遍路の心

鮒の里.四国遍路19番立江寺近く.お接待処.民宿

魚眼で見る遍路...立江川の鮒、光潤より

2009-03-28 12:03:11 | Weblog
   遍路道のさくらとツバメ

 今年のさくらは、いつもの年より早く咲きそうな気がしたが、さくらも心得たもので遍路道にお遍路さんが来るのを待っていたのかのように、今やっと咲き始めた。自然の植物は人間に様々なことを感づかせるように、また、人間の想いを察するような成長をするように思う。
 人間が気がつかない変化を知らせてくれているのだが、我々はそれを見逃していることがある、たとえば、ツバメの飛来する数か゛少なくなってきた飛来してもあまり巣作りをしなくなった、軒先にツバメの巣の空き屋が多くあるのでツバメは去年の巣をリホームするだけで卵を産んで子育てをするのだ、まるで現在の若者が子育てしているのと同じだ、ツバメの世界も少子化が進んでいるように思う。
 このような現象は我々に自然が何か伝えようとしているのだが、ーーーーー
                   立江川の鮒より


 
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漁眼で見る遍路....鮒の里より

2009-03-21 08:05:06 | Weblog
       「道程」
               高村光太郎、、詩集より
 僕の前に道はない、僕の後ろには道が出来る、ああ、自然よ、父よ僕を一人立ちにさせた広大な父よ、、、、、、
 
 へんろの前に道はない、へんろの後ろには道が出来る、ああ、大師よ僕を一人立ちにさせた広大な大師よ、僕から目を離さないで守る事をせよ、常に大師の気魄を僕に充たせよ、この遠い道程のため、この遠いへんろ道のため、

 若人よ、想い悩める若人よ、悩むより、さー、旅立とう、へんろ道へ

                     立江川の鮒より 
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漁眼で見る遍路....鮒の里より

2009-03-16 14:24:04 | Weblog
   へんろの心得と、宮沢賢治

 宮沢賢治の詩集のなかに「雨にもまけず、風にもまけず、雪にも夏の暑さにもまけぬ、丈夫なからだを持ち、欲はなく決して瞋らず、いつも静かに笑っている」
 まさに、へんろの心得のような気がする。四国へんろ道を歩いているお遍路さんを見ていると宮沢賢治さんが我々に伝えたい気持がよくわかるような光景になっている。
 遍路道とは、この気持ちを伝えようと、御大師さんは言っているのかも知れない。

                     立江川の鮒より
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漁眼で見る遍路....鮒の里より

2009-03-13 09:52:58 | Weblog
   楓の木、、、「ふうの木」

 昨日、埼玉県の松本さんといわれるお遍路さんが鮒の里に泊まった。
そのお遍路さん、大変なへんろ通で立江寺19番より鶴林寺に行く遍路道の側に櫛渕神社がある、そこの境内に「ふうの木」がある。地元の人達もあまり知らない大きなふうの木である。そのふうの木は日本に何本しか無い珍しい木のようです。
 徳川吉宗が中国より献上され江戸城に植えた、後に日光東照宮に植えたようです。それと宇都宮にもあるらしいです、松本さんが言われるのに徳島県の19番札所の近くに何故あるのかわからないので、鮒の里さん調べておいてくださいと言われました、四国遍路道不思議なことが有りすぎて調べていると、なかなか前に進めない気がします、詳しいことは後日のことにします。
                     立江川の鮒より
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漁眼で見る遍路....鮒の里より

2009-03-10 11:31:32 | Weblog
   団塊世代の遍路道
 終戦直後に、この世に生まれた人達が700万人から800万人ぐらいあるらしい、
どんな場所に行っても競争をしなければ生きていけない人生を送ってきた人達である。その人たちが定年退職になってきた、やっと自分の自由な時間が持てると思いきや、世の中、大不況の嵐のまっただ中である、どうもこの団塊の人達は世の中の巡り合わせが悪いようになっているようだ。
 家庭では、今まで家にいなかった亭主が一日中いるのが慣れないというのか、何故か落ち着かない気がしてくる。そこで時間をたっぷり使えることと言えば四国遍路道を歩くことである。亭主元気で留守がいいとはよくいったものである、家庭で粗大ゴミ扱いされるよりは、遍路道で命の洗濯をしてみてはいかがかな。
 晩年の生き方が思いつくかも知れませんよ。
                       立江川の鮒より
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漁眼で見る遍路....鮒の里より

2009-03-07 10:16:26 | Weblog
   雲雀より、空にやすらふ峠かな、

 四国霊場、11番藤井寺より12番焼山寺までの遍路道を8キロ程のぼると、身の丈5メートルほどのお大師さんが立っている、その前の広場で休憩していると山の下の方で雲雀が鳴いているのが聞こえてくる、自分がずいぶんいところまで登ってきたものだと気づく、
 ところが焼山寺はそんなセンチメンタルな想いを吹き飛ばしてくれる、遍路道はそんな甘い気持ちでは歩けませんと、いやと言うほど思い知らされます。
 その頃になると、何故遍路に来たのか自問自答する長い苦しい時間がやって来ます。
                   立江川の鮒より
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魚眼で見る遍路.......鮒の里より

2009-03-06 08:06:51 | Weblog
   木の芽起こしの雨です。
 彼岸が近づくと木の芽起こしの雨が降る、遍路道に木の芽の青臭い独特の臭いが漂ってくる。
 毎年ながら木の芽の臭いがするとお遍路さんがやってくる、その遍路姿を見ると今年も平和な一年であってほしいと思います。
 やがて、ツバメがやってくる、田んぼには菜の花が咲き乱れ、桜の花のつぼみがふくらみ赤く色づいて来ます。いつもと変わらぬ時が過ぎていくのが本当の幸せでしょうね。
       「木のもとに、汁も鱠も桜かな」

                   立江川の鮒より
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漁眼で見る遍路....鮒の里より

2009-03-03 07:13:14 | Weblog
    鳩山総務大臣に一言申し上げ候

 今朝のテレビの番組で言っていたお言葉は、麻生総理と同じ程度の言葉の軽さですね。
 東京の郵便局の開発問題で現地視察は宜しいですが、開発で日本の歴史ある文化、文明を壊してもいいのかと言うご意見でしたが、そもそも自民党の政策が今の日本の文化、文明、歴史遺産、また道徳を壊してきたのではないのですか、今更貴方の意見は国民からすれば、自民党内の権力争いの最たるものにしか映りません、
 国民を騙すなら最後の最後まで騙し続ける能力が必要ですよ、今の自民党の能力、悪知恵では、下手な考え、休むに似たりですよ。

                      立江川の鮒より
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