遍路の心

鮒の里.四国遍路19番立江寺近く.お接待処.民宿

漁眼で見る遍路....鮒の里より

2008-04-30 08:42:36 | Weblog
     遍路道、鳴門の渦潮の如く

 四国遍路のお遍路さん、みんな世の中の渦にもまれて生きてきた。人それぞれの渦の中、大きな渦、小さな渦、また曲折した渦の中で苦しんで生きてきた。
 
 今度は鳴門の大渦のように、小さなことにくよくよせずに、おおらかにダイナミックに今までの生き方を洗い流して、新しい自分を見つけてほしいものだ。

 徳島に着いたら、今が見どころの鳴門の渦潮を見てみるのも、価値の違う遍路道かも知れない。
                    立江川の鮒より
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漁眼で見る遍路....鮒の里より

2008-04-29 10:57:30 | Weblog
    弘法大師も地元のお百姓さんの馬車に乗せてもらったかも。      
 連休が始まった。歩き遍路さんが重い荷物を背負って遍路道を歩いている。初めて四国遍路に来たのだろう、歩くことにこだわっている、お遍路さんが多くいる。
 
 弘法大師も四国の山道を歩いていて、足の痛いとき、身体の悪いときもあったはずです。そのときは足が治るまで、また天気の悪いときは急がず、天気、身体がよくなるまで休んだはずです。 
 四国遍路道、調子の悪いときは、休むという、勇気が必要です。

                     立江川の鮒より
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漁眼で見る遍路....鮒の里より

2008-04-27 09:09:11 | Weblog
       鉄人29号のお遍路さん来る 
 
 昨日、29歳の女性のお遍路さんが、やって来た。四国遍路道は今回で2回目だそうです。22番平等寺までお参りを済ませて、4月27日は徳島マラソンに出場するそうです。四国三郎、吉野川の北岸登り、南岸を下るフルマラソンです。

 まさに、鉄人29歳みたいなお嬢さんです。普通のお遍路さんは19番立江寺につく頃には、足の裏に肉刺をこしらえるのが普通ですが、そのお遍路さん体格もよしなかなかの美人です。若い者はこのくらい元気がなければ、子供を産んで育てる大事業をするのですから、女性は強くなければならないのです。

                    立江川の鮒より
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漁眼で見る遍路....鮒の里より

2008-04-24 08:20:30 | Weblog
    「急ぐ」、 谷川俊太郎さんの、詩より。
 こんなに急いでいいのだろうか、田植えする人々の上を、時速二百キロで通りすぎ、私には彼らの手が見えない、心を思いやる暇がない、

 今、十九番、立江寺のあたりは田植えの最中です。昔と違って手では植えていないけれど、田植機でゆっくり田植えをしている。それを見ながら歩き遍路さんがゆっくり遍路道を歩いている。今までの自分の人間生活を、ふり返りながら農家の人々の田植えの作業を、どんな気持ちで見ているのだろうか、.....
 これも、人それぞれの遍路道かも知れない。

                       立江川の鮒より
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2008-04-21 16:56:52 | Weblog
  幼児のお絵かき、
 
 ある保育所で子供達の絵を見たときに、子供が見たものは何のこだわりもなく正直にあるがままのことを描いている。
 お遍路さんを描いている絵には、バスに乗った、お寺巡りのお遍路さんと、歩き遍路のお遍路さんを描いている。それを見たとき何か現在の世の中の「ひずみ」を感じたような気がしました。
 子供には何の意図もなく描いたお遍路さんの一枚絵からは、いろいろな大人の世界が見えて来ます。
                     立江川の鮒より
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2008-04-15 08:19:48 | Weblog
   
     同行四人、夫婦遍路
 近頃、ご夫婦のお遍路さんが多くなった。長い間、二人で力を合わせて苦しい人生を生き抜いて来たのだろう、そんなご夫婦のお遍路を見ていると、このままいつまでも元気でいてくれるよう願うばかりです。
 
 そのお遍路さんが言うのに、元気で長生きをすれば、息子や、娘達が歳をとって親の気持ちがわかるようになるまで生きて、子供達に親孝行のまねごとをさせようと思います。親というのは子供のことをそこまで考えるのですね。
 若いうちは、そのことがわからないのが普通ですから、子供達がわかるようになるまで生きることが大切です。
                     立江川の鮒より
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2008-04-11 10:08:58 | Weblog
    うるう年の逆打ちの遍路道
 
 今年はうるう年、逆打ちのお遍路さんが多い、逆打ちの遍路道は順打ちの遍路道の三倍は難しいともいわれている。しかし、三倍の苦労は何ものにも変えれないと逆打ちのお遍路さんが言っている。

 遍路道、表より体験する遍路道、また裏側より見る遍路道も人間の生きざまを感じながら歩く遍路道かも知れない。

 順打ちの遍路さんとすれ違うのも、自分の表を見ているのかも知れない。
 
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2008-04-07 10:22:09 | Weblog
  電車の時刻表みたいな、お遍路さん
 
 昨日、旅立つたお遍路さんまるで電車の時刻表のようだ。四国遍路道の交通機関の時刻表をすべて調べていた。宿も四国中の予約をしているそうだ。

 そのお遍路さん、何か勘違いをしているようだ、四国遍路旅は時間にとらわれずまた何事にもこだわらず、今の自分を見つめ直す頭陀行の遍路旅です。

 やがて、そのお遍路さんも苦しい遍路道を歩いていると、自分を取り戻すでしょうね。
                       立江川の鮒より
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漁眼で見る遍路....鮒の里より

2008-04-01 09:55:04 | Weblog
  心の鏡
 
 一、いつもりで、低いのは、「教養」低いつもりで、高いのは、「気位」
 二、深いつもりで、浅いのは、「知識」浅いつもりで、深いのは、「欲」
 三、厚いつもり、 薄いのは、「人情」薄いつもりで、厚いのは、「面の皮」
 四、強いつもりで、弱いのは、「根性」弱いつもりで、強いのは、「我」
 五、多いつもりで、少ないのは、「分別」少ないつもりで、多いのは、「無駄」

 自戒自照、
     長いようで、短いのは一生、いつ死んでもよし、いつまで生きてもよし
                     
                       立江川の鮒より
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