フランス語の勉強ノート

フランス語を勉強していて、知らなかったこと、忘れていたこと、発見したことなどについて書いていきます。

honey and clover

2009年11月02日 14時36分17秒 | 多読
前回の「多読」の記事はなんと2年前!
その間、全くしてなかったわけではないのですが、積極的とは言いがたい状況です。

今は、今年の夏に買ったhoney and cloverを読んでます。
もちろん、羽海野チカさんのマンガ「ハチミツとクローバー」のフランス語版です。

前回多読したNANAはあまりにも青春すぎて、年齢的にも気力的にもついていけず、5巻ほどで断念してしまいました。
今回のhoney and cloverも青春なんですが、ギャグもあるので、ま、なんとかなりそうです。
現在2巻目の途中まで来ています。

NANA

2007年12月12日 22時41分38秒 | 多読
久しぶりの多読です。
ほんとすっかりフランス語読書から離れてしまって、とほほです。
今回選んだのは漫画。
それもNANA。
映画までできちゃうし、フランスでも人気があるみたいだし、某書店に行くとフランス語版はいつも売り切れてるし・・・で、これに決めました。
今、根性で30ページまで読みました。

たった30ページ(しかも漫画)というのに、すでにいくつかの単語につまずいています。
いくつか書き出してみると・・・・・

mec (話し言葉)やつ、男  年寄りとか子供とかには使わないみたいです。
coupe (f) (髪の)カット
pote (話し言葉)仲間、友達

読み進んだらまた単語を書き出してみるつもりです。

ところで、日本人にしか通じないようなつまんないギャグが、そのまま訳されているのを発見しました。

アートスクールに入ったNANAにJUNKOが「男見つけるためにこの学校来たの?」と問う場面で

NANA : Mais non, Jun ! J'ai vraiment envie d'étudier le dessin .....
JUNKO : Tant mieux ! Parce qu'avec cette coupe, c'est perdu d'avance !
NANA : C'est pas vrai ! M. Isono a dit qu'elle m'allait super bien !
JUNKO : Isono ? C'est qui ? M. Masuo ?

perdu d'avance 前もって負けるとでもいうのでしょうか?要するに、すでに負けている→彼なんて見つからないという感じだと思います。

ナナ「違うわよ、ジュン!本当にデッサンの勉強がしたいんだから・・・」
ジュンコ「じゃ、いいけど。だいたいそんな髪型じゃ、もてるわけないし!」
ナナ「ウソ!イソノさんはすごく似合ってるって言ったもん!」
ジュンコ「イソノ?誰、それ?マスオさん?」

それってフグ田だろってつっこみをフランス人ができるのかどうか?
できたらすごいですね。

フランス語のぼうけん

2006年11月12日 11時59分29秒 | 多読
フランスの学習絵本ではずせない人と言えばAlain Grée
60年代から70年代にかけて、ベルギーの学習絵本専門の出版社カスターマンから学習絵本をたくさん出版されています。

Alain Gréeの絵本は古本でしか入手できなかったのですが、今年、ジェネオンエンタテインメント社から「フランス語のぼうけん AからZ 500のことば」として新たに出版されました。

オリジナルの本はフランス語とオランダ語が併記された本だったようですが、「フランス語のぼうけん」では、オランダ語の部分が日本語に置き換えられています。
単なるABCの本ではなくたくさんの例文が付いています。

たとえばAの項目をみますと、

L'accidenté arrive à l'hopital dans l'ambulance.
けが人はきゅうきゅう車でびょういんにはこばれます。
(arriverとdans、こんなふうにして使うんですね。)

L'abeille est un animal : c'est un insecte.
ミツバチは生きものです。虫です。
(animalって「動物」っていう意味だけじゃなかったんだ!)

L'auto a une antenne-radio.
車にはカーラジオのアンテナがあります。
(そうそう、avoirってこんなふうに使えるんですよね。)

と、なかなか発見の多い例文がずらり。

2000円と絵本としてはちょっぴり高いのですが、フランス語だけの絵本を日本で買おうとすると、この値段ではなかなかありません。
おすすめの一冊です。

魔女がいっぱい

2006年05月24日 13時13分48秒 | 多読
Roald DahlのSacrées Sorcièresを読み終わりました。
Folio Juniorシリーズの対象年齢10歳以上の本です。
201頁あります。

Roald Dahlはウェールズ(Galles)出身の作家で、もちろん原書は英語です。
私が読んだ"Sacréées Sorcières"はフランス語に翻訳されたものです。
翻訳物はあまり読みたくなかったのですが、本屋さんにあまりおもしろそうなのがなくて、半ば仕方なく買いました。
でも買ってよかった。
内容がとてつもなくおもしろかったんです!

