遍路の心

鮒の里.四国遍路19番立江寺近く.お接待処.民宿

漁眼で見る遍路....鮒の里より

2009-11-28 09:13:56 | Weblog
    迦楼羅の鳥、  「仏教の想像上の鳥」

 八部衆の一。須弥山世界の四天を翔けり、竜を取って食とする。翼は金色、頭には如意珠があり、常に口から火焔を吐く。その大きさは三百余里という、密教では梵天などが衆生を救うために化身したのだという。我が国でいう天狗はこの変形を伝えたものともいう。
 不動明王の光背に迦楼羅の鳥がくちばしを見せて炎の中におられる、我々の煩悩を食べてくれるらしい、十三仏の一番で彼岸に旅立つ時には、三途の川の岸で迦楼羅の鳥に欲の皮を食べてもらわな彼岸にわたれませんな。
 あまり、欲の皮が厚いものは、さすがの迦楼羅の鳥も食べてくれないそうですよ、政治屋、官僚、役人の人達あなた方の欲の皮はかなり厚いようですね。


                   立江川の鮒より
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魚眼で見る遍路...立江川の鮒、光潤より

2009-11-25 07:34:03 | Weblog
     汝の心一つ

 栂尾高山寺の明恵上人さんの説法の言葉に、国、企業、組織のリーダーは自分の考えを伝えるのに自分自身の行動が一番大切であると説いてある。
 今日の国会、地方議会、また各種団体のリーダーは庶民が納得できる行動が行われているか疑問だと思う、現在行われている仕分け作業を見ていると、庶民に指摘される前に各省庁の責任者は、自ら誤りを申告しても良いと思うのだが、何故か自分達の誤りを正当化しようとしている。
 今日の財政の危機を招いたのは、何十年とリーダーの考えが間違ってきた結果です、赤字国債で借金がふくらんでどうにもならなくなっての今日の仕分け作業になってるわけですから、「汝の心一つ」で庶民もわかってくれると思います。

 鳩山総理、あなたの行動も汝の心一つですぞ。
              ネクタイを日々かえるだけではだめですよ。

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漁眼で見る遍路....鮒の里より

2009-11-20 08:27:12 | Weblog
   天に口なし、人をして言わしむ。

 天に口があるわけでない、身近なそばにいる奥さん、ご主人、近所のおばさん、おじさん、職場の同僚、後輩、などの人の口を通して真実の言葉があなたの耳に届く。
 身近の人が親切に忠告してくださる。それをきちっと受け止めることができる人間こそが、孔子の言葉に六十にして耳順うという教えです。
 我々、凡人ではなかなか人の話を素直に聞くということは難しいですが、今現在国会で仕分け作業をテレビで見ていると、官僚の人達は、ここまで誤ったことをしていてもまだそれに気がつかないとは、恥ずかしいを通りこして情けなくなる思いです。
 あの聖人の孔子ですら、六十になってようやく天の声、真実の声というものに素直に耳を傾けることができるようになったというのだから、官僚、役人、政治屋ごときではなかなか難しいですね。

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漁眼で見る遍路....鮒の里より

2009-11-16 17:06:40 | Weblog
   人間の欲と十二単姿
 
 人間の欲というものは、十二単の着用順序の如くで最初は小袖に緋の長袴を着る、身丈が長く、裏地のない単を襲ねる、だんだん、派手な立派な表着を襲ねるようになる、まさに、人間の物質、名誉、金銭、いろいろな欲の如くである。
 人間が彼岸に渡るとき、三途の川を渡らなければならない、そのときには欲の皮を脱がなければ三途の川は渡れない。欲の皮を重ね着をしていると三途の川岸で、のたうち回ることになる、人間、起きて半畳、寝て一畳とはよく言ったもので、余分なものを持ちすぎるとろくなことはない、鳩山総理も余分なものを持ちすぎるから今回のようないらぬ心配をしなければならないのだ。
 四国遍路道を歩きながら、いらぬものを捨て去ってはいかがかな、頭陀行の如くですぞ。

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漁眼で見る遍路....鮒の里より

2009-11-14 08:54:47 | Weblog
   老いの美しさ

 ご夫婦で遍路道を歩いていく、その姿を見ていると長い間人生を経験して、甘いも辛いも乗り越えてきたのだろうなと思います。
 長い夫婦生活のあいだには、人には言えぬことが多くあったと思いますが、今日二人で四国遍路道を歩けるということは幸せな人生だったのだろう、同行二人といいますが、同行四人の遍路道はまた違った意味の遍路道かも知れません。
 ご夫婦のお遍路さん、いつまでも元気でいてくださいと思うばかりです。

              
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漁眼で見る遍路....鮒の里より

2009-11-11 12:57:28 | Weblog
   日テレのキヤスター、丸岡いずみさんへ

 丸岡さん、あなたの育った徳島県に四国遍路道というすばらしい文化があります。当然ご存じとは思いますが、切幡寺より藤井寺へ行くあたりの遍路道があなたが青春時代を過ごした吉野川の川沿いです。ある雑誌のコメントに吉野川のことをなつかしく語っていたのを拝見しました。
 大変お忙しくて、遍路道を歩く時間がないとは思いますが、もし、徳島に帰られることがありましたら、気持ちを切り替えるつもりで遍路道をのんびりと歩いてみてください。また、違った徳島を見つけることがあるかも知れませんよ。
                            忙中閑の如くです

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漁眼で見る遍路....鮒の里より

2009-11-06 09:19:18 | Weblog
    マラソンランナーのお遍路さん

 この間のお遍路さん、走って遍路道を行くらしい、一日にどれくらい走りますかと聞くとお寺でお参りしながらで、一日で50キロぐらいと言っていました。
 四国遍路道のお遍路さん、さまざまなお遍路さんがいますが、走って遍路参りをする人は初めてですと言ったら、マラソン選手の練習に比べれば楽なものですと言っていました。
 歩いてもよし、走ってもよしの遍路道ですから、自分の体力に合った遍路スタイルで88番まで結願できれば良いと思います。何事もこだわりを捨てるのが遍路道ですからね。

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