遍路の心

鮒の里.四国遍路19番立江寺近く.お接待処.民宿

漁眼で見る遍路....鮒の里より

2010-01-28 09:04:29 | Weblog
    人を騙すよりも騙されよ

 昔の人達は、子供達にそのような言葉をよく言っていたように思う。だが、現在の世の中は人をいかにうまく騙すかで、ビジネスを成功している者が多いように思う、法に触れない手法で消費者を騙している。
 西郷隆盛の教えの中に「事を行う場合には、正道を踏んで至誠を推し進め、けっして詐欺を用いてはならない」人間の多くは、仕事がうまくいかないで障害にぶち当たると、よく詐欺を用いてこの障害を突破しようとする。しかし、一時的にそういうことが成功しても、必ず揺り返しがくる。そして事全体が崩れてしまう。正しい道というのは非常に遠回りのように思えるけれども、先行きはやはり成功を早めるものだ。
 西郷隆盛の教えは、現在の日本があらゆるところで混迷しているのは、本来の日本人の考えに戻すことが一番大切であると言うことなんだろう。

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漁眼で見る遍路....鮒の里より

2010-01-23 07:52:14 | Weblog
    四国遍路道の周回

 この頃、遍路道を何回廻って来ました、納札の色が何色とかをよく話題にしている遍路がいます。今朝旅だったお遍路さん、88回札所の数だけ遍路道を歩きたいと言っていました。弘法大師さんだって7年間で21回遍路をしたとも言われていますが、その遍路道を歩くうちに、様々の行動を庶民に授けて行ったのです。
 遍路道をただ歩くだけでは、あまりにも能がないのではないだろうか、歌の文句にあるように、百里千里を歩いてみても歩くばかりじゃ能がないと歌われています。
 真念さんも中務茂兵衛さんも何百回となく遍路道を歩いているが、遍路道に270余基の道標を遍路道に残している。
 我々、在家のものは3回ないし4回廻って納札の色が白色までに何かつかまないと、後はいくら廻ってもただ目が回るだけだろう。


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漁眼で見る遍路....鮒の里より

2010-01-12 10:04:12 | Weblog
   評論家見てきた風な嘘をつき

 現在の報道番組を見ていると、あらゆるところで評論家という代物が出演している。見ている方はかなりいい加減なことを言ってるようにも見えるが、評論家自身は自分が行動を起こしたわけでないのにすばらしいことを言ってるときがある。我々庶民はあまり勉強をする時間もなく、知識もあるわけでない、でも、他人の言った言葉よりヒントをもらうことはよくある。言ってる本人は気がつかずに言っているのに、自分に置き換えれば納得することがある、我々庶民はそのヒントを受けて、今度はそれを自分のものとして呑み込み、再び吐き出すときには、自分なりの経験、活動に付加価値をつけて行動すれば新しい考え方が見つけることが出来てくると思う、これからの厳しい経済での生活をしていくのには、自分自身の考えを信じて生きていくしかないのだろう。


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魚眼で見る遍路.......鮒の里より

2010-01-07 10:14:17 | Weblog
    福山のお遍路さん、無事、着きましたか、

 昨日、瀬戸内海の離れ小島からきたお遍路さん、2日の休みを利用してお遍路に来た若い女性のお遍路さん、18番より22番まで歩いてその日の夕方に自動車でしまなみ街道の橋の下の島まで帰ったお遍路さん無事お帰りになりましたか。

 若いということは、すばらしいと言うか元気と言うか、なんか心配になりますね、高速道路でも4時間はかかると思いますが、歩いて、身体も疲れているので運転も気をつけて下さい、今度、四国遍路に来られるときは、もう少しゆっくり歩き遍路が出来るように計画してくださいね。

                       鮒の里より

                      
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漁眼で見る遍路....鮒の里より

2010-01-02 09:15:24 | Weblog
     新年、明けましておめでとうございす
          皆様のご多幸をお祈り申し上げます
        本年もよろしくお願い致します。
       
                       平成22年  元旦

                               鮒の里
 
 元旦に旅立ったお遍路さん、朝より小雪降るなかを鶴林寺に向かって歩き始めたその後ろ姿を見送りながら、これからの日本を物語っているような気がした。
 現在の日本は成熟した果実が枝より落ちようとしているような状態のようだ、あらゆるところでこのようなことが起き始めている。
 これから、我々はいかに軟着陸するかを考えて生きなければならないと思う、ただ、一番になることだけを考えずに、みんなで残されたものを如何に大事にしていくかがこれからの課題だろうと思う、それには自分だけが勝ち残るという考え方を見直さなければならない、現在、安売りが流行っているがこれは必ず自分の首を絞めるようなものだ、消費者もよく考えなければならないと思う。

                       立江川の鮒より
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