Sorcièresの意味すら知らない状態で読み始めましたが、Quentin Blakeの描くかわいいイラストでその意味がわかりました。
このイラストがなかなかよく出来ていて、内容を理解するのにとても役に立ちます。

"Dans les contes de f´s, les sorcières portent toujours de ridicules chapeaux et des manteaux noirs, et volent à califourchon sur des balais."

とsorcièresについての説明から始まります。次に主人公の男の子がおばあちゃんと暮らすようになった経緯、おばあちゃんから聞いたsorcièresの話が続き、男の子が実際に見たsorcièresの話が語られます。

勇敢で聡明な男の子の話というのはよくありますが、この本に出てくる男の子は困難を克服するのでなく受け入れることができます。
困難を受け入れるなんて、大人でもなかなかこうはいきませんね。
ひょっとすると、子供だからこそできるのかもしれません。

ところどころに単純過去が出てきますが、すっとばして読んでも内容の理解の妨げにはならないと思います。
この本を読む前に単純過去の活用に一度目を通しておくといいかもしれません。

GaspardとLisa

2006年05月16日 22時55分24秒 | 多読
日本でも大人気のGaspardとLisa。
画像はこちら

GaspardとLisaの絵本は20冊を既に超えています。
お話担当はパリ出身のAnne Gutmanさんで、絵の担当はドイツ出身のGeorg Hallenslebenさん。
Hallenslebenさんの描くかわいい謎の生命体(一見してウサギのように見えますが、ウサギではありません。犬でもありません。)に私は一瞬にして虜にされてしまいました。

かわいいのは絵だけではありません。
フランス語の勉強にも役立つおすすめ絵本です。

-Pas question d'avoir un animal à la maison ! avait dit papa.
Mais ça, mamie ne le savait pas.
Quand elle est arrivée avec une grande boîte qui aboyait, j'ai tout de suite su ce que c'était.

15巻の"Gaspard veut un petit chien"より

絵本の中ではLisa、Gaspardのどちらかが語り手になっています。
Lisa、Gaspardの絵日記みたいな感じの流れなので、半過去、複合過去が入れ替わり立ち代り出てきます。
半過去・複合過去の復習にはもってこい
現在、未来、仮定など基本的な文法も出てきますので、基本的な文法のおさらいになります。
1頁20~50単語くらいです。

絵本自体の内容もそれなりに”落ち”があって、なかなかおもしろいですし、飽きが来ません。
ちなみにお値段は欧明社で1365円、洋書を扱っている本屋さんではもう少し高くて1600円くらいします。

L'ART DU POT

2006年05月03日 22時31分59秒 | 多読

Si on n'a plus envie d'avoir de couches

couche おむつ

で始まる「おまる(pot)」をテーマにした絵本です。

う☆こがちゃんとできたらお母さんに見せましょうね。
もしすぐに出ない場合は、どうやってトイレの中で過ごしましょうか。
寝ちゃったり、何か食べたり・・・
でもいらいらしちゃだめですよ。

と、トイレの中での過ごし方を指南する絵本とでもいいましょうか。

1ページ10単語に満たず、フランス語の多読の語数増やしにはあまり貢献できません。
出てくる文法は直説法現在のみ。
多読がうまく進まず、いらいらしていた私をほっとさせてくれた絵本です。
表紙はこちらをどうぞ。

BABAR magazine

2006年04月26日 17時37分01秒 | 多読
初心者だからまずは手始めに絵本でも・・・と思ってもフランス語の絵本は日本で買うと結構高いですよね。
私のような絵本大好き人間ならともかく、たかが絵本1冊にに2千円も3千円も払ってられるか!よくわかります。

今回紹介するのは日本で手にはいる多分一番安いフランス語の本です。
象のババールが出てくる雑誌です。
値段はなんと683円!
本国で買っても4ユーロしますので、まあ納得の値段だと思います。

東京の丸善と大阪の紀伊国屋で見たことがあります。
洋書を扱っているお店であれば注文できるのではないでしょうか。
欧明社でも扱っているようです。
送料がかかりますが、送ってくれると思います。

さてこの雑誌、3~7歳向けです。
まずはHistoire(お話)があります。
最新版では"Bonjour Docteur !"というお話が載っています。

Ce matin, Alexandre est fatigué.
Il frissone, sa gorge pique,
et il n'a pas envie de se lever.

