中国で生まれた、儒教
孔子、孟子の教えは日本の道徳の基準となり、日本人の考え方、文化の基礎になっていると思います。現在の日本ではその儒教の考え方がなくなりつつありますが、まだ、かろうじて残っているのです。近頃、韓国のお遍路さんが四国遍路に来ます、韓国のお遍路さんに、何故、四国の遍路道に来るのですかと聞くと、韓国は儒教の教えが韓国人の人間性を確立しています。また、四国遍路道は儒教の考え方が現在に残った最後の場所ですと答えました。 中国共産党の考えは国家を統治するためには、儒教の教えは都合が悪いので、過去2千年間、権力を握った者が、自分は孔子より偉いんだということを誇示するために、いつも孔子、孟子の批判をやって来たと言うことであろう。しかし、中国国民は心の中では孔子の教えは分かっていると思います。日本の戦前のような時代だから、ただ、時が来るのを待っているのだろうと思います。今回のノーベル平和賞の出来事は、中国を本来の儒教の考えに戻す出来事かも知れません。
立江川の鮒より