鮒の里

　　　　お遍路さんも足止め台風２号

　五月に台風が四国沖を通過することは珍しいことだ、梅雨入りが例年より１０日も早く、おまけに台風まで早くやってくるとはどうしたことだ。お遍路さん、どしゃ降りの遍路道を行くわけにもいかず鮒の里で連泊することになった、少しの雨なら大丈夫ですと言うのですが、鶴林寺、太龍寺の遍路道は谷川のようになってるでしょう、無理はせず今日は遍路の足やすめですと言いました。
　長い遍路道色々なことがありますが、こんなに早く台風が四国までやってくるのも珍しいことで今年はお遍路さんもあまり経験のないことがあるような気がします。地球の気象もかなり違ってきているようです。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　立江川の鮒より



　　　　　

鮒の里

　　　四国遍路道は五月晴れ

　五月に入ってようやくお遍路さんが多く遍路道を歩くようになってきた。私たち徳島育ちの者は震災の現状はわからないが、この間のお遍路さんは福島県よりお遍路に来ました、定年退職して遍路に行こうと思ってたやさきに、震災で２カ月送らせたそうです。
　関東地方の人達も少し気持ちが落ち着いたのか、四国遍路に来られるようになってきました。我々庶民の出来ることは亡くなった方の供養を祈って遍路道を歩くことしか出来ないのですと言っていました。私たち四国の者は遍路道に関東地方の人達が遍路道を歩き出したことが一番安心したような気がします。これからは遍路道のように長い苦しい復興という道のりがありますが、日本人みんなが力を合わせる時だとも思います。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　立江川の鮒より

鮒の里

　　　　　現場と机上の違い

　今回の原発事故で国民は学者の机上の計算がいかに現場と違いがあるかよくわかったと思う。確かに学問的には机上で計算されないとわからないが、現実は計算通り成らないのが普通と思います。原発の専門家と言ってる学者、官僚がいくら説明しても国民は信用していない、現場で経験を積んだ専門の学者、技術者が本音で説明をしないと風評被害が世界中に広がってしまうと思う。
　とかく、なんの経験もない者がいかにも知ったかぶりをするのは世の常であるが今回の事故は地球の存亡にかかわることである。本当のことを報道すれば国民がパニックになると思っているのなら間違いである。国民からすればパニックになっているのは関係者の人達だと思う、いくら会議をしても現場がわかっていない者がいくら考えても何の役にも立たないのだ、ーーーー下手な考え休むに似たりですよ。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　立江川の鮒より

鮒の里

　　　放射能除去装置を求めて、イスカンダルに出発するヤマト

　人間が神の聖域に手を入れるとマンガの世界になる。人間のわずかばかりの智恵を使って便利さだけを求めると今日の出来事になってくるのだろう。
　遺伝子の組み換え、臓器の取り替え、生殖の研究など人間が手を入れてはいけない聖域があると思う。人間の姿はしているが人間の心を持たない生物が出来てくるのだろう。
　現在、そのような人間がかなりこの世の中に存在しているのではないだろうか、人として考えられないような事件が起きるのはそれを物語っている。
　この間の、仕分けの時にある政治家が一番でなければいけないのですかと科学者に聞くと、学者は一番に向かって努力しないと世界のレベルに達しないとコメントした。
　ある政治家が言った一番でなければいけないのですかと言った意味が、科学者には理解できないのだろう。そこですでに人間の姿をした別の生物になっているのだ、今回の原発事故の説明をしている関係者の人達はかなり別の生物に成りつつある状態だろうと思える、やがて、人としての心を持たないマンガの世界の姿、形に進化するのだろう。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　立江川の鮒より

鮒の里

　　　　　菅首相、遍路道を歩いた時の気持ちを思い出せ。

　菅さん、貴方はどうなってしまったのですか、まるで別人になっているようですよ　、今までの自民党の政治屋と同じではありませんかね、貴方に失う物は何もないはずです。何を考えているのですか早く自分を取り戻してください。被災者の皆さんのことを考えるなら何も余計なことを考えなくてもいいじゃないですか、責任は自分が全部取ります、腹を切る覚悟だけでいいのです。そうすればどんな決断も出来るでしょう。東電の官僚さんと行動を一緒にしているようでは今回の事故の解決は出来ません。官僚、役人は責任を取る人はいません。菅さん貴方が決断すればいいことなんです。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　立江川の鮒より