遍路の心

鮒の里.四国遍路19番立江寺近く.お接待処.民宿

漁眼で見る遍路....鮒の里より

2009-12-30 09:05:44 | Weblog
    年末より新年で阿波一国遍路をする歩き遍路さんへ

 年末、新年はお遍路宿が休みますので、札所近くの遍路宿をベース宿にして、予約が必要になります。例えば、18番、19、20、21、22、23番までは歩いて遍路道を行き、帰りは電車、で帰り、次の朝は22番まで電車で行き23番まで歩くということになります。鮒の里より、6か寺は送迎出来ます。

 例 、として1番より10番まで、11番より13番、13番より17番までという区切打ちがよいと思います。お遍路さんによって足の強さが違うので、自分の足に合わせて計画して下さい。
                よいお年をお迎え下さい

                        立江川の鮒より
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

魚眼

2009-12-28 10:14:36 | Weblog
 ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。
   淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたる例なし
       世の中にある人と栖と、またかくのごとし。「方丈記」より                                      
 四国遍路道を歩いて修行している修行僧のお坊さん、何回も遍路道を歩いていると、世の移り変わりが空しく、はかなく思えてくるだろう。10年も歩いていると前回、お接待を受けた人がもうこの世でおらず、野宿をした場所がなくなっている、托鉢をしていたお家が息子さんの代になりあまり歓迎されなくなっている。
 世の中というものは、いつまでもあると思うのが間違いで、川の流れの水の如しで、以前流れていた水とは違う、今年もあと少しで暮れるが、来年は、今年あったものがあるとは思わないで生きていかねばならない。

                      立江川の鮒より   
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

漁眼で見る遍路....鮒の里より

2009-12-26 07:45:15 | Weblog
    アメリカよりのお遍路さん

 昨日、飛び込んで来たお遍路さん、アメリカ人で日本に英語教師として来ているらしいです。学校が冬休みになったので四国遍路を体験しに来ましたと言っていた、姫路の学校だから比較的四国は近いので簡単に、こられましたとも言っていました。片言の英語と日本語で会話が成り立つのだから人間という者はうまくできているものだ、遍路地図は英語版の歩き遍路地図があるのにはびっくりしました。
 本当の日本文化、人間性、考え方、また、長い日本の歴史を知るのには四国遍路道を歩いて見るのが一番よくわかりますと言っていた。
 日本国には、世界では類を見ないほどの文化、歴史、人に対する優しさがあるのに何故、欧米の悪いところばかりの文化が浸透してしまったのかよくわからないのですと話していました。これからどこまで歩けるか分かりませんが1300キロの遍路道を歩いているうちには、何か分かることがあるかも知れませんと笑いながら言っていた。

                       立江川の鮒より
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

漁眼で見る遍路....鮒の里より

2009-12-25 09:58:57 | Weblog
   虫よ、虫よ、五ふし草の根を絶つな。
             断たばおのれも共に枯れなん。

 五ふし草というのは稲のことだ。虫というのは汚職役人のことを指している。だから、稲の根本まで食い尽くしたら、おまえたちだって一緒に死んでしまうぞ。いい加減にしろよ、という意味らしい。
 この歌は、薩摩藩の郡奉行の迫田太次右衛門が西郷に送った、薩摩藩の役人達を皮肉った歌らしい。
 幕末の日本は、どこの藩でもこのような役人がいて、汚職まみれの世の中になっていたみたいだ、現在の日本国に置き換えればちょうどそのような時代とそっくりである。
 民主党が現在国政を行っているが、すでに根本まで食い尽くした日本国の財政を立て直すには、改革では無理であると思う。
 根本より立て直す革命が必要であると思う。本当の革命を起こすリーダーを国民は望んでいると思う。

                     立江川の鮒より
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

魚眼で見る遍路.......鮒の里より

2009-12-23 08:55:45 | Weblog
    才知だけでは、世の中は動かない、仕事も成功しない、

 近頃のテレビ番組を見ていると、よくも、いかにも見てきたふうなことを言う解説者、評論家がいる者だと感心する。その中でも経済学者という代物は始末が悪い、人間という生物は欲の塊が生きている物だ、人を出し抜いて一儲けしようというやからばかりなのだ、いくら理論的に解析しても経済は動くはずがないのだ、単なるババ抜きをしているだけなのだ、2つのコップに交互に水を入れているだけで最後には2つのコップには水は一滴もなくなる、いわゆる、その仲介者が手数料という名目でだまし取られるようになっている。
 つまり、身体がなければ何事も出来ない、頭だけあっても、動く胴や手足がなければ、仕事は完成しないのだ。すなわち才能の底に人間の誠が存在するか否かによる、誠がなければ、手や足もきっと頭に愛想をつかすことになるだろう。
 考えを基本に戻すためにも、今回のドル安、円高、株安、投資信託で資産を減らした人達、もともと自分の欲の皮が尻から裂けたようなものだから、今度は、自分の頭、手、足を使って四国遍路道を歩いてみてはいかがかな、きっと、何かつかめるかもね、


