フランス語の勉強ノート

フランス語を勉強していて、知らなかったこと、忘れていたこと、発見したことなどについて書いていきます。

パンダを噛んだ男にパンダが噛みついて痛いよ~

2006年09月26日 22時59分03秒 | フランス語でニュース
L'homme qui a mordu le panda qui a mordu l'homme qui a eu mal

mordre かむ

Yahoo Franceからのニュースです。

Un Chinois en état d'ébriété voulait prendre dans ses bras un panda du zoo de Pékin mais n'est parvenu qu'à se faire mordre avant d'essayer de mordre à son tour l'animal, rapporte un journal local.

en état d'ébriété 酩酊状態にある
prendere ~ dans ses bras ~を抱きしめる
parvenir à 苦労して~に成功する
se faire + 不定詞 ~される(使役)
à son tour 今度は彼(彼女)の番で

酩酊状態になった中国人の男が北京動物園のパンダ抱きしめようとしたが、結局は自分が噛まれてしまい、このあと男のほうもパンダを噛もうと図ったと地方紙が報じた。

Zhang Xinyan, un ouvrier originaire de la province du Henan en vacances dans la capitale, a sauté dans l'enclos de Gu Gu, un panda de sept ans, après avoir bu deux litres de bière en déjeunant dans un restaurant voisin.

ouvrier (m) 労働者
enclos (m) 囲い

首都で休暇を過ごしていた河南省出身の労働者、張新艷は、近くの食堂で昼食をとったときに2リットルのビールを飲み、その後、7歳になるパンダ古古(グーグー)の囲いの中にジャンプしてはいった。

グーグー、かわいそう!

男系継承:日本、紀子妃が男子継承者をご出産

2006年09月07日 13時14分17秒 | フランス語でニュース
Succession mâle: la princesse Kiko donne un héritier mâle au Japon

succession (f) 継承
héritier 後継者

Le Mondeからのニュースです。

La princesse Kiko, belle-fille de l'Empereur du Japon, a donné naissance mercredi à un garçon, le premier héritier mâle au sein de la famille impériale depuis plus de 40 ans, susceptible de monter un jour sur le trône du Chrysanthème, a annoncé le Palais impérial.

donner naissance à ~を産む
au sein de ~のただ中に
susceptible ~できる
monter 就く
trône (m) 王位
chrysanthème 菊

水曜日、天皇の義理の娘にあたる紀子妃が男の子をご出産と宮内庁が発表した。皇室での男子誕生は約40年ぶりで、将来、菊のご紋の皇位につくことができる。

La mère et l'enfant, qui pèse 2,56 kilos, se portent bien, selon les médias.

peser 重さがある
se porter 体の調子が~である

報道によると、お子さまの体重は2.56キログラムで、母子ともに順調である。

海外でもたくさん報道されているんですね。

フランス語と英語とドイツ語の関係

2006年09月05日 18時01分15秒 | フランス語あれこれ
先日、NHKラジオドイツ語講座(2006年8月号)でフランス語と英語とドイツ語の関係について解説していました。
なかなかおもしろかったので、紹介します。

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英語の牛「cow」はドイツ語の牛「Kuh」に似ていますが、英語の牛肉「beef」は、牛、牛肉を意味するフランス語の「boeuf」に似ています。
これは、歴史的な経緯に関係しています。

英語とドイツ語はゲルマン語系なので兄弟のような関係にあり、基本的な単語については共通するものが多く、文法も近いものがあります。
一方、フランス語はロマンス語系なので英語、ドイツ語とは従兄弟のような関係にあります。
しかし、語彙だけで見ると、英語にはフランス語系の単語が多く取り込まれています。

もともとイギリスの島には、ドイツ語に似た英語を話す人々が住んでいましたが、ある時期フランス語系の人々が支配者としてはいってきて、イギリスを統治しました。
その結果、支配される側の庶民はドイツ語と似た英語を話し、支配者階級はフランス語系の言葉を話すようになりました。

庶民にとって牛といえば動物の牛を連想するので、動物の牛については「cow」を使い、支配者、上流階級にとって牛といえば牛肉の方を連想するので、牛肉についてはフランス語系の「beef」を使うようになったということです。

同じような例をもう一つ挙げます。
英語で羊のことは「sheep」、羊肉のことは「mutton」といいますが、「sheep」はドイツ語の「Schaf」、muttonはフランス語の「mouton」から来ています。

食べる(eat, essen)、飲む(drink, trinken)、考える(think, denken)などの基本的な単語は、英語もドイツ語も語源が同じなので似ています。
熟慮する(consider, cosidérer)など、少し高尚な語、理知的な語についてはフランス語系が多くなります。

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確かに、フランス語の難しい単語って英語に似たものが多いことに気づいてはいましたが、なるほど、そういう歴史的背景があったんですね。

なんで、ドイツ語聞いているのかって?
ははは・・・聞かないで下さい。
ちょぴり楳図かずおがはいっているだけです。


発音から覚える活用

2006年09月02日 12時35分16秒 | 発音
第1群規則動詞の直説法現在の活用のうち、綴りが同じなのはjeとil, elleですが、発音だけが同じなのは、je, tu, il, elle, ils, ellesと三つ増えます。
この「発音が同じ」は話すとき結構重要です。
書くときは思い出す時間もあるし、比較的落ち着いていられるのですが、話すときはなかなかそうもいきません。
向こうは待っているし、えーっと、えーっと何だっけ、je parle, tu parles, il parleなんて思い出しているの間に時間は過ぎるし、あせるし・・・。
動詞の活用はまず「発音」を先に覚えるのが近道です。

直説法現在だけでなく半過去、条件法、接続法も同じく発音を先に覚えると、かなり気が楽になります。

直説法半過去のje, tu, il, elle, ils, ellesは直説法現在のvousの活用の音に極めて近い音で発音します。

直説法現在のvousの活用語尾は口を左右に引いて鋭く発音する「エ」
半過去のje, tu, il, elle, ils, ellesの活用語尾は口を上下に広く空けて発音する「エ」

直説法現在の発音を覚えるだけで、直説法半過去も半分以上は制覇できてしまうわけです。

接続法現在のje, tu, il, elle, ils, ellesは直説法現在のils, ellesの活用の音と全く同じです。

直説法単純未来のje, tu, il, elle, ils, ellesはavoirの直説法現在のje, tu, il, elle, ils, ellesの活用語尾の前に「r」をくっつけたものを活用語尾にするとできあがり。

条件法現在の活用は半過去の各活用語尾の前に「r」をくっつけるとできあがり。

こう考えると、意外に楽にはいってきます。
しかし、問題なのは綴りをなかなか覚えようとしなくなること。
私は綴りが弱いんですよね~

参考:NHKラジオ講座入門編8月号