フランス語の勉強ノート

フランス語を勉強していて、知らなかったこと、忘れていたこと、発見したことなどについて書いていきます。

九州の地震、お米の神事で予言

2005年04月29日 18時02分38秒 | フランス語でニュース
Un rituel shintoïste à base de riz avait prédit le séisme du Kyushu

Yahoo frからのニュースです。

Un rituel divinatoire shintoïste, à base de riz, célébré dans un sanctuaire ancien du sud du Japon, avait prédit cinq jours auparavant le violent tremblement de terre qui a secoué dimanche l'île du Kyushu, a affirmé lundi un dignitaire du sanctuaire.

un rituel 儀礼
divinatoire 占いの
sanctuaire 教会堂、神殿(ここでは神社)
auparavant 前に
secouer 揺さ振る
dignitaire 高官(ここでは宮司)

(試訳)日曜日、激しい地震が九州を襲ったが、その5日前、日本の南部に古くからある神社で、お米占いの神事があり、ここでその地震を予言していたと、神社の宮司が明らかにした。

3月15日に佐賀県みやき町にある千栗(ちりく)八幡宮で「お粥(かゆ)試し」という神事がありました。お粥のカビを見て、今年のその地方(佐賀県、福岡県、熊本県)の運勢を占うものだそうですが、災害が多い年という運勢が出たそうです。
詳しくはこちら。

盗む dérober, cambrioler, voler

2005年04月23日 23時40分58秒 | 語彙
フランスの怪盗といえば、アルセーヌ・ルパンですね。
ちなみにルパン三世は、アルセーヌ・ルパンの孫だそうです。
アルセーヌ・ルパンは建物の中に忍び込んで、盗みを働いたわけですが、このように建物の中にはいって盗みを働くことをフランス語では
cambrioler
といいます。
例:Des voleurs ont cambriolé un magasin.
注目すべきは、目的語です。
盗みを働いた場所が目的語にきます。

「~を盗む」を意味する一般的な動詞は
voler
です。
例:voler de l'argent

また、こっそり盗む、特にたくさんあるものから一つ、二つと盗む場合は
dérober
を使うのだそうです。
例:Il a dérobé quelques paquets de cigarettes.
こそ泥っていう感じでしょうか。
déroberは現在では物を盗むというより、比喩的表現のほうが多くなっているそうです。
例:dérober un secret
(秘密を盗む)

ついでに名詞も覚えてしまいましょう。
ルパンの職業はフランス語では
cambrioleur (女性はcambrioleuse)
と言います。
空き巣のように建物に入って物を盗む人を指します。

スリ、ひったくりなど、どちらかといえば外で活躍する泥棒のことは
voleur
というそうです。

っぽい -âtre

2005年04月22日 16時30分44秒 | 語彙
今日のNHKフランス語講座から。

色を表す形容詞+âtreで「~っぽい、~がかった」という形容詞になります。

blanc 白の blanchâtre 白っぽい
violet 紫の violâtre 紫がかった
noir 黒の noirâtre 黒っぽい
rouge 赤の rougeâtre 赤みがかった
bleu 青の bleuâtre 青みがかった

冠詞1

2005年04月20日 13時30分31秒 | 文法
今日のNHKフランス語講座(ラジオ)から。

二つの名詞の双方に冠詞がかかるときは複数形 les になります。
例:les mercredi et vendredi「水曜と金曜(毎週)」

曜日の前に定冠詞がつくと、「毎~曜日」の意味になります。
例:le vendredi 「毎金曜日」

靖国でバレエ?

2005年04月20日 11時22分01秒 | フランス語でニュース
某新聞の記事でLe Monde のニュース(2005年4月15日の本blogで取り上げたニュースと同じ)を引用していましたが、その訳にちょとぷふふ

「小泉首相は靖国神社でぎこちないバレエを踊り・・・」

引用されているフランス語の該当箇所は

l'étrange ballet du premier ministre japonais autour du temple Yasukuni de Tokyo

(東京の靖国神社で日本の首相のきみょうなバレエ)

ほんとうにバレエって書いてあったんですね!
でも、なんかトロカデロ(男の人が女性の役もやってしまうバレエ団)みたいで奇妙な感じもしなくはありません。

バレエの日本での歴史はまだまだ浅く、日本語の比ゆ的な表現になるまでにはなっていないような気がします。
ここは、演劇関連の語句に変えてしまったほうが、なじみやすいのでは?