                   立江川の鮒より
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

漁眼で見る遍路....鮒の里より

2009-12-20 09:31:26 | Weblog
     福岡県の脳梗塞のおへんろさんの現在

 以前に、福岡の脳梗塞のリハビリに四国遍路道にやって来たお遍路さんのことをブログに書きましたが、1番より19番まで1月かかって来たお遍路さん、88番を結願するのに半年かかったお遍路さんが、現在の状態の知らせを受けました。
 現在はほとんどもとの健康な体になったそうです、日常生活はなんの心配もなく去年は外国旅行にも行ってきたらしいです。2年前鮒の里に来たときは3日間送迎をして、鶴林寺、太龍寺、平等寺と一日に2ー3キロというペースでしたが、人間あきらめずに頑張れば一念は達成出来るものですね。
 それから後にも脳梗塞のお遍路さんが多く来ましたが、そのお遍路さん達に福岡のお遍路さんのことをお話しして元気づけて来ました、病は気からと言いますからあきらめずに頑張ることが大切と私自身も思うことです。


                     立江川の鮒より
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

漁眼で見る遍路....鮒の里より

2009-12-14 11:10:18 | Weblog
     西郷のリーダーシップの真骨頂

 現在の鳩山総理を見ていると、側近、各大臣、民主党議員、社民党、国民新党、の意見を聞きながら、自分からみんなを引っ張って行こうとはしないようにしているみたいだ、外部から見ていると、じれったさを感じるが、各大臣のやり方をじっと見守っている、やる気を出させているのだ、まさに、西郷の明治維新の優秀な人材にやる気を出させたやり方のように思う。
 リーダーという者は、自分がやってみて、結果を自慢するようでは最悪のリーダーになってしまう、部下もやる気をなくしてしまうものだ、いかに部下に手柄を与えるかが大事なのだ、これからの難しい難局をどう切り開くか見せてもらいましょう。

                      立江川の鮒より
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

魚眼で見る遍路...立江川の鮒、光潤より

2009-12-11 09:11:04 | Weblog
   四国へんろ旅

 真に旅を味い得る人は真に自由な人である。旅することによって、賢い者はますます賢くなり、愚かな者はますます愚かになる。日常交際している者が如何なる人間であるかは、一緒に旅してみるとよく分かるものである。人はその人それぞれの旅をする。旅において真に自由な人は人生において真に自由な人である。人生そのものが旅なのである。
                  三木清の名言より
 
 四国遍路道は、賢い者はますます賢くなり、愚かな者は自分の愚かさに気がつく遍路道でもある。老いも若きも、それぞれの人生を見つめ直す遍路道である。


                    立江川の鮒より
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

魚眼で見る遍路...立江川の鮒、光潤より

2009-12-07 15:34:49 | Weblog
    世に定めなきものは、男女のなからいなり

 今日、マスコミを騒がしているタイガーウッズさん、ゴルフは思いどうりに出来ても男女の想いはうまくいかないようだ。人間、万能でないのだから慣れぬことはしない方が懸命です、どこかのタレントのように男女関係を売り物にしている人もいるが、この人もそれなりに苦労しているのですから、人間、愛欲の煩悩で人生を狂わすことが一番疲れます。
 男、女の間にはなんの理論も成り立たないのです、仏の教えの中にも、男と女の生き方は説いてありません。
 今年のゴルフの賞金トップの石川遼君も、タイガーの別のプレーは参考にしないようにお願いしますよ。

                   立江川の鮒より
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

漁眼で見る遍路....鮒の里より

2009-12-02 08:21:45 | Weblog
    女性の信念、岩をも通す遍路
 
 昨日のお遍路さん、女性のお遍路さんで別格20番、四国36不動を歩いて巡礼しているそうです。そのお遍路さんが言うのには、88カ所参りは8回お参りしたそうです、何回も遍路参りをしていると、自分が思ってる遍路参りと少し違ってきたような気がするので、初心に戻って遍路道を歩き直すために、別格20番と36不動を巡礼をしているそうです。
 ちなみに、そのお遍路さんのお歳は65歳だそうです、修行のお遍路さんは今の時期、遍路が少なくなってから遍路道に旅立つお遍路さんが多いようです。
 そのお遍路さん、東京の人ですが自分の想いが結願するのはいつになるのですかね。

                     立江川の鮒より
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする