遍路の心

鮒の里.四国遍路19番立江寺近く.お接待処.民宿

魚眼で見る遍路...立江川の鮒、光潤より

2009-09-27 07:20:49 | Weblog
      こだわりと変革
 本来日本人は変革には臆病な人種のようである。国、地方、また各種団体の組織は今の時代にそぐわない慣習、慣例を改めようとはしない。また、庶民も権力者に異議を申し立てようとはしないのだ。古い「しきたり」や「ならわし」を打ち破るのは大変なエネルギーがいることなのだ。人間関係に支障も生じるし、自分と世間の折り合いをうまくつけることが難しい、だからどうしても先延ばしの方法を取ってしまうことになる。
 だが、今日のテレビ、マスコミの報道を見ているとそのような時代は終わったような気がする。国、官僚、地方役人の悪事を暴露する番組が視聴率が高いというのも、国民がやっと権力者の実体を見抜いた証だと思います。
 現在の日本の権力者は今までの慣習、慣例にこだわりなく、勇気をもって政治を行ってほしいと思います。
 まさに、仏教の教えのように「こだわり」をなくし「空」の如くです。
 
                 立江川の鮒より
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漁眼で見る遍路....鮒の里より

2009-09-22 15:50:25 | Weblog
     蜘蛛の巣にかかった蝶はかわいそうか?、、、
 一匹の蝶が蜘蛛の巣にかかって、何とか逃げようともがいている。これを見て、蝶が可愛そうだから逃がしてあげようとする。普通の考えだったらそれが正しいと思うだろう。しかし、それは見た目で蝶が綺麗で可愛いから、思うことであって、とかく人間という生物は姿や表向きの感じだけで判断するようだ。
 今の世の中、そのような世間の間違った判断で加害者か被害者かよくわからない事件があまりにも多いような気がする。たとえばお金を貸した人は、困っているのだからと思って情けをかけると、返してもらうときには悪人のように批判されることがよくある。
 純金の仏像はありがたく拝む人達は多数いるが、おなじ純金の豚の置物は拝む人はいないだろう、溶かしてしまえば同じ純金なのだが、人それぞれ価値観が違うのが、この世の中を悩ましているのだ、良くも悪くも自分の考えを信じて生きていくことしかないのだろうか、、、、、、?

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2009-09-20 07:12:08 | Weblog
     「屠所の羊」

 屠所の羊より愚かな自民党の議員、屠所の羊なら己の運命に気が付いているが今の自民党を見ていると自分達のしでかした過ちにも気がつかず、過去の栄華をただ夢見ているように思う。
 国民は自民党に期待をして今回の選挙の結果を出したと思うが、党首を選ぶことさえ時代錯誤の感じがする、今の自民党を見ている国民は、かなり昔より政権を担う能力がなかったのではないかと思う。ただ、補助金という武器で各種団体を脅し続けて、いままで政権を守ってきただけだったように思う。
 権力という人間の最大の煩悩にとりつかれたいた自民党に、目に見えぬ大きな力が今回の選挙結果をあたえたことに速く気がつくことが肝要かと思います。

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2009-09-15 08:07:09 | Weblog
      落花枝に帰らず
 一度散った花は、二度ともとの枝に帰ることはない。破綻した物事は、どんなに嘆いても、もとのようには戻らない。だから、一瞬一瞬を大事に、今を精一杯に生きなければいけないというのが仏の教えです。
 今の、自民党を見ていると、このことさえも気がついていないような気がする。
自分達の愚かさに気がつくのには、まだまだ時間がかかりそうだ。
 民主党の菅さんは、5、6年前になるだろうか、民主党の党首の時代に年金問題の未納三兄弟発言で辞職したときに四国遍路道を歩いた、私、立江川の鮒と18番恩山寺より20番鶴林寺まで遍路道を一緒に歩いたときが思い出されます。
 あのときの菅さんの遍路修行の気持ちは、いろいろな想いが超越されて今日の民主党の躍進につながったのかも知れませんね、これからの民主党の政治は国民の気持ちになって政治を行っていくと信じております。
 二度とおなじ過ちを犯さないように、四国遍路道を思い出しながら、

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2009-09-11 09:41:00 | Weblog
    善、悪、の境の基準はどこにある
 今回の千葉県の裏金の問題がテレビで報道されているが、国民はの気持ちからすれば役人という人種は我々の、善、悪の境とは違うのだからと思って見ている人が多いと思います。国、県、市、町、この役人達はほとんどの価値観が今回の出来事は悪とは思っていないと思います。
 この世の中どんな場所でも、善と悪の境が違うのが不思議だ、人それぞれの生きている場所で価値観が違っているので、おのずと善と悪の違いが出てくる。
 では、善と悪の境はどこにあるのだろうかと言うことになってくる、この世の中にはそのことについて様々な教えを説いた書物もありますが、結論は出ていないと思います。
 此岸で生きている我々は、煩悩というどうにもやっかいなものを背負っているのだからしかたがないのだ。
 四国遍路道が何千年も続いているのも、善と悪の境を自分の気持ちの中で探し出す遍路道かも知れないと思います。

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2009-09-08 16:55:43 | Weblog
   此岸は諸行無常

 この世の中には変わらないものは何もない、いつまでも若いままではいられない、裕福な生活もいつかは終わりが来る、そして何よりもいつかは命の終わりが来る、このように刻一刻と変化していくことは「苦」である。
 今回の自民党政権が滅びたのも、諸行無常である、民主党も勝っておごることなく、精進しなければいつか滅びることになるだろう。
 民、百姓のことを考えなくなった権力者は、かならず滅びるのは歴史が証明している、「苛政は虎より猛なり」の如くである。

      
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2009-09-06 09:40:50 | Weblog
   此岸と彼岸

 此岸は私たちが住んでいる世界のことであるが、欲や煩悩にまみれた世界である。さまざまな苦悩に堪え忍ばねばならないこの世界を、サンスクリット語では「サハー」という。忍土という意味である。
 これを中国語では「娑婆」と書く。世間のことを俗に「しやば」というのは、ここからきている。
 彼岸、釈迦が「彼岸へ渡れ」と説いたように、彼岸は人々が欲や煩悩から解放された世界である。彼岸はサンスクリット語で「パーラム」渡ることを「イター」という。パーラムとイターをつなぐとパーラミターとなる。これは有名な「般若心経」の一節、波羅蜜多のこと。般若心経は大乗仏教の基本経典で、まさしく「彼岸へ渡る」ことを説いたものであった。
 暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので、彼岸が近づくとお遍路さんが彼岸花の咲く遍路道を歩きはじめるようになる。

                  仏教早わかり百科より引用
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2009-09-01 10:15:35 | Weblog
     大威徳明王
 大威徳明王は五大明王のひとりで、阿弥陀如来の使者である。
阿弥陀如来の智慧を守り、その妨げとなるものを退治する役割を担っている。青水牛にまたがっているのが最大の特徴。正面の顔の上にさらに三つの顔があり、合わせて六つの顔をもつ。六つの顔は、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人、天、の六道のすべてを見渡し、六本の手は布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧の六波羅蜜を行い、守ることを誓っている。六本の足は六つの通力を成就することを意味しているという。「仏教はやわかり百科」より、
 その、大威徳明王によく似た仏像が、鮒の里の前の不動明王の隣に坐っている。誰に聴いてもあまりよくわからないので、四国遍路に来る人で誰か大威徳明王のことを知っているお遍路さんがいたら、是非立ち寄って見てください。

                  立江川の鮒より
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