たとえば、
「日本の首相が東京の靖国神社でぎこちない役回りを演じ、」
なんてどうでしょうか。

日本-中国 緊張状態のパートナー

2005年04月15日 17時00分02秒 | フランス語でニュース
Japon-Chine un partenariat sous tension

Le Monde からのニュースです。

En 1989, le PDG de Sony, Akio Morita, et celui qui n'est pas encore gouverneur de Tokyo, Shintaro Ishihara, publient un livre au titre provocant: No teieru Nihon, en français "Le Japon qui peut dire non".
ソニーの会長盛田昭夫とまだ東京都知事になる前の石原慎太郎が「ノーと言える日本」という挑発的な題名の本を1989年に出版している。

La cible est américaine.
ノーの相手はアメリカである。

Il s'agit de montrer au grand voisin que l'affirmation politique est le prolongement naturel de la domination économique.
経済的に優勢になったので、政治的に主張することは自然な流れであると、隣の大国に示さなければならない。
La crise japonais conduira finalement à plus de retenue.
しかし、日本が危機に瀕したため、かえって控えめになってしまっている。

Quinze ans plus tard, un scénario un peu similaire se met en place; des politiciens nationalistes élèvent à nouveau la voix, mais le voisin visé est désormais chinois.
あれから15年、似たような状況が起きつつある。国家主義の政治家が別の相手に対して声を上げている。今度の相手はお隣中国である。

provocant 挑発的な
cible 対象
Il s'agit しなければならない
affirmation 主張
prolongement 延長
crise 危機
retenue 控えめ
se mettre en place その場所で(ある状態)になる
viser ねらう
désormais 今後は

「ノーと言える日本」懐かしいですね。
ところでこの本についてなんと盛田さんが悔やんでいたそうです。
驚き。
詳しくは橋本知事のblogをご覧下さい。

フランス語講座、受講開始!

2005年04月12日 23時31分53秒 | 発音
某フランス語講座の1回目の授業を受けてきました。
先生の言っていることが時々わからなくなるので、ちょっとあせってましたが、ほかの生徒さんも全部聞き取っているわけではないことが授業の後でわかったので、ほっとしました。

実は、ずいぶん前にフランス語の市民講座を受けたことがあるのですが、そのときは挨拶から始める初心者クラスしかなく、易しすぎてつらい思いをしました。
今回は生徒のフランス語のレベル自体も大体同じようなので、続きそうです。

1回目のフランス語の授業で先生によく注意されたのは、リエゾンです。
たとえば、des petits enfantsを「デ・プチ・オンフォン」と発音してしまいました。
本当は「デ・プチゾンフォン」と petits の s をちゃんと発音しなければなりません。

C'est un のような有名なものは「リエゾン」した音を丸覚えしているので大丈夫なのですが、時々しか使わないものはみなさんどうやって思い出すんでしょうか?
やっぱり、時々しか使わないものも丸覚え?
あぁ、気が遠くなる

再帰代名詞の文法的機能

2005年04月10日 14時55分54秒 | 文法
フランス語力だめしから。

Je me souviens de mon enfance. 再帰代名詞(me)の文法的機能は?

文の意味が「私は子供のころのことを覚えている」だから、私に子供のころのことを思い出させる・・・間接目的語だ!と日本語で考えた私は間違い。
正解は 直接目的語(直接目的補語) です。
動詞se souvenir は本質的代名動詞で、再帰代名詞は直接目的とみなされるのだそうです。

Elles se telephonent. 再帰代名詞(se)の文法的機能は?

お互い電話しあうだから・・・と考えては間違いやすいんですね。
それよりもElle telephone a Lisa.リサに電話する・・・と考えたほうが間違えません。
正解は間接目的語です。

再帰代名詞に直接目的、間接目的の区別をしていたんですね!
考えたこともありませんでした。


ふうこ

2005年04月05日 22時59分41秒 | 近況
このblogの作者名(gooID)fuukofuuko、もう一つのblog「がんばるねんフランス語」の作者名fuukoは実家にいるネコの名前ふうこからとっています。
そのふうこが先ほど私の両親と伯母に看取られて、旅立っていきました。
20年と7ヶ月ほど、私達家族の潤滑油でした。

たくさんの思い出をありがとう。
そしてご苦労様。
ふうちゃん。