こんな感じで始まります。
約600語ほどのお話です(4ページ)。
現在形と複合過去がほとんどです。
時々半過去がでてきて、少しだけ単純過去と条件法が出てきます。

HistoireのあとはJeuがいくつかあります。
点に番号がふってあって、番号順に点をつなげていくと絵がでる遊び、塗り絵、間違い探しなどです。
最後にConte(物語)。
最新号は"Le Petit Chaperon Rouge"です。
chaperonってこれだけ見ると何を意味しているのかわかりませんでしたが、petitにrouge、物語で「かわいい+赤」、だいたい想像つきますよね。

Il était une fois une petite fille, la plus jolie qu'on eût pu voir.
eût・・・avoirの接続法半過去ですか・・・
なんじゃそりゃあって感じですね。

Sa grand-mère lui fit un chaperon rouge, qui lui allait si bien que partout on l'appelait le Petit Chaperon Rouge.

fit faireの単純過去

雑誌ですので、絵本に比べると格段に字が多くなっています。
語彙も増えますのでちょっと大変かもしれません。

そろそろ子供の絵本は卒業したいんだけど、ペーパーバックの児童書読めるかな~なんて考えている方は、一度試しに手にとってはどうでしょうか。


Ernest et Celestine

2006年04月15日 11時33分22秒 | 多読
ガブリエル・ヴァンサンは日本でも数多く翻訳が出ていますので、ご存知の方も多いと思います。

今回取り上げるErnest et Célestineは熊のアーネストとねずみのセレスティーヌの物語で、シリーズになっています。

私の持っているのはLe sapin de Noël

- Oh ! Ernest...le beau petit sapin !
- Il est tout tordu, Célestine. Viens !

sapin モミ
tordu ねじ曲がった

と、対話形式で物語が進んでいきます。
登場人物たちの表情が豊かなので、セリフの感じがとてもよく伝わってくる絵本だと思います。

アーネストと二人だけでクリスマスを祝いたいセレスティーヌがだだをこねる場面では

- Toi et moi.
Tout seuls.
Rien que nous deux !

セレスティーヌの表情を見ながら一人芝居できそうです。
一人芝居って暗いかもしれませんが、女優の工藤夕貴さんは英語をシチュエーションで覚えるようにしたそうなので、私も猫相手にがんばってみようと思います。

語数は1ページ20~30語くらいでしょうか。
絵だけのページもあります。
文法事項としては現在、複合過去、半過去、未来、命令が出てきます。
文法覚えたての最初の一冊としてお奨めです。

Phil et Pam その1

2006年04月09日 11時32分43秒 | 多読
SSS英語学習法というのがあるんですね。
この学習法は
「非常に易しい本からはじめて、旧来の多読法の10倍以上の種類の本をつかうことにより、従来の多読の10倍以上の量の英語を読む」(上記サイトより引用)
です。
英語初心者は1ページに2~3語しか書いていない絵本から始め、徐々に語数を増やすのだそうです。

私もこれにかなり似たことをしてきました。
ペースはかなり遅いですが、まあこのやり方でよかったのかと思うとうれしいですね。

カテゴリー「多読」では私が読んできた本について書こうと思います。
まずはPhil et Pamシリーズの découvrent les chiffres

Phil et Pamシリーズは、マーモットらしきPhilとPamと一緒にフランス語の単語を勉強しましょう!という感じの絵本です。
「découvrent les chiffres」では数についても勉強します。

PhilとPamはLéonおじさんと一緒に船で旅行をしているようです。
でもおじさんの姿がさっきから見当たりません。
PhilとPamは船内を回っておじさんを探しに行きます。

Sur le pont, pas de tonton Léon mais 1 lion en caleçon.

見開きの両ページにつき、上のような文章が一つ。
つまり、2ページに15単語前後の文が一つだけなので、本当に初心者向きです。
また、絵の要所要所に単語がついているので、知らない単語も絵から意味を推測することができます。
ライオンのページでは次のような単語が絵の横に添えられています。

le drapeau
le pont
le transat
le livre
le chapeau
les jumelles
le hublot
la rampe
le caleçon

次のページをめくると2頭の狼がでてきます。
こんな感じで10まで数えていきます。

とてもお奨めの絵本です。