晩中雪が降ったので、道は滑りやすくなっています。

parce que ~だから
ふつう文頭には置きません。
理由を知らない相手に理由を説明するときや、Pourquoi ... ?の疑問文に対して答えるときに使います。

Je suis en retard parce que j'ai manqué mon train.
私は電車に乗りそこねたので遅刻しました。

Je n'ai rien mangé parce que j'avais mal à l'estomac.
私は胃が痛かったので、何も食べませんでした。

Pourquoi restez-vous dehors ?
Parce que la porte est fermée à clé.
なぜ外にいるのですか?
なぜならドアに鍵がかかっているからです。

puisque ~なのだから
相手にとって、あるいは誰にとっても明らかな事実を理由として持ち出すときに使います。
主語の前においても、後ろにおいてもかまいません。

On va manger, puisqu'il est déjà midi.
食事に行きましょう。もうお昼なのだから。

Puisque tu es fatigué, repose-toi bien.
疲れているのだから、よく休んでね。

retard

2011年08月15日 18時19分40秒 | 語彙
2011年4月1日のNHKまいにちフランス語講座(講師:杉山利恵子先生)より
前回のDialogueで気になったこと。

その1
retard

être en retard は主に人が主語となって「遅刻する」の意味となります。
avoir du retard は主に物が主語となって「遅れる」の意味となります。
retardのその他の表現をみてみましょう。

Le train a dix minutes de retard.
電車は10分遅れている。

Ma montre a pris du retard.
私の時計は遅れている。

Mon avion a eu une heure de retard.
私の飛行機は1時間遅れました。